ポイント練習は週2回で充分 by 『常識破りの川内優輝マラソンメソッド』

フルマラソン出場を目指しているけど練習時間が確保できない!というランナーに朗報。『常識破りの川内優輝マラソンメソッド』によると、いつもよりキツい「ポイント練習」を週2回こなせば、走力は充分に強化できるといいます。

著者の津田誠一さんは、「最強市民ランナー」川内優輝さんの大学時代の恩師。元学習院大学陸上競技部の監督で、当時目立った実績のなかった川内さんに独自の練習メソッドを伝授し、ブレークスルーを起こすきっかけを作ったと述べています。

週2回だけ集中すればいい

津田さんの指導法はシンプルでわかりやすいのが特徴。

私の指導(練習)法は、当時も今も、週に2回だけ集中して走力を強化する「ポイント練習」が軸。その他の日は、基本的に疲れを抜きながらジョッグをするというシンプルな内容です。

それで肝心のポイント練習では、一定ペースで走り切ることが大事だといいます。

最低ペースとは、レース中にどれだけ苦しくなっても、それ以上はペースダウンすることなく走れるペースのこと。この最低ペースを底上げすることこそが私の練習の目的であり、マラソンランナーが強くなるポイントなのです。最低ペースを底上げするには、スピード練習でも距離走でも、最初から最後まで一定ペースを保つことが大切になります。

疲れを抜くことの大切さ

津田さんは『常識破りの川内優輝マラソンメソッド』の中で、疲れを抜くことの大切さを強調しています。練習のしすぎでオーバートレーニングになるよりも、ちょっと足りないくらいのほうが良いといいます。

なので、ポイント練習の日は頑張りすぎないことと、それ以外の日は疲れを抜くことがとても重要です。

ちなみに、学習院に入ったばかりの川内さんはオーバートレーニングの傾向があったので、津田さんは「練習しすぎない」メニューを川内さんのために作ったそうです。

「明日も走りたいな」と思う練習をする

もっというと、練習では100%の力を出し切ってはいけないのですね。

練習後に「もっと走りたい!」と思えるくらいの練習でとどめておくことが、練習の効果を高めるひとつの目安になるでしょう。次回、同じ練習をするときに「走りたい」と思えるかどうかも目安のひとつです。

これには目から鱗でしたが、よく考えてみると正しいなと思いました。

これまでぼくはフルマラソン出場に向けて、ポイント練習を週4回行うメニューを組んでいました。このメニューの一番の問題は練習が長続きしないことです。プラン通り続くのはせいぜい4週間、それからはダレてきて、肝心のレース前の練習が疎かになっていました。

一方、津田さんのメソッドでは、週に2回だけ集中して走力を強化する「ポイント練習」を置きます。この「集中」という言葉が僕の心に響きました。

週に2回という回数が絶妙で、平日働いている僕にとっては、平日に1回、週末に1回、きつめの練習をこなせば良いのです。水曜日と日曜日はきちんと練習したから、あとはマイペースで気楽に走ろう!と心に余裕が生まれます。これが週3回だと長続きしないと思います。

また、集中して走ることの大切さも学びました。僕の解釈では、集中して走る=最初から最後まで一定ペースを保つ。ペースを意識して走ると、自分が苦しくなるポイント、つまり改善すべき自分の弱みが見えてきますし、何よりも最後まで走り抜くことで自信も育まれます。

まとめ

というわけで、ぼくも日々の練習に「川内優輝マラソンメソッド」を取り入れています。ポイント練習は、日曜日と水曜日。ぼくは平日が就業日なので、水曜日は通勤ランを練習に充てています。

多くのサラリーマンに当てはまると思いますが、平日に練習するのってハードルが高いですよね。でも、週1回だけ練習時間を確保して、あとは週末に頑張ればいいと思えば、長く続けられると思います。

川内さんを一流ランナーに育てたメソッドに興味がある方、あるいはフルマラソン出場に向けて効率的に走力を鍛えたい方は必読の一冊です。

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