どうも!マラソンブロガーのtomo.です。

世界最高峰のマラソン大会といえば、東京、ボストン、ロンドン、ベルリン、シカゴ、ニューヨークの6大会から成るワールドマラソンメジャーズ(World Marathon Majors)が有名ですが、それとは別にIAAFロードレースラベル(IAAF Road Race Label)と呼ばれるマラソン大会の「格付け」が存在します。

IAAFロードレースにはゴールド、シルバー、ブロンズの3つのレベルがあり、毎年、世界陸上競技連盟(IAAF)が格付けを行います。日本ではゴールドラベルが6大会、シルバーラベルが2大会、ブロンズラベルが1大会、合計9大会が認定されています(2017年実績)。

IAAFロードレースに認定されるには厳しい認定基準をクリアする必要があり、特にゴールドラベルは世界最高峰のマラソン大会の証といえます。どれほど厳しい認定基準なのか、IAAFロードレースのガイドラインを詳しく見ていきましょう。

ロードレースラベルの概要

認定ラベルはゴールド、シルバー、ブロンズの3段階。ゴールドが最上級のマラソン大会となります。各ラベルの正式名称は次のとおり。

  • IAAF Road Race Gold Label
  • IAAF Road Race Silver Label
  • IAAF Road Race Bronze Label

認定は毎年更新される。認定の継続を希望する場合は、大会開催日の30日以内に翌年の申請をする必要がある。

ブロンズからシルバー、シルバーからゴールドへの格上げも可能。アップグレードの申請する場合はIAAFに事前に連絡し、申請する前の年のレースに調査員を派遣してもらう。ちなみに毎年4月に開催される「高橋尚子杯ぎふ清流ハーフマラソン」は、2017年よりシルバーラベルからゴールドラベルへ格上げされていますね。

参照産経新聞 ぎふ清流ハーフマラソン、最高位の「ゴールド」に 国際陸連のレース格付け

対象のレースは、フルマラソン、ハーフマラソン、その他のレース。「その他」には、世界記録の対象となる距離(10キロ、15キロ、20キロ、25キロ、30キロ)または長い歴史のある大会が含まれます。

同一のマラソン大会で複数の種目があっても、あくまでもレース単位で認定されます。例えば、毎年11月に開催される「さいたま国際マラソン」にはフルマラソンの部、キッズランの部、ファンランの部がありますが、シルバーラベルに認定されているのはフルマラソンのみ。

それでは、気になるロードレースの認定基準を詳しく見ていきましょう。

ロードレースラベルの認定基準

最初に注意点ですが、ロードレースラベル認定基準は毎年変わります。最新の認定基準はIAAFの公式サイトに掲載されています。

参照IAAF LABEL ROAD RACES Regulations 2017

まず、クリアするのが最も難しいとされるのがエリート招待選手の条件。すべてのラベルにおいて男女各5人以上のエリート招待選手が必要です。この内、ゴールドとシルバーはエリート招待選手の国籍が5か国以上、ブロンズは4か国以上と規定されています。

また、エリート招待選手の条件として、過去36か月以内に以下の基準タイムをクリアするか、直近の世界大会(五輪・世界陸上など)で20〜25位以内の実績が求められます。

基準 ゴールド シルバー ブロンズ
フル(男子) 2:10:00 2:12:00 2:16:00
フル(女子) 2:28:00 2:32:00 2:38:00
ハーフ(男子) 1:01:00 1:03:00 1:04:00
ハーフ(女子) 1:11:00 1:12:00 1:15:00
10キロ(男子) 28:00 29:00 30:00
10キロ(女子) 32:00 33:00 37:00

参考までに、先日公開された「大阪国際女子マラソン2018」の招待選手を見てみましょう。大阪国際女子は毎年ゴールドラベルに認定されていますが、エリート招待選手の条件も難なくゴールド基準をクリアしています。

  • 招待選手は14名(日本8名、海外6名)
  • 国籍は6か国(日本、エチオピア、ケニア、ポーランド、ドイツ、ペルー)
  • 基準タイムをクリアしている選手は8名(フル7名、ハーフ1名)

招待選手以外にも、満たすべき基準がたくさんあります。

コースはIAAF・AIMSが認定した公認コースであること。レース中はコースを計測した調査員が先導車に乗り、計測したコースと選手が走ったコースに相違がないかチェックをします。

ペースメーカーは3人まで認められていますが、「PACE」と書かれたナンバーカードの装備が義務付けられています。また、事前に申請すれば個人でペースメーカーを雇うことも可能。

レースタイムは「電子的」に入手できることが条件。多くの大会では公式サイトでレースタイムを公開しています。

テレビ放送についても条件があり、ゴールドは全行程を本国に加えて5か国以上で放映する必要があります。シルバーは全行程を本国で放映すればOK、ブロンズに関してはレースのハイライトのみを放映。

日本のロードレースラベル

参照IAAF Calendar 2017

日本ではゴールドラベルが6大会、シルバーラベルが2大会、ブロンズラベルが1大会、合計9大会が認定されています(2017年実績)。

2017年には「高橋尚子杯 ぎふ清流ハーフマラソン」がゴールドラベルに格上げされました。「東京マラソン」は高速フラットコースに変わり、世界のエリート選手が集まりやすくなりました。

開催日時 大会名 ラベル
2017/1/29(日) 大阪国際女子マラソン ゴールド
2017/2/5(日) 香川丸亀国際ハーフマラソン シルバー
2017/2/26(日) 東京マラソン ゴールド
2017/3/5(日) びわ湖毎日マラソン大会 ゴールド
2017/3/12(日) 名古屋ウィメンズマラソン ゴールド
2017/4/16(日) 長野マラソン ブロンズ
2017/4/23(日) 高橋尚子杯 ぎふ清流ハーフマラソン ゴールド
2017/11/12(日) さいたま国際マラソン シルバー
2017/12/3(日) 福岡国際マラソン ゴールド

さいごに、余談ですが

個人的な目標として、日本のゴールドラベル、シルバーラベル、ブロンズラベルの全大会制覇を目指しています。

これまでの参加実績は次のとおり。

  • さいたま国際マラソン(2015年・2016年)
  • 香川丸亀国際ハーフマラソン(2017年)

2018年はさらに2大会に参加予定です。

  • 東京マラソン(2018年)
  • 長野マラソン(2018年)

なお「大阪国際女子マラソン」と「名古屋ウィメンズマラソン」は女性オンリーなので、残念ながらぼくは参加できません。また「びわ湖毎日マラソン大会」と「福岡国際マラソン」は参加資格であるフルマラソンの基準タイムが2時間30分なので、参加できる可能性は今のところほぼゼロに近いです。

残すは「高橋尚子杯 ぎふ清流ハーフマラソン」。2019年にチャレンジする予定です。

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