僕が「命の危険」を感じた旅ラン5選

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僕が「命の危険」を感じた旅ラン5選

ちょっと大げさなタイトルですが、国内外を旅するマラソンブロガーの僕が、ランニング中に命の危険を感じた瞬間を5つ紹介したいと思います。

基本的に安全第一をモットーにしていますが、旅先でのランニングは、ちょっとした油断や不注意、または予期せぬ事態により、命の危険と隣り合わせになることがあるので注意が必要です。

1. 野犬がいっぱい!バンガロール

まず最初に紹介するのは、インドのバンガロール(Bangalore)で走った時のこと。バンガロールはちょうどインド南部のど真ん中あたりにあります。

バンガロールはこれまでに2度、出張で訪れていますが、いずれも近代的なオフィス街に滞在しました。外資系ホテルやショッピングモールが1箇所に集まった、インドっぽくない場所です。

ところが、高い塀に囲まれたオフィス街の外に出ると、頭の中のイメージに近いインドの風景が広がります。こういうの、嫌いじゃありません。

バンガロールの住宅街を走っていて一番驚いたのは、野良犬が多いこと。

走っていると突然飛び出してくるので、思わず「うわぁ!!」と大声をあげ、ワンちゃんにも驚かれる始末。どの犬もみんなオドオドしているのが印象的でした。

それにしても、初めて野良犬に遭遇した時は「噛まれたら、狂犬病になる…」と身体が凍りついたのを今でも鮮明に覚えています。

バンガロールの朝ランの様子はこちらにまとめています。

2. 水なしで「碓氷峠」越え

一旦、場所を日本に戻しましょう。

世界有数の「安全大国」と言われる日本ですが、油断は大敵です。そう、群馬県と長野県の県境にまたがる「碓氷峠」を走って越えたとき、ぼくは大いに油断していました。

あれは確か5月下旬。初夏なのに真夏日のような暑さの中、小さな給水ボトルしか持たずに標高960mの峠を上り始めました。

とにかく傾斜がキツく、歩くのもままならないような状態で、時間だけがどんどん過ぎていきます。給水ボトルの水も、すぐに飲み干してしまいました。

「自販機や給水所で買えばいいや」という考えは甘かったですね。道中はそんな気配すらありません。

「このまま脱水症状で倒れたらどうしよう…」と心配していた最中に、救世主が現れました。アメリカから来た4人組の旅行客。話を聞くと軽井沢からハイキングに来たと言います。

そして困っていたぼくに、水道水の入ったウィルキンソンのボトルをくれました!

この時の教訓を生かして、山に入るときは予備のドリンクを持っていくようにしています。

碓氷峠を越えたときの様子はこちらにまとめています。

碓氷峠といえば、「軽井沢・碓氷峠ラン184」にも参加したことがあります。高低差400mを一旦下りて、また上るという、かなり「ドM」なレースでした。自分史上、最も苦しかったレースでもあります。

3. 台風直撃の後の函館山

山で苦労した話をすると、北海道函館市の函館山を走ったときのことを思い出します。

夏休みの家族旅行で訪れた北海道。最終日はロープウェイで函館山の山頂に登り「100万ドルの夜景」で締めくくる予定でしたが、その日はあいにくの雨、ではなく大型台風が直撃しました。

家族4人、狭いホテルの1室でテレビを観ながら、コンビニ弁当を食べたのを覚えています。

翌朝、前日のリベンジを兼ねて、朝ランで函館山を上ってみることにしました。しかも、あえて「旧登山道」と呼ばれるトレイルコースで山頂を目指します。

コースは、とにかくめちゃくちゃでしたね。倒木とか、落ち葉とかで、道がどこにあるのか分かりません。

コース途中には倒壊した建物もありましたが、これは台風で壊れたものではなく、戦前に作られた函館要塞の跡地でした。

よく、山登りは下山のほうが難しいと言いますが、まさにその通りでした。「観音コース」と呼ばれる旧登山道を走ったのですが、もともと険しい山道なのに、倒木やらなんやらで、もうよく分からない状態でした。

ようやく道がひらけてくると、今度はご老人とすれ違いました。「ここから先は、ぐっちゃぐちゃだから行かないほうがいいよ」とのアドバイス。思わず、同じ言葉を返してしまいました。

函館山を走ったときの様子はこちらにまとめています。

4. イギリスの「東尋坊」、ビーチーヘッド

福井県の「東尋坊」といえば自殺の名所というイメージがありますが、日本から遠く離れたイギリスにも似たような場所があります。

その1つが、イングランド南端のビーチーヘッド(Beachy Head)と呼ばれる場所です。

白亜の断崖絶壁として世界中の観光客を魅了するスポットですが、絶壁の近くに柵や囲いがないため、誤って転落して命を落とす方もいるそうです。

ランニングコースとしては最高なんですけどね。足元は緑の芝生が広がり、ドーバー海峡から吹いてくる海風が気持ち良い。

でも、道だと思って進んでいったら崖だった、ということがよくあります。

現地ではこんな看板をよく目にしました。

Please use new path away from cliff edge
崖から離れた新しい道を通ってください

イギリスは「自己責任」が当たり前の国。誤って崖から落ちたら「崖に近づいた本人が悪い」と言われるのがオチですからね。

5. 真冬の熊野古道「小辺路」

最後に紹介するのは、2017年12月に「熊野古道」を走った時のこと。

二泊三日の日程で日本最高の霊場として知られる「高野山」を起点に、世界遺産「熊野古道」の小辺路(こへち)ルートを通り、終着点の「熊野本宮大社」を目指す計画を立てました。以下は、和歌山観光情報の公式サイトより。

初日は順調に高野山の参詣ルートを登頂し、弘法大師空海が今でも修行を続けていると言われている「奥の院」でお参りも済ませました。

そして後半、熊野古道で最も過酷なルートとされる「小辺路」を走り始めます。

想像以上にキツいアップダウンに耐えながら進んでいます。気づいたら雪道を走っていました。雪も降り始めてきました。

しかも前に進めば進むほど、雪がどんどん深くなってきます。さすがにこれは「ヤバい」と思いました。

その日はなんとか宿にたどり着きましたが、残り二日間、雪に覆われた熊野古道を走るのは無理だと判断し、高野山経由で帰宅しました。

さいごに

基本的に安全第一をモットーにしていますが、旅先でのランニングは、ちょっとした油断や不注意、または予期せぬ事態により、命の危険と隣り合わせになることがあります。

みなさんも慣れない場所で走る際にはお気をつけください。

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