
ランナーだけがわかる「あるある」20選
→スポーツタオルが異様に増える、クリック合戦に参加したことがある、マラソン遠征に行くと家族に文句を言われる…など、ランナーにしかわからない気持ちや行動を「あるある」にまとめてみました。
ぼくのスペック
はじめに、ぼくのスペックを簡単に紹介します。
- サラリーマン、妻と娘2人の4人家族
- 週5練習、月間走行距離は150〜200km
- 月1で大会参加、フルマラソンは年4回
- フルマラソンPBは3時間10分
- ランニング以外のスポーツはしない
1. ランニングをしない人に、走る楽しさを理解してもらえない
こんな会話、これまでに何度しかことか…。
- 知人:趣味はなんですか?
- ぼく:ランニングやってます。
- 知人:え?なぜ走るんですか?
- ぼく:走りたいから。
- 知人:…
ランニングをしない人にとって、走ることは「手段」であり、「目的」にはなり得ません。ランニングを目的として走っている人の気持ちは、到底わからないでしょうね。
2. 10km走っただけで驚かれる
これもよくある会話です。
- 知人:いつもどれくらい走るんですか?
- ぼく:週末は10km走りました。
- 知人:ええー!そんなに!
- ぼく:(普通だと思うけど…)
ランニングをしない人にとって、10kmはとてつもなく長い距離に感じるみたいです。
3. 走るときに何を考えているの?と聞かれる
これもまた、よくある会話。
- 知人:走っている時は何を考えているんですか?
- ぼく:仕事のこととか、考えごとをすることが多いですね。
- 知人:へえ、なるほど。
- ぼく:(あれ?そうだっけ?自分でもわからなくなってきた)
普段、あまり意識しないですよね、走るときに何を考えているかなんて。意外と何も考えていなんじゃないか?と思ってしまったり。
ランナーの皆さんはどうですか?ちなみに、ぼくの脳内はこんな感じです!
4. スポーツタオルが異様に増える
マラソン大会の「完走記念品」といえば、スポーツタオルがほとんどです。
記念としてもらえるのは嬉しいのですが、サイズがフェイスタオル以上、バスタオル未満で、普段使いには中途半端なんですよね…。
なので我が家では、バスルームのタオル収納に押し込まれたままです。
でも、夏になると娘たちのプールタオルとして出番が回ってきます。
5. 夏は参加記念 Tシャツだけで過ごせる
完走しなくも、参加受付でもらえるのが、参加記念Tシャツ。いわゆるランニングシャツです。
これはスポーツタオルと違って実用的なので、部屋着、週末の外着として活用しています。先日の長野旅行では、3日間ランニングシャツで過ごしました。
参加記念 Tシャツにもピンからキリまであります。一番のお気に入りは《シカゴマラソン》の参加記念 Tシャツ。シルエットが素敵で、発汗性にも優れています。天下の NIKE製。
余談ですが、超貴重な《東京マラソン》の参加記念 Tシャツは、シンガポール出張の時に、ホテルに忘れてきてしまいました…。
6. メダルの保管場所に困る
大きなマラソン大会だと、完走メダルがもらえます。
こちらはゴールドがまばゆい《東京マラソン》の完走メダル。
開催地の特色を生かしたメダルもあります。こちらは毎年9月に北海道網走市で開催される《オホーツク網走マラソン》の完走メダル。なんと、木彫りです。
完走メダルはもらうと嬉しいのですが、その後の保管場所に困ります。壁に掛けるほどすごいものではないし、本棚に置いておくとホコリをかぶるし…。結局、ぼくは押入れの箱にまとめて収納しています。
ちなみに、いらなくなったメダルは寄付できるって知ってました?
5. 人気マラソン大会の「クリック合戦」に参加したことがある
マラソン大会のエントリー(申し込み)は、ほとんどが先着順です。
《東京マラソン》や《横浜マラソン》のような「超」人気大会は抽選制ですが、それ以外は早い者勝ち。その中でも人気のある大会は、エントリー開始とともにサイトにアクセスが殺到し、出走枠の奪い合いになります。
いわゆる「クリック合戦」というやつです。
ぼくがクリック合戦に初めて参加したのは《長野マラソン》。最初の15分はパソコンとスマートフォンでアクセスしても、まったく繋がりませんでした。
6. エントリーするときは、やる気に満ち溢れている
マラソン大会にエントリーする時は、気持ちが高揚していて、何十km、何百kmでも走り続けられるような錯覚に陥ります。
2週連続でハーフマラソンとか、連日レースとか、エントリーする時は「いける!大丈夫!」と思えるから不思議です。
7. でも大会間近になると、やっぱり無理!と思う
レースが近づくと「2週連続でハーフなんて無理でしょ」に変わります。
とにかく、無茶なスケジュールを組まないことが大切です!
8. 気づいたら「RUNマイル」が貯まっている
飛行機にたくさん乗るとマイルが貯まるように、マラソン大会にたくさん参加すると「RUNマイル」が貯まります。
RUNマイルは、マラソン大会申し込みサイトの「ランネット」のマイレージシステム。エントリー1回で1000マイル+エントリー料金の10%分のマイルが貯まります。
ぼくはもうすぐ40000マイルに到達します。とはいえ、無料の特典航空券でハワイに行けるわけでもなく、なかなか使い道がないのが悩みどころです。
9. たまに急な仕事で DNSとなる
スタート前の棄権を意味する DNS(Do Not Start)。
ランナーにとっては最も避けたい事態ですが、急な仕事や家族行事、あるいはケガなどで棄権を余儀なくされることがあります。
昨年は北海道の《なかしべつ330°開陽台マラソン》に参加する予定でしたが、とあるイベントの手伝いでやむなくキャンセルしました。宿はキャンセル料を取られませんでしたが、航空券は払い戻しができず…。
10. マラソン遠征に行くと家族に文句を言われる
2年前から、泊りがけのマラソン遠征に出かけるようになりました。最近だと《長野マラソン》、《オホーツク網走マラソン》、《シカゴマラソン》など。
ぼくにしてみれば、知らない土地で42.195kmを走るのは「苦行」に近いのですが、娘たちからは「パパだけずるい」「パパはいいよね〜」と言われ続けます。
一応、家族には気を使っていて、現地での滞在時間はできるだけ短くするように心がけています。1泊4日で《シドニーマラソン》に参加したこともありましたね。
11. たまに家族も連れて行く
とはいえ、やっぱり自分だけ申し訳ないという気持ちがどこかにあるので、年に数回はマラソン遠征と家族旅行を一緒にします。
最近だと《山中湖ロードレース》や《小布施見にマラソン》は、家族を連れて行きました。
12. でもやっぱり、家族旅行とは別にしたい
一番の理由は、家族とゆっくり過ごせないこと。レース前夜は早めに寝ないとですし、レース当日は早朝から出かけてしまいます。
せっかくいい宿に泊まっても、疲れが出るので温泉にゆっくり浸かれない、レース当日の朝食が食べれないなど、そもそも旅行自体を満喫できません。
結局のところ、家族旅行はいい宿でゆっくり過ごし、ひとり旅のマラソン遠征はチープな宿で素泊まりするのがベストですね。
13. 出張には必ずランニングシューズを持って行く
ランナーにとっては、出張=知らない土地を走れるチャンス、です。
以前は年に5〜6回は海外出張に出かけていたので、仕事の合間に現地を走りました。ロンドン、シンガポール、シアトルは結構走り込んでますね。
最近だと広島市中心部を走ってきました。
14. シューズバッグを持っている
旅先や出張先で走るためには、ランニングシューズが必要です。
以前はビニール袋にシューズを入れていましたが、面倒くさくなってきたので、思い切ってシューズバッグ内蔵型のバックパックを買ってしまいました。
それがこちらの「THULE Vea Backpack 21L」。
21Lと聞くと大容量だと思うかもしれませんが、シューズが意外とかさばるので、これで1泊2泊が限界。
15. エネルギー補給用のエイドをおやつに食べている
レース中のエネルギー補給はいろいろ試しましたが、個人的には井村屋の「スポーツようかん」がお気に入りです。
今やレースや長距離ランの必需品となりましたが、職場で小腹が減った時の「おやつ」としても重宝しています。添加物入りの変なお菓子を食べるより、ずっと健康的だと思います。
16. GARMINランニング時計を24時間装着している
今やランナーの必需品となった GPSランニング時計。上位機種だと、走行距離やペースはもちろん、心拍数や VO2Max、トレーニング効果、ランニングダイナミクスなど、高度な分析機能が搭載されています。
ちなみにぼくは4年前から GARMIN ユーザです。最初はエントリーモデルの ForeAthlete 220Jを使い、昨年 ForeAthlete 935に機種変しました。
スマートウォッチや睡眠トラッカーとしても使えるので、24時間付けっ放しです!
17. その割には、基本的な機能しか使いこなせていない
高度な分析機能があっても、結局日常的に使っているのは走行距離、時間、ペース、心拍数ぐらい。「豚に真珠」とまでは言いませんが、オーバースペックなのは確か。
それでもハイスペックなランニング時計を付けていると、速く走れる気がします。
18. 1年に1度くらいは、走る意味を考えてしまう
冒頭で「ランニングを目的として走っている」と書きましたが、そんなぼくでも、年に一度くらいは「ぼくはなぜ走っているのだろう?」と考え込むことがあります。
こういうのを「スランプ」というのかもしれません。大抵、走りすぎて疲れが溜まっていることが多いです。そういう時は、しばらくランニングをお休みすることも大事。
19. レースの途中で走れなくなると、自己嫌悪に陥る
昨年の《オホーツク網走マラソン》では、体調が振るわず、30kmを過ぎたあたりで走れなくなりました。いわゆる「30kmの壁」というやつです。
その時は涙が出るくらい悔しかったですね。もう、自分が大嫌いになりました。「なんで週末に、大金使って、こんなところで苦しむようなことをしているんだ!」と、自分に怒りをぶつけました。
20. でも完走すると「また走りたい!」と思える
どんなに苦しんでも、いつかは楽しめる時が来る。苦しみが大きければ、そのあとの喜びも大きい。
《オホーツク網走マラソン》では、ゴール前の100万本のひまわり畑に差し掛かると、ボロボロだった身体がフワっと軽くなり、フィニッシュラインに吸い込まれて行きました。
これだからランニングはヤメられないんですよね!