徹底解説|【マラソンの距離計測】公認レースは自転車計測

マラソン大会

計測方法は「ワイヤー計測」と「自転車計測」のいずれもアナログな手法。公認レースは、自転車の前輪にカウンターを装着して車輪の回転数で距離を測る

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目次と内容

公認レースの距離計測

日本陸連の公認レースとして認定されるためには、ルールで定められた方法でコースの距離を計測する必要がある。

詳細は、日本陸連の「長距離競走路ならびに競歩路公認に関する細則」を参照。

距離計測の方法は以下の2つ。

  • ワイヤー計測 ワイヤーに真の50mを移設し、50mごとに計測する。
  • 自転車計測 自転車に専用のカウンターを取付け、基準の距離(概ね400m)をカウンター数に換算して、自転車で計測する。

その他のルールは以下のとおり。

  • 距離の減少を防止するため0.1%を加えて計測する。
  • IAAF/AIMS認証コースでは、自転車計測としなければならない。

世界陸上競技連盟(WA)や国際マラソン・ロードレース協会(AIMS)の公認レースは、自転車による距離計測しか認められていない。

自転車計測

自転車計測には、Jone Counter(ジョーンズ・カウンター)と呼ばれる計測機が使われる。自転車の前輪に装着し、車輪の回転数をカウントして距離を測る仕組みだ。

国際マラソン・ロードレース協会AIMSのルールブック「THE MEASUREMENT OF ROAD RACE COURSES」では、Jones Counterを唯一の公認計測機として認定している。

A calibrated bicycle fitted with a Jones Counter is the only approved method of measuring road race courses. The Jones Counter, which is mounted at the hub of the bicycle’s front wheel, is named after its inventor, Alan Jones, and the original manufacturer, his son Clain Jones.

Jones Counterの誤差の範囲は、1000m毎に1m以内。そのため、Jone Counterの計測結果に0.1%を加えて公認距離とする。

常に最短距離を計測

THE MEASUREMENT OF ROAD RACE COURSES」は、実際の計測方法がケース・バイ・ケースで詳しく書かれており、読み物としても面白い。

原則として、選手が走行可能な最短距離を計測する。以下はルールブックに掲載されている図面だが、矢印(→)が最短距離を表している。

道路を横断する場合は以下のとおり。

クネクネと曲がった道も同じように最短距離で計測する(以下左)。道路の片側だけを走行する場合、中央線を越えないように最短距離を調整する(以下右)。

折り返し地点は、ポールの周りの最短距離ではなく、地点までの最短距離を測る。つまり折り返しの多いコースはランナーにとって不利だと言える。

これだけ技術が進歩した時代に、アナログな手法で距離計測を行い、しかもそれが世界標準だということに驚きを隠せない。

とも

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