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ランナー村上春樹の名言集 。「痛みは避けがたいが、苦しみはこちら次第」

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ランナーのみなさん、こんにちは。読めば走りたくなるブログ tomo.run(ともらん)にお越しいただき有難うございます。

8年ぶりに村上春樹さんの『走ることについて語るときに僕の語ること』を読みました。

まるで早口言葉みたいなタイトルですが、これは村上春樹さんが敬愛するレイモンド・カーヴァーの短編集『What We Talk About When We Talk About Love』の、Love(愛すること)を Run(走ること)に置き換え、日本語にしたものだそうです。

ちょっとでもランニングをやっている人なら、ハルキストでなくても「あの世界の村上春樹がランニングについて書いた本」に興味を持つのではないでしょうか。ぼくが8年前に手に取った時もそれが理由でした。

当時のぼくは、まだ20代後半。週1〜2日走る週末ランナーでしたが、ハーフマラソンよりも長い距離を走ったことはなく、ケガやスランプに悩まされた経験もありません。今思えば、そこまで深くランニングに入り浸っていませんでした。その時の感想は「完全に期待外れな本」。

あれから8年。人生の中でランニングがかなりのウェイトを占めるようになり、フルマラソンは10回以上完走しました。故障にも幾度か悩まされ、少しずつ身体の「衰え」を感じ始める年齢になりました。

そして今、『走ることについて語るときに僕の語ること』をもう一度読み返してみると、ランナーとしてものすごく共感できることが書かれていて驚きました。その中から個人的にグッときたランナー村上春樹の「名言」を4つ紹介したいと思います。

名言 1

痛みは避けがたいが、苦しみはオプショナル(こちら次第)

英語の「Pain is inevitable. Suffering is optional.」を村上春樹さんが和訳したもの。とあるマラソン・ランナーは、この呪文のような言葉をレース中に唱えて自らを叱咤激励していたといいます。それを知った村上さんはいたく感動し、「マラソンという競技のいちばん大事な部分を簡潔に要約していると思う」とコメントしています。

「痛み」はフィジカルな現象、「苦しみ」はメンタルな状態。例えばレース中に脚が痛くなったとしても、それを「苦しい」と感じるかはランナー次第ということですね。

名言 2

しかし寒さよりも遥かにこたえたのは、傷ついたプライドであり、マラソン・コースをとぼとぼと歩いている自らの姿の惨めさだった。

これは村上さんが「千葉の某所」で参加したマラソン大会での出来事。30km地点を超えたあたりから脚が言うことを聞かなくなり、終いには走れなくなるという、いわゆる「30kmの壁」にぶち当たります。

気持ちはまだまだ行けるのに、身体が言うことを聞かない。ぼくにも何度かそういう経験がありますし、こればかりは何度経験しても辛いです。その心境はまさに「傷ついたプライド」のひと言で言い表されています。

名言 3

走り続けるための理由はほんの少ししかないけれど、走るのをやめるための理由なら大型トラックいっぱいぶんはあるからだ。僕らにできるのは、その「ほんの少しの理由」をひとつひとつ大事に磨き続けることだけだ。

走りたいという気持ちはあっても、走れなくなることってありますよね。毎週のように走っていたのに、ある時からパタッと走らなくなる。またその逆もあって、ある日突然走りたくなってランニングを再開する。ぼくも20代後半はそんな感じでした。

最近、走りたくなるキッカケって実はほんの些細なことなのかもしれない、と思うことがあります。ぼくの場合は、カッコいいランニングシューズを見かけたり、きれいに舗装された歩道を歩いたり、羊羹を食べたりすると、走りたいという気持ちが沸いてきます。僕にとってはこういうのが「走り続けるための理由」なのかもしれません。

名言 4

大事なのは時間と競争をすることではない。どれくらいの充足感を持って42キロを走り終えられるか、どれくらい自分自身を楽しむことができるか、おそらくそれが、これから先より大きな意味をもってくることになるだろう。

これはぼくが一番好きな言葉です。マラソンで「時間」は誰しも意識します。自己ベストタイムを更新して喜ばない人はいないですからね。ぼくもマラソン大会によってはある程度、時間を狙うことがあります。

でも、走ることを楽しめないと、長いスパンでマラソンを楽しむのは難しいと思います。マラソンはキツい。だからこそ、少しでも多くの楽しい思い出を作ることで、また走りたい!という気持ちになります。

さいごに、余談ですが

次回のフルマラソンは2月の東京マラソン。途中で苦しいと感じたら「痛みは避けがたいが、苦しみはこちら次第」と唱えてみようと思います!

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