アシックス 2018年12月期第3四半期。減収減益・下方修正で株価急落

アシックス 2018年12月期第3四半期。減収減益・下方修正で株価急落|ともらん

第3四半期累計の売上高は前年比 4.7%減の 2956億円。内訳は、日本国内は2.5%減、海外は5.5%減でした。営業利益は37.1%減で153億円となりました。
作成| 更新

2018年10月に入ってから、日経平均株価が下がり続けていますね。

そんな中、11月2日に株式会社アシックス(7936)の第3四半期の決算が発表されました。現状と今後の展望について、まとめてみたいと思います。

減収減益

2018年12月期第3四半期 決算説明資料より
2018年12月期第3四半期 決算説明資料より

第3四半期累計の売上高は前年比 4.7%減の 2956億円。内訳は、日本国内は2.5%減、海外は5.5%減でした。

アシックスは海外比率が7割を超えるグローバル企業ですが、今回の決算では海外市場での販売不信が大きく響いています。

販管費は5.4%増。営業利益は37.1%減で153億円となりました。

下方修正

第3四半期後半からの販売不振の影響により、通期予想を下方修正しています。通期累計の売上高は9.4%減の3850億円、営業利益は40.0%減の120億円。

2018年12月期第3四半期 決算説明資料より
2018年12月期第3四半期 決算説明資料より

営業利益は、第3四半期後半までは開示予想通り推移して板が、以降の売上が低調であり、第4四半期期間に処分販売を見込んでいるため、下方修正。(決算説明資料より)

ランニングカテゴリは 7.5%減

アシックスの主力カテゴリであるランニングシューズは、売上全体の5割以上を占めています。

ランニングカテゴリの第3四半期累計の売上高は、前年比 7.5%減の 1650億円。

そのほかのカテゴリ(トレーニング、コアパフォーマンス)でも、前年比で減額となっています。

オニツカタイガー、中国市場は好調

唯一、増額となっているのが「オニツカタイガー」を含むライフスタイルのカテゴリ。

「オニツカタイガーシューズ」の第3四半期累計の売上高は、前年比 30.8%減の 321億円。

その他、中国市場では、第3四半期累計の売上高が6.2%増の416億円で着地。現地通貨(RMB)ベースだと12.4%増となっています。

中国市場では、ランニングカテゴリも4.1%増でした。

構造改革の中身に不安

決算説明資料には「対策を検討中」とありましたが、そんな悠長なこと言っていて良いのか?と不安になります。

2018年12月期第3四半期 決算説明資料より
2018年12月期第3四半期 決算説明資料より

そもそも売上高を上げるための施策がないですよね…。

アシックスの中期経営計画「ASICS Growth Plan 2020」は2018年3月に下方修正がなされたばかりですが、グロースではなく、シュリンクしてしまったので、目標達成も危うくなってきました。

ASICS Growth Plan 2020より
ASICS Growth Plan 2020より

ナイキ躍進の影響か?

売上高の半数以上を占めるランニングカテゴリがなぜ7.5%も落ちているのか?

はっきりとした原因はわかりませんが、ランニングシューズの新たなラインアップ投入が弱い印象を受けます。

第3四半期は、8月に「ダイナフライト3」、9月に「ハイパーゲルライト」や「ターサージール」のカラバリを投入していますが、いまいち話題性に欠けます。

ダイナフライト3
ダイナフライト3

同じ時期にナイキは、「ズーム ペガサス ターボ」や「ズーム ヴェイパーフライ 4% フライニット」など画期的なシューズを投入。直前に人気モデルの「エア ズーム ペガサス35」も発売されていますしね。

ズーム ペガサス ターボ
ズーム ペガサス ターボ

最近レースに出ると、参加者のナイキ率がどんどん高くなっている印象を受けます。

また「オン」や「ホカオネオネ」など、比較的新しいランニングシューズのブランドも急激に浸透しています。

まとめ

いろいろ好き勝手に書きましたが、長年のアシックス愛好家としては、2020年に向けて上手く持ち直してもらいたいと願うばかりです。

マラソンブログ「ともらん」をお読みいただき有難うございます!このブログを気に入っていただけたらシェアをお願いします。