どうも!マラソンブロガーのtomo.です。

衝撃的なニュースが飛び込んで来ました!マルカム・リチャーズが、2時間19分01秒で「室内」マラソンの世界記録を樹立

記録自体は、トップランナーにしてはフツーですよね。何が衝撃的かというと、室内トラックを 211周も走って記録を打ち立てたこと。211周ですよ!


オリンピックや世界陸上で使われる屋外トラックは 1周 400m。室内トラックは屋内トラックの半分の 1周 200m。その 200mトラックを 211周すればフルマラソン(42200m ≒ 42195m)。と口で言うのは簡単ですが、211周も走ったら目が回りそうですし、そもそも飽きずに 211周も走り続けられるメンタリティを尊敬します。

ツイッターでは、そんなに周回して「片足に負担がかからないの?」とのコメントに対し、屋外トラックは「傾斜がついているから大丈夫」と返していました。

確かに屋外トラックは競輪のようにカーブの部分が内側に傾斜していますよね。ぼくも中学の頃は室内で 800m(4周)を走っていたので感覚的には理解できます。でも 211周は無理。50周ぐらいが精神的に限界です。

世界最高の「室内」マラソン

世界にマラソン大会は星の数ほどありますが、「室内」で行われるマラソン大会は数が限られます。その中で最も有名なのが、今回マルカム・リチャーズが世界室内記録を樹立した「Armory NYC Indoor Marathon presented by NYRR」。NYRRとは、あの「ニューヨークシティマラソン」を主催する New York Road Runnersのことです。

Armory NYC Indoor Marathonは 2016年に始まり、今年で3回目の開催を迎えました。2016年大会はマルカム・リチャーズが世界記録を樹立して優勝。2017年はChris Zablockiが 2時間21分48の世界記録で優勝。

そして先日行われた 2018年大会はマルカム・リチャーズがディフェンディング・チャンピオンとして、2時間19分01秒の世界記録で優勝。ちなみに女子の部では、Lindsey Scherfが2時間40分55秒の世界記録で優勝しています。毎年、世界記録が更新されるという意味で、Armory NYC Indoor Marathonは名実と共に「世界最高の室内マラソン」と言えます。

参照Malcolm Richards won his second Armory NYC Indoor Marathon and reclaimed the world record; Scarsdale’s Lindsey Scherf set the women’s indoor world marathon record (英語)

世界「室内」陸上競技選手権

ちなみに、世界陸上競技選手権とは別に、世界室内陸上競技選手権という世界大会があることをご存知でしょうか?

1985年に発足した、2年に1度行われる室内の世界選手権大会です。2003年までは世界選手権と同じ奇数年、2004年からは偶数年の開催となりました。今回はイギリス、バーミンガムのアリーナ バーミンガムで行われます。行われる種目は男女の60m、400m、800m、1500m、3000m、60mハードル、走高跳、棒高跳、走幅跳、三段跳、砲丸投、4×400mリレー。そして、男子七種競技と女子五種競技です。(引用元

2018年大会は、つい先日、2018/3/1~3/4に英国バーミンガムで開催されたばかり。競技種目は最短距離が 60m、最長距離が 3000m。400m、800m、1500mなどは通常の陸上競技と同じです。

世界「室内」記録とは?

陸上の世界記録があるように、世界「室内」記録というものが存在します。世界陸上競技連盟(IAAF)の世界記録集にも、アウトドア(屋外)とインドア(室内)で記録が分かれています。

例えば、男子 3000mの世界記録。屋外記録は、Daniel KOMENが 1996年に樹立した 7分20秒67、室内記録は、同じく Daniel KOMENが 1998年に樹立した 7分24秒90。屋外記録の方が 4秒ほど速いですね。

女子 200mの世界記録も見てみましょう。屋外記録は Florence JOYNERが 1988年に樹立した 21秒34。室内記録は、Merlene OTTEYが 1993年に樹立した 21秒87。ここでも屋外記録の方が若干速いです。

ただし、この記録集の中に「マラソン」はありません。正式種目ではないからですね。

さいごに、余談ですが

それにしても、陸上トラックを 211周って、そのメンタリティだけでも尊敬します。