トレイルランナー必見。人はなぜ、山で遭難するのか?

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トレイルランナー必見。人はなぜ、山で遭難するのか?

著者の羽根田治(はねだ おさむ)さんは、登山や山岳遭難などの執筆を多く手がけるフリーライター。ウィキペディアによると、ぼくが今住んでいる埼玉県さいたま市のご出身とのこと。

ヤマケイ文庫 ドキュメント 滑落遭難』では、過去に日本で起こった7件の滑落遭難事例を紹介。遭難者の足取りを詳細に分析し、事故につながった原因を深掘りしていきます。

ぼくはクライマーではありませんが、時折トレイルランニングで山道を走るので、他人事のように思えませんでした。

ここでは、本書の中で印象に残った言葉を3つ紹介します。

1. 自分が山で遭難すると思って山に登る人はいない

確かにそうですよね。山で遭難すると思っていたら、怖くて登れないですから。

「自分だけは大丈夫」と無意識に思っている人がほとんどだろう。しかし、山に登る人は誰もが遭難事故に遭うリスクを背負うことになり、それがいつどこで襲いかかってきても何ら不思議ではない。

言い換えると「自分なら大丈夫」という自信がないと山登りはできません。そして多くの場合、自信過剰が事故の原因となります。

2. ほとんどの人は、多少不安を感じても強行突破してしまう

これは自分でもよくわかります。

トレイルランニングをしていると「ちょっと危険かな」と思うような場所や「このまま進むのは無理そうだな」と思う時でも、前に進んでしまうことが多いです。やはりそれは「自分なら大丈夫」という根拠のない自信があるからでしょう。

焦りもあると思います。時間とお金をかけて山登りをしているわけですから「途中で引き返すなんてもったいない」と思うのは自然なこと。

引き返すのも勇気がいるんですよね。

3. 「道迷い」が発端となって転落事故を招く

ハイキングコースなら滅多に迷わないでしょうが、けもの道のような山道だと「あれ、ここどこだっけ?」ということが多々あります。

そしてなぜか「ここからも行けるかもしれない」という根拠のない自信に導かれて、そのまま進んでしまうこともあります。実はこれ、非常に危険なんです。

遭難事故要因のうち、昔から常に上位を占めているのは「転滑落」であるが、実は「道迷い」が発端となっって転滑落事故を招くというケースはかなり多いと見られている。

そもそも道に迷っている時点で、人通りの少ない、リスクの高い道を歩いているわけですし、どこに危険なスポットが潜んでいるかわからないわけです。

筆者は「道に迷ったらすぐに引き返す」が鉄則だと言います。

ワンポイントアドバイス

普段はロードランナーですが、年に数回はトレイルも走ります。山に入る前に『ヤマケイ文庫 ドキュメント 滑落遭難』をもう一度読み返してみようと思います。

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