
新型コロナウィルスの感染拡大により、2020〜2021年のマラソン大会の多くは開催中止を余儀なくされた。中止の際の対応は大会によって異なる。参加費を全額・一部返金したり、参加賞を送ったり、中には地元特産品を送ってくれた大会もある。返金方法も、書留からQUOカードまで様々だ。
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ここでは、僕が参加予定だったマラソン大会の対応について紹介する。どの大会も一生懸命に対応していただき感謝している。
ボストンマラソンは、100年以上の歴史を持つ世界最古の市民マラソン大会。ワールドマラソンメジャーズ(6大マラソン)の一角を成し、世界中のマラソンランナーが憧れる存在だ。やっと出走権を手に入れたと思ったら、コロナ禍で9月に延期。しかし収束の見込みがないことから、一般ランナーの部は開催中止が決定し、代わりに9月7日〜14日にバーチャルレースが行われることになった。
参加費は手数料を含む全額返金(full refund)。さすが天下のボストンマラソン、太っ腹な対応だ。参加予定者には9月に開催されたバーチャルレースの出走権も付与された。
ボストンマラソン2020の中止が決定。参加費は全額返金
— tomo✈︎マラソンブロガー (@tomorunblog) May 29, 2020
代わりに、9/7-14に開催予定のバーチャルレースへの参加権がもらえる。完走者は大会プログラム、記念Tシャツ、ナンバーカード、メダルが後日郵送されるとのこと。
すごいな…さすがボストン pic.twitter.com/xj9gJ8rxdi
バーチャルレースも太っ腹な内容だった。まず、レース開催前に参加キットがはるばるアメリカから届いた。
ボストンマラソン2020 のバーチャルレースの参加キットが、はるばるアメリカから到着! 配送担当はアマゾン #BostonMarathon pic.twitter.com/2TtUetagvY
— tomo✈︎マラソンブロガー (@tomorunblog) August 30, 2020
そしてレースの後には、完走キット(Finisher’s Pack)が別便で届いた。これ全部込みで参加費50ドル(約5,500円)って安過ぎないか。。
ボストンマラソン2020のバーチャルレース、完走してないのにFinishers’ Packがアメリカから届いた 笑 pic.twitter.com/vETuSHQrZP
— tomo✈︎マラソンブロガー (@tomorunblog) October 27, 2020
鹿児島マラソンは、毎年3月に鹿児島県鹿児島市で開催されるマラソン大会。2020年大会は、新型コロナウィルスの感染が拡大し始めた頃に開催中止が決まった。当時は返金対応に関する事前準備や前例がなかったため、「地震・風水害・荒天・積雪・事件・事故・疫病等、主催者の責によらない事由で大会が中止となった場合」に該当するとして、返金対応はなし。
ただし、すでに発注してしまった参加賞は、後日送っていただいた。
開催中止となった鹿児島マラソンから、素敵な贈り物が届きました! pic.twitter.com/ceanQuNb7v
— tomo✈︎マラソンブロガー (@tomorunblog) March 25, 2020
鹿児島マラソンは2021年大会も開催中止が決まっている。2020年・2021年に参加できなかった県外のランナー向けに、5000円相当の特産品が後日届いた。
2020年・2021年に「鹿児島マラソン」に参加できなかった県外在住者向けに、鹿児島県から特産品のプレゼントが届いた→大島紬のマスク、屋久杉のお箸と箸置き二組、マグカップ、トートバッグhttps://t.co/0FTw7h32uz
— tomo✈︎マラソンブロガー (@tomorunblog) February 28, 2021
2022年春は鹿児島マラソンで決まりだな😆 pic.twitter.com/fzXAbjUVY9
山中湖ロードレースは、毎年5月末に山梨県の山中湖で開催されるマラソン大会。2018年、2019年に参加しており、2020年で3年連続出場の予定だったが、こちらもやむなく開催中止。
参加費5000円のうち、2000円分が返金された。セブンイレブン(セブン銀行)のATMで現金を受け取る新しいスタイルだった。
山中湖ロードレースからの送金(エントリー費2000円分返金)セブンイレブンATMで現金の受取りができるとは知らなかった! pic.twitter.com/sIMltJvpGT
— tomo✈︎マラソンブロガー (@tomorunblog) September 14, 2020
山中湖ロードレースは過去2年連続で参加しており、Tシャツのクオリティがめちゃくちゃ高い。後日、参加記念Tシャツが届いた時は嬉しかった。
開催中止となった山中湖ロードレースは、3年連続出場にならず。でも3枚目のTシャツはもらえました! pic.twitter.com/B6Cwg77YVe
— tomo✈︎マラソンブロガー (@tomorunblog) June 25, 2020
ちなみに大会の収支見込をちゃんと開示してくれた。返金分2000円と参加記念Tシャツの費用を差し引くと35万円の赤字とのこと。。
山中湖ロードレースの収支見込。開催中止により、参加費5000円の内2000円分を返金+大会Tシャツを郵送=35万円の赤字。良心的すぎて泣けてきそう。。 pic.twitter.com/dGK8J8Mt8o
— tomo✈︎マラソンブロガー (@tomorunblog) June 25, 2020
マラソンフェスティバル in昭和記念公園は、東京都立川市で頻繁に開催されるマラソン大会。年明け早々に参加する予定だったが、東京都が新型コロナウィルスの感染拡大を抑えるために、昭和記念公園を閉園した。
ほぼ毎月のペースで開催している大会なので、別の大会に振り替える選択肢もあったが、僕は返金のほうを選んだ。すると後日、現金書留で参加費の一部が戻ってきた。書留を受け取るなんて、何年ぶりだろう。
開催中止となった1月のマラソン大会、エントリー費が一部戻ってきた。有難い。昨年は返金なしの場合が多かったけど、今年はコロナが収まるまで中止→返金が当たり前になるのかな pic.twitter.com/Dq74dDVupa
— tomo✈︎マラソンブロガー (@tomorunblog) January 22, 2021
湘南国際マラソンは毎年2月に神奈川県で開催されるマラソン大会。コロナ禍で2021年前半のマラソン大会が軒並み中止となる中、感染対策を徹底して開催する大会として注目を集めていた。しかし、フルマラソンの部から25kmの部にコース短縮が決まった後、開催中止が決定した。
参加費は手数料を差し引いた分を返金。「CASH POST」という決済サービスを介して送金された。なお後日、参加記念Tシャツが送られてくるとのこと。
湘南国際マラソンの参加料返金の対応完了。「CASH POST」というサービスを使って銀行振込またはローソンの店舗受取ができる pic.twitter.com/Sg1zFxwRcx
— tomo✈︎マラソンブロガー (@tomorunblog) February 28, 2021
燕さくらマラソン大会は、新潟県燕市で毎年4月に開催されるマラソン大会。こちらは中止ではないが、新潟県内在住者になってしまったので、埼玉県在住の僕にとっては、実質的に開催中止を宣告されたようなものだ。
参加費は全額をQUOカードで返金。比較的早いタイミングでの決定と、県内在住者むけには開催するので、無駄な出費が抑えられたと推測する。
うーん、残念。4/17の「第32回燕さくらマラソン大会」が参加者を新潟県内在住者に限定して開催することに。参加費はご丁寧にQUOカードで返金していただきました。また来年エントリーします😆 pic.twitter.com/qQRYRFKgKW
— tomo✈︎マラソンブロガー (@tomorunblog) February 16, 2021
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当ブログ「ともらん」について、よくある質問のまとめ。
マラソンブロガーの「とも」が個人運営するウェブメディア。2016年の開設以来「読めば走りたくなるマラソンブログ」をコンセプトに、ランニング関連情報を発信している。
マラソンをライフワークにしているアラフォー男性。埼玉県に在住し、都内IT企業に勤めながらマラソンブロガーとして活動中。本名は桑原智彦。プロフィール詳細へ
マラソンブロガーの活動を通して得られた実体験をもとに、徹底レビュー、徹底解説、レース攻略、旅ランニング、練習日誌の5つのテーマで執筆している。
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