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日帰り可能!日本一スピリチュアルなトレラン in 高野参詣道

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ランナーのみなさん、こんにちは。読めば走りたくなるブログ tomo.run(ともらん)にお越しいただき有難うございます。

しばらく時間が経ってしまいましたが、12月16日(土)に和歌山県の高野参詣道 町石道(こうやさんけいみち ちょういしみち)を走ってきました。

高野山といえば弘法大師空海が開いた日本仏教の聖地として有名ですが、高野参詣道は空海が今でも瞑想を続けていると言われる「弘法大師御廟」と山の麓を結ぶ参詣道。世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部でもあります。

約20キロの山道を上り、標高900メートルにある高野山町を目指すルートは初心者でも走りやすく、日帰りのトレイルランニングに最適です。109mごとに建てられた「町石」を数えて走ったり、世界遺産の寺院でお参りしたり、観光としても楽しめます。

日本有数のスピリチュアルスポットでもあるので、マインドフルネスの効果も期待できるかも!

それでは、トレランコースとしての高野参詣道町石道の魅力を見ていきましょう。

3つの魅力

1. 初心者でも走りやすい

高野参詣道は1,000年以上も人が往来してきた道であり、近年は世界遺産の観光ルートとしても整備されているので、初心者でも走りやすいコースとなっています。

要所に標識や案内板が建っているので道に迷う心配はありません。

コースの途中に公衆トイレや売店、バス停などがあるので安心。

上り坂はコースの最初と最後が急勾配でキツかったですが、大半は歩かずに走れる程度の緩やかな坂が続き、想像していたよりもフラットな道のりでした。

2. 公共交通機関でアクセスしやすい

参照南海電鉄ホームページ

高野山は紀伊半島の山奥に位置しますが、公共交通機関が発達しているので大阪、奈良、和歌山からのアクセスは良好。大阪のなんば駅から特急+ケーブルカーに乗れば、1時間半〜2時間で高野山駅に到着します。

早朝に大阪を出発して高野参詣道を上り、その日のうちに大阪に戻ることも可能です。

高野山と山の麓は「こうや花鉄道」が走っているので、往路は走って復路は電車、あるいは町石道の一部だけ走る、など自分の体力にあったコースにカスタマイズもできます。

3. 千年の歴史

高野参詣道町石道を走る一番の理由はこれでしょう。1,000年以上も人々が往来してきた「古道」は、その場にいるだけでロマンを感じます。

参詣道には「町石」と呼ばれる道しるべが109mごとに建てられています。登山口である慈尊院の「180町」から「179町」「178町」とカウントダウンしていくので、町石を数えながら走るとモチベーションが上がります。

ゴールは日本仏教の聖地として名高い高野山。標高900メートルの山頂に突如現れる仏教都市。長い山道を上り切った後の達成感はもはや言葉では言い表せません。

最後は「日本最高の霊場」として知られる奥之院を通り、弘法大師御廟でお参りするのがおすすめ。感じ方は人それぞれですが、心が清められる気がしました。

コース概要

全長約20キロ、獲得高度は800メートルほど。

登山口の慈尊院から弘法大師御廟までは1本の道ですが、宗教的には壇上伽藍を中心に「胎蔵界」と「金剛界」の2つの領域に分かれています。本格的に「参詣」したい人は覚えておきましょう。

麓の慈尊院から高野山へ通じる180町(胎蔵界)と壇上伽藍から弘法大師御廟までの36町(金剛界)を高野山町石道といい、弘法大師(空海)が高野山を開創されたとき、1町(109m)ごとに木製の卒塔婆を建てて道しるべとした道で、鎌倉時代には覚きょう上人の発願により、朽ちた木製の代わりに20年の歳月をかけて石造りの五輪塔形の町石が建てられた。(現地案内板より)

スタート地点の慈尊院までは「こうや花鉄道」の九度山駅から向かうのがおすすめ。コースの途中で上古沢駅や紀伊細川駅へ行き来することも可能です。

※写真は現地案内板より(所要時間は徒歩)

標高900メートルの高野山までの高度は次のとおり。

※写真は現地案内板より

コースの冒頭と「大門」に向かう最後の坂は傾斜がキツくて歩いてしまいましたが、それ以外は緩やかな坂を上り下りします。想像していたよりフラットなコースでした。

コース攻略

高野参詣道を次の4つのエリアに区切って解説していきます。後日、それぞれのエリアの詳細レポートをまとめます。

  • 慈尊院〜六本杉
  • 六本杉〜矢立
  • 矢立〜大門
  • 大門〜弘法大師御廟

慈尊院〜六本杉

スタート地点の慈尊院からはコンクリートの細道を上っていきます。いきなり傾斜がキツくなり、一気に高度を上げていきます。

ここで頑張りすぎるとあとで疲れてしまうので、のんびり行きましょう。「下界」の景色を楽しみながら。

途中から山道に入ります。

関連高野参詣道トレイル:慈尊院〜六本杉

六本杉〜矢立

緩やかな坂を上り下りしながら「古峠」「並木峠」を越えていきます。心肺へのダメージもないので、周りの景色を楽しみながら走ることができます。

町石を数える余裕が出てくるのもこの辺りから。

スタンプラリーなんかもあって楽しいですよ。

高野参詣道をすべて走りきる自信がない方は、こうや花鉄道の上古沢駅から「古峠」に入り、「矢立」まで走って紀伊細川駅に戻る、というコースがおすすめです。

関連高野参詣道トレイル:六本杉〜矢立

矢立〜大門

ここからガチなトレイルコースが始まります。足場が悪く、大門に近づくにつれて傾斜がキツくなります。

弘法大師の「伝承三石」として知られる「袈裟掛石」「押上石」「鏡石」があるのもこのエリア。ちなみに「袈裟掛石」は高野山の清浄結界であり、ここから高野山の「聖域」に入ります。

休憩を取りながら無理せずに上りましょう。

関連高野参詣道トレイル:矢立〜大門

大門〜弘法大師御廟

大門まで来てしまえば、あとは高野山町のフラットなアスファルト道が続きます。仏教都市であると同時に、一大観光スポットでもあるので、コンビニ、食堂、公衆トイレなど何でもありです。

関連高野参詣道トレイル:大門〜弘法大師御廟

アクセス・旅程

参考までに、ぼくが高野参詣道を走った時の日程をメモしておきます。

前日終業後、東京の品川駅で東海道新幹線で新大阪駅へ。その日はなんば駅から徒歩5分のホテルに宿泊しました。

当日は6時に起きて、なんば駅を7時台に出発。急行列車でターミナル駅の橋本駅まで向かいます。

橋本駅から「こうや花鉄道」で極楽橋へ向かい、ケーブルカーで高野山駅へ向かうのが定番ルートとなっています。

参照南海電鉄ホームページ

ちなみに2017年12月の時点では、台風の影響で高野下駅〜極楽橋駅区間が不通となっていました。高野山へ向かう人は橋本駅〜高野山駅の代行バスが出ています。

今回ぼくは橋本駅〜九度山駅をこうや花鉄道で移動し、九度山駅から慈尊院へ向かいました。スタート地点に着いたのが午前9時。

およそ3時間かけて高野山の大門にたどり着き、そこからランチ休憩をとり、奥之院で参拝を終えてちょうど15時でした。

この日はさらに熊野古道の小辺路(こへち)ルートを走りましたが、ここからバスに乗って高野山駅へ戻り、夕方までに大阪方面に戻ることも可能です。新幹線に乗ればその日のうちに東京へも戻れます。

注意点

全体的に走りやすいコースとはいえ、足場の悪いエリアもあるので、トレイルランニング用のシューズを必ず履いていきましょう。

それから、高野参詣道は歩いて登る方たちも多いので、走行中はくれぐれも歩行者の邪魔にならないように心がけましょう。コースの大半が人がひとり通れるくらいの細道なので、追い抜くときはスローダウンして、「お先に失礼します」と声をかけるのが最低限のマナー。

ちなみにぼくが走ったときは12月のオフシーズンということもあり、慈尊院〜大門ですれ違ったのはたったの4人だけ。冬はトレイルランニングにおすすめの時期と言えます。

最後に、脅すわけではありませんが現地に「クマ出没」の張り紙があったので、念のため熊よけの鈴を持っていきましょう。英語の「Beware of Bears」には思わずニヤリとしてしまいました。

関連情報

ネットで「高野参詣道」を検索すればいろんな情報が出てきますが、特におすすめなのが「わかやま観光情報」のウェブサイト。コースの地図がわかりやすくまとまっており、PDFを無料でダウンロード・印刷できます。

参照わかやま観光情報 高野参詣道

ぼくも今回の旅を計画する上で大変おせわになりましたが、せっかくプリントした地図は前泊したホテルに忘れてきてしまいました。

さいごに、余談ですが

今振り返っても、高野参詣道町石道は最高のトレイルランニングコースだったと思います。町石を数えながら山道を上り、最後は弘法大師御廟でお参りして心を清める。これが日帰りでもできるので、コースとしてはかなり完成度の高いと言えます。

コースの詳細はこちら。4つのエリアに分けてまとめています。

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