超一流マラソン選手御用達!次世代ドリンク「モルテン Maurten」は何がすごいのか?

ドリンク

スウェーデンのスタートアップ企業が開発したスポーツドリンク「モルテン Maurten」が世界のトップアスリートから注目を集めています。

最近では、ウィルソン・キプサングが「東京マラソン2017」で使用したり、フルマラソンを2時間以内で走るプロジェクト「SUB2HRS」の公式スポーツドリンクに採用されたりと、メディアでも大きく取り上げられています。

次世代のスポーツドリンク

モルテンは、スウェーデンのイエテボリに本社を置くMaurten ABという会社が開発・販売しています。現時点(2017年5月)で、EU内でのみ販売しており、年内には米国での販売を開始するそうです。

モルテンの最大の特徴は、高濃度の炭水化物を含み、通常のスポーツドリンクに比べてエネルギー変換効率が約3倍も優れていること。

炭水化物は体内でエネルギーに変換され、人間が走ったり泳いだりする原動力となります。自動車に例えると、炭水化物はガソリンのようなもの。多ければ多いほど長く走れます。しかしスポーツドリンクを摂取する際、炭水化物の濃度が高すぎると胃腸が萎縮してしまい、体内への吸収が悪くなるというジレンマを抱えています。そのため市販のスポーツドリンクは、炭水化物の濃度が5%前後に抑えられています。

モルテンの炭水化物の濃度は14%。通常のスポーツドリンクであれば胃腸が萎縮してしまうレベルですが、「ハイドロゲル(hydrogel)」と呼ばれる新技術を使って新たな解決策を見出しました。

胃酸にで凝固する「ハイドロゲル」

ハイドロゲルは、植物由来のアルギン酸(alginate)とペクチン(pectin)で生成され、胃酸に触れると凝固する特性を持っています。口にするときは液体で、胃に入るとゲル状になる。そしてゲルが炭水化物を包み込み、腸の中でじわじわと吸収される仕組というわけです。

ハイドロゲルを開発したのは、モルテンの代表を務めるモルテン・フリクネス(Mårten Fryknäs)さん。彼はスウェーデンのウプサラ大学で生物学を教える傍ら、トライアスロン選手としても活躍しています。スポーツドリンクのエネルギー変換の非効率さに着目し、ハイドロゲルを開発をしたといいます。

トップアスリートのお墨付き

モルテンは2年前に開発され、実用化されてまだ1年しか経っていませんが、すでに世界のトップアスリートから支持されています。

公式サイトによると、以下の超一流選手がワールド・マラソン・メジャーズ(世界6大マラソン)で使用し、いずれも優勝しています。

  • ケネニサ・ベケレ→ 「ベルリンマラソン2016」
  • ギルメイ・ゲブレスラシエ→ 「ニューヨークシティマラソン2016」
  • ウィルソン・キプサング→ 「東京マラソン2017」
  • ジェフリー・キルイ→ 「ボストンマラソン2017」
  • ダニエル・ワンジル→ 「ロンドンマラソン2017」

さらに、モルテンはフルマラソンを2時間以内で走る企画「SUB2HRS」の公式パートナーにも選ばれています。

今後ますます注目が集まりそうですね。

「モルテン」の入手方法

世界の超一流ランナーが愛飲していると聞くと、試しに飲んでみたくなりますが、現時点(2017年5月)ではEU内でのみ購入が可能です。

公式オンラインストアには、以下2種類の製品が並んでいます。さらに今年中に3つ目の新製品が発売予定とのこと。

「DRINK MIX 320」は、1箱14袋入りで45ユーロ。日本円に換算すると、1箱5,600円、1袋400円。超一流ランナーが使用知ている割には、思ったより高価ではないですね。

使用方法は簡単。袋の粉を0.5リットルの水に混ぜて飲むだけ。レースの前後や最中に、いつ飲んでもOK。これ1袋に80グラム分の炭水化物が含まれています。

「Maurten」はどう発音する?

ちなみに製品名の「Maurten」はどう発音するのか迷いましたが、調べてみると開発者の苗字の「Mårten」と同じであることがわかりました。スウェーデン語で「å」は「o」と発音されますが、英語圏では「å」は「au」に変換されることから「Maurten」になったそうです。なので日本語だと「モルテン」になります。

余談ですが、世界的に有名なスウェーデンの小説『ニルスの不思議な旅』に登場するガチョウの「モルテン」も、原作では「Mårten」です。

さいごに

日本での発売が待ち遠しいですね。次回ヨーロッパに行く機会があれば、ぜひ買ってみたいと思います。

モルテン公式サイト: www.maurten.com

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