どうも!マラソンブロガーのtomo.です。

ランニングシューズのメーカー4社に問い合わせたところ、2社は「判断できる」、もう2社は「判断は難しい」という回答。オーバープロネーションはソールの内側が減り、アンダープロネーションは外側が減る傾向にありますが、正確に判断するには店舗で計測してもらうのがベストとのこと。

以前書いた記事の内容について、読者の方から問い合わせをいただきました。

アンダープロネーションはソールの外側が減りやすく O脚に多い、という記述に関して、他サイトでは逆のことが書かれているというもの。調査してみると、確かに上とは逆の記述を見つけました。

ちなみにぼくが元記事で参照させていただいたのは、スポーツオーソリティーさんこちらのページ。プロネーションのタイプ別に傾向がわかりやすく表にまとめられています。

ただしネットではそれ以上の確証が得られなかったので、さらに深堀りするため、ランニングシューズのメーカーに電話で直接問い合わせてみました。併せて、海外メディアの文献も調べてみました。

早わかりQ&A

1)プロネーションは自分で判断できるのか?

NIKEと NEW BALANCEは「ソールの減り具合で判断できる」との回答。一方で、ASICSと ADIDASは「自分で判断するのは難しい」と回答。O脚・X脚に関しては明確な回答が得られなかった。

一方、米メディアは「ソールの減り具合で判断できる」との見解。Runkeeper Blog(公式)では、さらに「O脚・X脚でも判断できる」との見解。

詳しくは下部参照。

2)オーバープロネーションの傾向は?

NIKEとNEW BALANCEは「ソールの内側が減りやすい」と回答。米メディアも同じ見解。Runkeeper Blogでは「X脚」の傾向があるとも記述あり。

3)アンダープロネーションの傾向は?

NIKEとNEW BALANCEは「ソールの外側が減りやすい」と回答。米メディアも同じ見解。Runkeeper Blogでは「O脚」の傾向があるとも記述あり。

4)なぜ自分で判断することが難しいのか?

ASICSと ADIDASは「環境や個人差に左右されるため」と回答。

5)自分で判断できない場合はどうしたら良いのか?

ASICSと ADIDASは「足の計測サービスを実施している実店舗で測ってもらうのが良い」と回答。

シューズメーカー4社に問い合わせ

今回の調査でひとつ気になったのは、ASICSNIKEなどランニングシューズのメーカー公式サイトではプロネーションに関する記述はあるものの、プロネーションのタイプを判断する指標が明確にされていないことでした。

アンダープロネーションやオーバープロネーションを矯正するシューズは販売しているのに、なぜ判断基準がクリアにされていないのか?もしくは自分で判断できる基準がないからなのか?ネットでは答えが見つからなかったので ASICS、NIKE、ADIDAS、NEW BALANCEのカスターセンターに電話で問い合わせてみました。

以下、回答の要約です。4社とも真摯かつ丁寧に回答いただきました。

ASICS

カスタマーサポートからプロネーションに詳しい担当者に繋いでいただきました。個人差があるので自分でプロネーションを判断するのは難しいとのこと。矯正用のシューズを履いている場合は、ソールが減らないように設計されているので「減り具合」だけで判断することはできない。

そのため、公式サイトではあえて自己判断の指標は載せていないとのことでした。

NIKE

カスタマーサポートの方に回答いただきました。オーバープロネーションは足の内側に重心がかかり、ソールの内側が減りやすい。アンダープロネーションはその逆でソールの外側が減りやすいとのこと。

ADIDAS

カスタマーサポートの方に回答いただきました。環境(足場)や歩き方によって個人差があるため、自分でプロネーションを判断するのは難しいとのこと。

NEW BALANCE

カスタマーサポートの方に回答いただきました。オーバープロネーションは土踏まずのアーチが低く、内側とカカト全体が減る傾向にある。日本人の70%がこれに該当。一方、アンダープロネーションは土踏まずのアーチが高く、外側とカカト全体が減る傾向にある。

問い合わせを通して気づいたこと

ASICSの担当者が「オーバープロネーション用のミッドソールは安定性を高めるために内側を硬くしてある」とおっしゃった時に、ハッとさせられました。

つまり、オーバープロネーションであれ、アンダープロネーションであれ、矯正用シューズは自然磨耗しないように素材が強化してある。よって、矯正用シューズを履いている人は「シューズの減り方」だけでプロネーションは判断できないという結論になります。

ちなみに前記事で紹介したこちらのシューズ(NEW BALANCE M1040)は、オーバープロネーション向けのシューズですが、何も知らずにアンダープロネーション気味のぼくが履いた結果、外側が激しく減ってしまいました。

一方、こちらはアンダープロネーション向けのシューズ(ASICS Dynaflyte初代)。当時はこれ1足しか持っていなかったため、相当履き込んでいますが、外側、内側のどちらかに偏った減りはありません。

米国での「プロネーション」の考え方

参考までに、スポーツ科学の研究が進んでいる米国での見解も調査してみました。

英語圏で最大手のランニングメディア米Runners Worldでは、アンダープロネーションはシューズの外側(outer side of the shoe)が減りやすいと記述しています。

An easy way to tell if you’re doing this regularly is if your running shoes wear out quickly and unevenly, with more breakdown on the outer side of the shoe.

オハイオ州立大学のウェックスナー・メディカル・センターの公式サイトも、オーバープロネーションはシューズの内側(inside)が減りやすく、アンダープロネーション=スピネーションはシューズの外側(outside)が減りやすいとの見解。

  1. Normal foot pattern: For someone with a normal foot pattern, the bottoms of your shoes would show wear on the middle of the heel (where your foot first hits when you walk) and on the middle of the balls of your feet (where you push off when you step).
  2. Overpronator: The bottoms of the shoes of overpronators show wear on the inside edges of your heels and on the inside edges of the balls of your feet (the side toward the big toe).
  3. Supinator: Supinators show wear on the outside edges of your heels and on the outsides of the balls of your feet (the side toward the pinky toe).

なお、こちらは日本でもお馴染みのRunkeeperの米国支社が運営する Runkeeper Blogより。アンダープロネーションは、シューズの外側(outside)が減りやすく、O脚(bow-legged)の傾向があると記述しています。

  • Your current shoes will: show the most wear on the outside, from the outer heel up through the pinky toe. When placed on a place surface, they may tilt outward.
  • Your arches may: be on the high side.
  • When standing: your knees tilt away from each other, also known as being bow-legged.

一方、オーバープロネーションは、シューズの外側(inside)が減りやすく、X脚(tilt inward)の傾向があると記述しています。

  • Your current shoes will: show the most wear on the on the inside of the shoe, through the heel and the ball of the feet, especially by the big toe. When placed on a flat surface they’ll tilt inward a bit.
  • Your arches are probably: low to flat.
  • When standing: your knees may naturally tilt inward towards each other.

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ランニングシューズの減り方で「プロネーション」は判断できるのか?」を最後までお読みいただき有難うございます。

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