《北海道マラソン》完走レポート:キツいけど、一度走るとクセになる

《北海道マラソン》完走レポート:キツいけど、一度走るとクセになる|ともらん

真夏に開催される《北海道マラソン》は、2014年と2016年に2回走りましたが、本当にキツいマラソン大会です。1度経験しておくと、他のマラソン大会がラクに感じるほど。
作成| 更新

《北海道マラソン》早わかりQ&A

1)どんな人におすすめ?

真夏にフルマラソンを走りたい人。制限時間は5時間。レース中盤から気温が30度を超えることもあるので、初心者にはちょっと厳しいかも。

2)エントリーの条件は?

先着順。

3)ナンバーカードの受取方法は?

大会の前日までに現地で受け取り。

4)スタート会場はどこ?

大通公園

5)荷物・貴重品は預かってくれる?

あり。

6)コースで最も印象に残っている場所は?

38〜39kmで通過する「北海道大学」の緑豊かなキャンパス!

7)コースで最も苦しかった場所は?

22〜33kmの「新川通り」。ちょうど気温がピークになり、日差しを遮るものが何もないの「灼熱地獄」です。

8)ゴール会場はどこ?

大通公園

9)完走したらもらえるモノは?

メダル、タオル、ドリンク、記録証。

10)他に知っておくべきことは?

夏の北海道は暑い。前半を飛ばしすぎると「新川通り」でダウンする。

《北海道マラソン》前日受付

ここからは《北海道マラソン2016》の様子をお届けします。

大会前日に羽田から新千歳へ。新千歳空港からは、バスに乗って受付会場のある大通公園に直行しました。

会場案内に従い、ナンバーカード引換カウンターのある7丁目を目指します。大通公園は、どこも同じように見えるので、ちゃんと案内を見ないと迷いますね。

ナンバーカード引換カウンターに到着。

実はここでちょっとしたハプニングが発生。肝心のナンバーカード引換証を自宅に忘れてきてしまったのです…。でも、大会スタッフの方に相談したら再発行してくれました!身分証明書を提示し、手数料200円をお支払いして、無事にナンバーカードを受け取りました。

その後、マラソンのタイム計測に使う「RSタグ」をチェック。メジャーな大会は、こういうチェック体制が整っているんですね。

引換カウンターの前には、今大会のメインスポンサー「SVOLME」のブースが、どどーんと設置されていました。家族を待たせてしまっているので、今回はやむなく素通りします。

それから6丁目まで戻り、参加賞のランニングTシャツを受け取ります。今大会のデザインは紺とピンクの組み合わせ。炎天下で熱をぜんぶ吸収してしまいそうなので、明日は違うTシャツを着ることにします。

こちらは《北海道マラソン》のスタート地点。明日は9時から17000人のランナーがここからスタートを切ります。

《北海道マラソン》スタート前

レース当日は、8時20分に大通公園3丁目のスタート地点に到着しました。テレビ塔さん、おはようございます!

昨日通った大通りがランナーで埋め尽くされていました。左の時計のある建物が「Cブロック」の整列地点。スタート40分前だというのに、みなさん座って場所取りをしていました。


Cブロックに後方で待機。《北海道マラソン》の良いところは、スタート地点の道路の幅が広いので、Cブロック後方に整列しても、スタートラインまでは1分強でたどり着けます。《千歳JAL国際マラソン》とは対照的でした。

ここは日陰なので助かりますが、あまり前に行き過ぎると、小一時間、直射日光を浴びることになります。場所取りも、慎重に場所を選ぶ必要がありますね。

《北海道マラソン》レース

レース前半

スタート付近は道幅が広いので、スタート直後から集団がいい感じでバラけます。1kmも走ればスペースにも余裕があります。気づいたら路面電車(?)のレールの上を走ってしまいました。

8kmあたりで豊平川にかかる南7条橋をわたります。雲一つない晴天でした。この橋を渡った先で、妻と子供たちが応援をしてくれました。

創成トンネルに入ります。

さすがに空気が悪いです。GPSウォッチも挙動不審でしたが、後半は取り戻りました。ちょうど、さっぽろテレビ塔のあたりです。

トンネルをでると、冷たい風が吹いてきて気持ちよかった。しばらく走ると、ファンランとの分岐点が見えます。

北海道大学を右手に、北西へ走ります。

19km地点を越えると、《北海道マラソン》の最大の難所と言われる新川通りです。

しばらくすると反対側の道路を先頭の選手が走ってきました。残念ながら中継車の写真を撮ったらスマホがフリーズしてしまい、肝心の選手たちは撮れませんでした。

レース後半

往復13kmの長い一本道を、ただただ走り続けます。直射日光から隠れる場所なんてありません。

24キロ地点を過ぎると、反対側にランナーがちらほら見えます。余裕でサブ3.5で走れる人たちですね。

北海道札幌手稲高等学校のみなさん、素敵なブラスバンドの演奏、ありがとうございます!こうして沿道の人たちの声援があるから、我々ランナーは走り続けられるんです。

とにかく水が欲しい。普段のマラソン大会ではありえないペースで水分を失っています。ほぼ2kmごとに給水ポイントがあるんですが、コップ2個分は必須です。次の2キロまで持たないですから。

やっと折り返し地点。うれしい!感激!ここまで来れば、あとは灼熱の新川通りを戻って走るだけ。

28km。ランナーの数も少なくなってきました。

ようやく30km地点を通過。手前で2時間33分18秒。ここまでは悪くない展開。

36〜38kmでどっと疲れが出てきました。暑さに耐えきれず、何度か歩いてしまいました。38kmで小道に入り、北海道大学のキャンパスへ。

北大のキャンパスが見えてきました。ここは日陰がたくさんあって助かります!緑が豊かで《北海道マラソン》の一番のお気に入りポイントです。

キャンパスの中をひたすら走り続けます。

それにしても緑豊かなキャンパスですね。

北海道大学の正門につづく大通りを走り続けます。

キャンパスの外に出ると、ゴールまであと2km弱。気合で走れ切れる距離です。ピンクの交通整理のおばさまがカッコいい。

正面には北海道庁の赤れんがの建物が見えてきます。あと1km。

そして無事完走しました。いやー辛かったですが、ゴールした時の達成感が何ものにも代えがたいんですよね。

ゴール手前で、もう間もなく「30年、北海道マラソンを完走しつづけたランナーがゴールします」とのアナウンスが。すごい。北海道マラソンと共にランナー人生を歩んでこられたのですね。

《北海道マラソン》ゴール後

ゴールしてからは、フラフラしながら完走メダル、スポーツタオル、ペットボトルの水、完走証を受け取りました。もう思考能力がゼロに近く、ただ群衆とともに歩くのみです。

あの「白い恋人」が冷たいブレンドコーヒーを配っているというので、長い列に並びました。沿道で応援してくれた妻へのお礼です。並んでいると「そろそろなくなります」との声。ドキドキしながら並び続けると、なんとかギリギリセーフ。

後日、大会公式記録集が自宅に郵送されてきました。北海道新聞発行の保存版です。

出場者全員の記録が載っているので、さっそく自分の名前を探してみました。30~34歳の区分で961人中、279位でした。スタート時から計測するグロスタイムではなく、スタートラインから計測するネットタイムで順位を表示しているようです。

裏面には、天候と気温の情報も載っていました。スタート時は18℃で涼しいなと思っていましたが、一番苦しかった35km地点で30度を記録しています。どうりで苦しかったわけだ…。

ワンポイントアドバイス

真夏に走れるメジャーなフルマラソンは数が少ないので、その意味で《北海道マラソン》は貴重な存在だと思います。

世界トップレベルの選手が参加することも、この大会の特徴ですね。バルセロナ五輪の選考レースを兼ねた1995年大会では、有森裕子さんが2時間29分17秒で大会新記録(当時)を樹立しています。

《北海道マラソン》は正直キツいです。ぼくは過去2回出場しましたが、灼熱地獄の「新川通り」で2回とも歩いてしまいました。

でも、きついからこそ、自分の能力の限界を試す良い機会だと思います。一度《北海道マラソン》を経験しておくと、他のマラソン大会がラクに感じますよ。

マラソンブログ「ともらん」をお読みいただき有難うございます!このブログを気に入っていただけたらシェアをお願いします。