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【マラソントレーニング】元世界記録保持者監修のアプリがおすすめ

【マラソントレーニング】元世界記録保持者監修のアプリがおすすめ

元マラソン女子世界記録保持のポーラ・ラドクリフが監修する「running.COACH(ランニングコーチ)」というアプリがあります。目標のレースとタイムを設定すると、自分用にカスタマイズされたトレーニングプランを提案してくれます。自分はこれでサブエガ(フルマラソン2時間50分切り)を達成しました。

当ブログでは広告を利用していますが、紹介するランニングアイテムはすべて自費で購入し、忖度なしでレビューしています。

更新日: 公開日:

目次と内容

running.COACHで出来ること

running.COACH」はドイツのテック企業Quevita AGが開発したマラソントレーニング用のモバイルアプリです。ポーラ・ラドクリフ(マラソン女子元世界記録保持者)やフランク・ショーター(ミュンヘン五輪マラソン男子金メダリスト)を始め、長距離陸上界の著名人がトレーニングプランを監修しています。

モバイルアプリだけでなく、Webサイトからも利用できます。

2023年12月時点では日本語のサポートはなく、英語で利用する必要があります。

自分だけのマラソントレーニング

running.COACHは目標のレースやタイムに向けて、完全オリジナルのマラソントレーニングを提案してくれます。しかもジョグやロング走、インターバル走やペース走など、トレーニングプランが豊富です。

具体的で迷わない

しかもトレーニングプランが分かりやすく具体的。例えばある日の「1.6kmインターバル走」では本数とペース、レスト時間、ウォームアップとクールダウンの時間が細かく書いてあります。

Garminのワークアウトと連携

さらにトレーニングプランをGarminのワークアウトに自動で転送してくれます。Garminで起動すれば、ウォームアップ→インターバル走→クールダウンの順番で指示を出してくれます。インタバール走ではスプリント→レストの切り替えタイミングも教えてくれます。

Garminからアクティビティの転送が可能

Garminをはじめスマートウォッチで記録したアクティビティをrunning.COACHに自動で取り込むことができます。実測データをもとにトレーニングプランが進化していきます。

細かくカスタマイズ可能

その他、ランオフ期間やレースを複数設定することも可能。それらを加味してトレーニングプランをカスタマイズしてくれるので、レースのためにマラソントレーニングが中断される心配はありません。

無料版と有料版の違い

running.COACHは無料でも利用できますが、使える機能がかなり制限されます。

無料版

無料版の機能は次のとおり。

  • 自分だけのマラソントレーニング(1ヶ月分のみ)
  • Garminからアクティビティを転送

有料版

ブロンズ・シルバー・ゴールドの3つのプランがあり、一番下のブロンズに登録すると次の機能が使えます。

  • 自分だけのマラソントレーニング(契約期間内)
  • Garminからアクティビティを転送
  • Garminのワークアウトと連携

さらに上のシルバー・ゴールドのプランに登録すると、プロのマラソンコーチに相談できるようになります。料金体系(12ヶ月分・年払い)は次のとおり。期間限定のキャンペーンで価格が変動するため、詳しくは公式サイトを確認してください。

  • ブロンズ:119ユーロ
  • シルバー:179ユーロ
  • ゴールド:1,050ユーロ

最小のコストでマラソントレーニング機能をフルで使いこなすならブロンズがおすすめです。自分も2019年からブロンズを使い続けています。

パーソナル設定

自分だけのマラソントレーニングを作成してもらうには、初期設定が必要です。まずはランニング歴や直近の自己ベストなど、今の自分の走力についてインプットします。

次に、走れる曜日やポイント練習・ロング走を行う曜日を選びます。例えば毎週金曜日をランオフの日とし、木曜日にポイント練習、土曜日にロング走といった設定が可能です。

最後に目標となるレースを入力します。すると予想タイムが表示されます。またトレーニングプランに

脱自己流トレーニング

自分は2017年頃まで自己流のマラソントレーニングを行っていました。本やネットで調べた情報をもとに自分でトレーニングプランを組み立てたり、その日の気分や調子によって内容を変えたりしていました。

しかし運動生理学のプロでない限り、自己流トレーニングを続けていると、本来追い込むべき時にサボってしまい記録が伸びなかったり、休むべき時に追い込んでしまい故障したり、リスクが大きいなと感じていました。

そこで2018年頃からオンラインのマラソントレーニングを使い始めました。最初は当時ニューヨークシティマラソンが提携していた「runtrix」というサービスを利用しました。

期間は2018年6月〜9月の3ヶ月間。「ベルリンマラソン2018」に向けてトレーニングプランを実施し、レースでは自己ベストを約3分縮めて3時間7分台でフィニッシュしました。

その後「東京マラソン2019」に向けて2018年12月〜2019年2月にトレーニングプランを実施。結果は、自己ベストをさらに縮めてて2時間58分台でした。人生初のサブ3も達成できました。

以来、脱自己流トレーニングの素晴らしさを実感し、2019年からruntrixよりもカスタマイズしやすいrunning.COACHを使い続けています。その後も順調に記録を更新して、「金沢マラソン2023」では2時間50分切りのサブエガも達成しました。

何よりも素晴らしいのは、故障しなくなったことです。脱自己流だと無茶しないですからね。でも追い込むべき時は走らされます。そのバランスが絶妙なんです。

最後までお読みいただき有難うございます。この記事はマラソンブロガーのtomo.が書きました。当ブログでは紹介するランニングアイテムはすべて自費で購入し、忖度なしでレビューしています。