【ナカ旅】そうだ、京都まで走ろう!日本橋「道路元票」から始まる中山道の旅

中山道

東京から京都まで「中山道」を走って旅する企画、ナカ旅を続けています。

中山道(なかせんどう)は、東京の日本橋から京都の三条大橋を内陸経由で結ぶ街道。江戸時代の旅人や飛脚は、道中69ヶ所の「宿場」で休みながら、約550キロの道のりを移動していました。 

ナカ旅のルールは簡単。基本的には江戸の飛脚と同じで、道中の宿場をひとつずつクリアしながら旧中山道を自力で走って移動します。宿場は一度クリアすれば、電車で移動することも可能。主に休日を使って地道にクリアしていきます。

今回は、中山道の起点である東京の日本橋(にほんばし)を中心に、最初の宿場があった板橋までの道中をレポートします!

コースの特徴

日本橋から板橋までの距離は10.8キロ。基本的には日本橋から国道17号(中山道)沿いを北上します。ただし国道17号は明治以降に整備された道路なので、国道17号は必ずしも旧中山道と同じではありません。

今回は旧中山道を忠実にたどるため、日本橋三越の横から神田へ向かい、本郷通りと白山通りを経て、巣鴨地蔵通り商店街を駆け抜けるルートを走ります。

東京駅八重洲口から歩くこと10分、日本橋の道路元票までやってきました。ここは言わずと知れた日本の道路網の起点。中山道だけでなく、東海道や甲州街道も日本橋から始まります。

身支度を整え、荷物をすべてノースフェイスのエンデュランスベルトに収納しました。GPSウォッチの電源を入れて、いざ出発!

道中レポート

日本橋三越の横から走り始めます。平日の早朝は人も車もまばらです。 

しばらく走り続けると、JR神田駅のガードレール下を通り抜け、神田川に差し掛かります。ここから一旦国道17号をそれて、江戸時代からある昌平橋を渡ります。かつては芋洗橋と呼ばれていたそうですが、この近辺に孔子を祀った湯島聖堂が建てられると、孔子の故郷である昌平郷にちなんで、昌平橋と名を改めたそうです。

昌平橋から坂を駆け上がると、神田明神の緑の鳥居の前を通りかかりました。文京区に住んでいた頃は、後楽園から神田明神までよく走りに来ました。元旦の真夜中に初詣に来たこともあります。せっかくなので寄り道してきました。

神田明神の鮮やかな朱色は、いつ見てもきれいですね。見ているだけで、気分上々、商売繁盛しそうです。相変わらず大勢の観光客で賑わっていました。

走り始めてまだ2キロほどですが、シャツは汗でびしょ濡れ。。こんな汗臭い格好で観光客に混じって参拝するのは気が引けました。お参りはせず、一礼して旧中山道へ戻ります。

神田明神の向かい側には、湯島聖堂が見えました。江戸時代からある学問の聖地です。

徳川五代将軍綱吉は儒学の振興を図るため、元禄3年(1690)湯島の地に聖堂を創建して上野忍岡の林家私邸にあった廟殿と林家の家塾をここに移しました。これが現在の湯島聖堂の始まりです。その後、およそ100年を経た寛政9年(1797)幕府直轄学校として、世に名高い「昌平坂学問所(通称『昌平校』)」を開設しました。(史跡湯島聖堂|公益財団法人斯文会より)

せっかくなので寄り道してきました。黒を基調とした落ち着いたデザインは、神田明神とは対照的ですね。

片側一車線の本郷通りを走ります。しばらくすると、緑豊かな東京大学の本郷キャンパスが見えてきました。江戸時代は、加賀藩の大名屋敷があった場所です。玄関口である赤門の前には、制服姿の高校生が見学に来ていました。

東大の前にある「本郷追分」はかつての分岐点で、左に曲がると中山道、直進すると日光御成道に分かれます。「国道17号」の標識もちゃんとありました。ここから旧白山通りを走ります。

都営地下鉄白山駅の交差点を通り越すと、東洋大学のキャンパスが見えてきました。

旧白山通りは片側一車線の長閑な道路でしたが、都営地下鉄千石駅で片側三車線の白山通りと合流します。急に酸素が薄くなったと感じるのは気のせいですかね。。。

排気ガスにまみれながら走り続けるとJR巣鴨駅に到達しました。そのまま直進するのかと思いきや、地図を見ると国道17号から外れて巣鴨地蔵通り商店街を走ることになっています。俗に「おばあちゃんの原宿」と言われる巣鴨地蔵通り商店街が旧中山道の一部だったとは知りませんでした!

商店街はものすごい人だかりでしたが、おじいちゃん・おばあちゃんはあまり見かけなかった気がします。

ひたすら走り続けると、荒川都電の踏切で足止めとなりました。三ノ輪行きの車両が、ちょうど庚申塚駅に停車していました。可愛らしい電車ですね。

踏切を渡ると、またしても踏切。今度はJR埼京線が目の前を通過します。踏切を渡りきると、JR板橋駅です。

駅前からは、滝野川銀座商店街を走り続けます。よく見ると「旧中山道」の文字を見つけました。わかるかな。

もう間もなく日本橋を経ってから最初の宿場があった板橋に到着です!

日本橋〜板橋の「気になるスポット」

最後に、ぼくが日本橋〜板橋の区間を走っていて、え!?何これ!?と感じた「気になるスポット」を紹介します。それがこちらの一枚。

旧中山道に面した神田明神の鳥居。赤ではなく、緑色をしています。珍しいですよね。しかし、よく見てください。ぼくが気になったのは、その隣にある「富久無線」の文字。インターネットが普及した時代に「無線」ってなんだか古くて新鮮な響きがします。

調べて見ると、富久無線電機株式会社の建物であることが判明しました。

弊社は関東大震災の傷跡癒えぬ大正12年、神田錦町に於いて富久商会として産声を上げました。以来創業90年にわたり、激動する社会経済の中、”誠実”をモット-にエレクトロニクス産業の発展に微力ながらも尽力して参りました。(ホームページより)

まとめ

東京から京都まで「中山道」を走って旅する企画、ナカ旅。今回は東京の日本橋から板橋までの道中の様子を紹介しました。神田明神、湯島聖堂、東大赤門、巣鴨地蔵通り商店街など、見どころ満載です。

次の宿場町:【ナカ旅】板橋には本当に「板の橋」があるのか?中山道を走って検証してみた

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