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読めば走りたくなるマラソンブログ
どうも!マラソンブロガーのtomo(とも)です。
先日、エチオピア出身のマラソン世界王者ケネニサ・ベケレに関する記事を書きました。ベケレの経歴を調べていて驚いたのは、彼がマラソンに転向する前はクロスカントリー走の選手だったこと。しかも世界クロスカントリー選手権大会 5連覇という超一流の選手です。
クロスカントリー走と聞くと、個人的には地味なイメージがあります。ロードレースのスピードや華やかさに欠け、トレイルランほどの刺激がない。良くも悪くもロードレースとトレイルランの中間に位置する、あまり目立たない存在。レースの数自体も少ないですよね。
そんなクロスカントリー競技からベケレのような超大物選手が出てくるのは興味深いです。そういえば日本の大迫傑選手も「クロカン日本選手権2018」への参加を表明しましたね。
クロスカントリー走(cross country running)は、基本的に芝生や森林のアップダウンの多い自然道を走る競技ですが、距離やコースに関する厳格な規定はありません。IAAF(国際陸上競技連盟)の公式サイトによると、コースは「1750m〜2000mを周回すること」と「危険を伴わない自然の障害物の使用すること」が推奨されています。
ちょっと乱暴に要約すると、ロードランよりも自然道を多く走り、トレイルランほど危険を伴わないのがクロスカントリー走と言えます。
ランナーの立場からすると、クロスカントリー走はかなり地味なスポーツだと思います。ロードランほどのスピードは期待できませんし、トレイルランほどのアトラクションもありません。応援する人から見ても、ワクワクする要素はあまりないかもしれません。
IAAF(国際陸上競技連盟)のクロスカントリー委員会ですら、クロスカントリーは地味で目立たないスポーツなので対策が必要だと言っています。先日このような声明を出していました。
参照:New, More Extreme Direction for Cross Country Competition(英語)
声明の趣旨を要約すると
かつてクロスカントリー走は五輪の陸上競技種目のひとつでした。ストックホルム五輪(1912)、アントワープ五輪(1920)、パリ五輪(1924)の3大会でしか開催されていませんが。100年後のパリ五輪(2024)でクロスカントリー走を「再登録」したい気持ちはわからなくもないですね。
クロスカントリー走は地味なスポーツではありますが、マラソン選手への登竜門として意外と人気があります。世界で活躍している長距離選手はクロスカントリー走でも素晴らしい実績を残していたりします。
例えば、フルマラソン世界歴代 2位の記録を持つケネニサ・ベケレ(エチオピア)は、もともとクロスカントリーの世界トップ選手。ベケレは 2002年〜2006年の「世界クロスカントリー選手権大会」で驚異的な 5連覇を達成しています。
ベルリンマラソン(2003)やニューヨークシティマラソン(2005)、びわ湖毎日マラソン(2009)などで優勝経験を持つポール・テルガト(ケニア)も1995年〜1999年に「世界クロスカントリー選手権大会」で 5回も優勝しています。
世界で最も有名なのは、2年に一度(2011年までは毎年)開催される「世界クロスカントリー選手権大会」。次回は2019年3月30日に北欧デンマークのオーフスで開催される予定です。
参照:IAAF World Cross CountryChampionships(英語)
日本で最も有名なのは、毎年2月に福岡県で開催される「日本陸上競技選手権大会クロスカントリー競走」。2017年に開催100周年を迎えた歴史ある大会です。
参加資格は次のとおり。
2018年大会は大迫傑選手も参加す予定。こういう有名な選手がどんどん参加すると、クロスカントリーの知名度アップに貢献しますよね。
「クロカン日本選手権」はちょっとレベルが高過ぎる!という方は、市民ランナーでも参加できるクロスカントリー大会がおすすめです。
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tomo(とも)です。マラソンがライフワークの36歳。外資系IT会社員・二児パパしながら「マラソンブロガー」として活動中。夢は、福岡国際マラソン出場と、非エリート系プロランナーになること。
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