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読めば走りたくなるマラソンブログ
どうも!マラソンブロガーのtomo(とも)です。
週末、ショッピングモールの本屋さんで思わず手に取った本。
『40歳を過ぎて最高の成果を出せる「疲れない体」と「折れない心」のつくり方』
著者は、スキージャンプ選手の葛西紀明(かさいのりあき)さん。1992年から7大会連続で冬季オリンピックに出場し、リレハンメル(1994)では団体銀メダル、ソチ(2014)では個人銀メダルと団体銅メダルを獲得。45歳になっても現役で結果を出し続けていることから「レジェンド」というあだ名で親しまれています。
みなさん、こんにちは。スキージャンプの「レジェンド」こと、葛西紀明です。
本書のこんな書き出しに、思わず微笑んでしまいました。
迷わず購入。その日のうちに一気に読んでしまいました。記憶がフレッシュなうちに、心にグッときた言葉をメモしておきます。
葛西さんはスキージャンプの選手ですが、本書で書かれていることはどのスポーツにも当てはまると思います。
葛西さんは20年以上スキージャンプの日本代表選手として活躍されていますが、思うように結果が出せるようになったのは最近のこと。37歳から「納得いくジャンプ」ができるようになり、オリンピックの個人戦で初めてメダルを獲得したのが41歳の時。かなり遅咲きの選手だったのですね。
葛西さんが長年現役であり続け、しかも記録を更新し続けられるのは、加齢とともに努力のしかたをアップデートしてきたからだと言います。
30代半ばを過ぎると、「若さに頼った、がむしゃらな努力」ではうまくいきません。自分に取って「正しい努力」を重ねることこそが重要になってくるのです。(本書より引用)
正しい努力。深い言葉ですね。
年齢を重ねるとともに、時間も体力も限られてくる。その中で「今」の自分に見合ったトレーニングを組み立てる。それはつまり、やらなくて良いものを捨て、やるべきことに集中すること。努力をするにも「戦略」が必要というわけです。
ちょうど今月、ぼくは35歳になります。四捨五入するとアラフォーです。これからは「がむしゃらな努力」だけではうまくいかない、と自分に言い聞かせたいと思いました。
年齢とともに衰えるのはフィジカル面だけではありません。モチベーションや集中力などのメンタル面が下り坂になるのも、30歳を過ぎた頃から。スポーツ選手に限らず、30代〜40代に入ると20代の頃にはなかったストレスも抱えることになります。
葛西さんが自分で納得いくジャンプができるようになったのは37歳から。それまではトレーニングをいくら積んでも、思うような結果が出せない日々が続き、何度も心が折れそうになったそうです。
それでも選手として続けてこられたのは、メンタル面でも年齢に見合った努力をしてきたから。ポイントは「脳」を疲れさせないことだと言います。
最近、「疲れがとれにくくなった」と感じている人は、体よりも脳を休ませる意識をもってください。40代からのストレスを減らす第一歩は、とにかく仕事のことを考える時間を減らし、「脳を休ませる」ことだと私は思います。(本書より引用)
葛西さんのようなトップアスリートは24時間365日、競技のことを考えているわけです。しかし年齢が上がるとともに、それが逆にストレスとなり、パフォーマンスにも悪影響を及ぼす。そこで葛西さんがとった戦略は、スキージャンプのことを一切考えない時間を作ること。要するに、気分転換ですね!
本書で書かれていることは、スキージャンプだけでなく、ランニングを含めすべてのスポーツに当てはまると思います。
加齢とともに身体がガタつき、走るモチベーションも薄れてくる。フィジカルもメンタルも下り坂の中で、どのようにして練習を続け、マラソン大会で良い結果を出せば良いのか。そのヒントが得られると思います。
もっというと、スポーツに限らず、仕事にも当てはまりますよね。葛西さんは意図的に「ビジネスパーソン」という言葉を使い、仕事に疲れてモチベーションを失った30代〜40代のビジネスパーソンにエールを送っています。
他にも、本書では35年間企業秘密だった葛西紀明流「究極のメソッド」が惜しげもなく公開されています。何と「呼吸法」が肝だったのですね。詳しく知りたい方は、本を読んでみてください!
『40歳を過ぎて最高の成果を出せる「疲れない体」と「折れない心」のつくり方』
東洋経済新報社より2017年12月に発売。電子書籍・単行本から選べます。
本書の目次:
一般的にスポーツのピークは20代だと言われていますが、葛西さんのように40代でもなお世界の舞台で活躍している姿を見ると、勇気をもらえます。年齢を言い訳にせず、これからもガンガン自己ベストを更新できるように頑張りたいです。
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tomo(とも)です。マラソンがライフワークの36歳。外資系IT会社員・二児パパしながら「マラソンブロガー」として活動中。夢は、福岡国際マラソン出場と、非エリート系プロランナーになること。
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