「北極マラソン」と「南極マラソン」では、どちらがより過酷か?

小野裕史さんの『マラソン中毒者(ジャンキー)』を読み、「北極マラソン」と「南極マラソン」に興味を持ったので、大会情報を詳しく調べてみました。

どちらも地球上で最も過酷な環境で走ることに変わりはありませんが、走りやすさは大会当日の気象状況によって大きく左右されるため、同じ大会でも開催年によってはタイムが1時間以上も違ったりします。ちなみに大会記録は「北極マラソン」「南極マラソン」ともに3時間30分台で大差はありません。

ちなみに日本から参加すると、費用が200万近くかかります。一生に一度の思い出づくりにはいいかもしれませんが、これで完走できなかったとなるとかなり残念な結果になります。

北極マラソンのスペック

公式サイト:http://www.npmarathon.com

  • 2002年以来、毎年4月に北極で開催
  • 2016年大会までに累計で226名が完走
  • 世界で唯一の「海上」マラソン(北極は大陸でないため)
  • 体感温度はマイナス40℃前後
  • 男子の大会記録は3時間36分10秒(2007年)
  • 女子の大会記録は4時間52分45秒(2014年)

北極マラソンの装備

公式サイトの写真を見ると、皆さんかなり重装備で走っていますね。しかもゴーグル着用なので顔が見えません。

大会委員会の服装ガイドラインで、基本装備が確認できます

  • 上半身:ベースレイヤー、ミッドレイヤー、アウターレイヤーの3層
  • 下半身:ベースレイヤー、アウターレイヤーの2層
  • 足:ベースの靴下、ウールの靴下、トレラン用のシューズ
  • 手:ベースの手袋、ウールの手袋、ミトン
  • 顔:目出し帽、フェースマスク、帽子、ネックウォーマー
  • 目:スキー用のゴーグル

北極マラソンの費用

2016年12月時点で、2017年大会のエントリーは締切済み、2018年大会のエントリーは受付中です。

気になるエントリー料金は一括払いで15,000ユーロ、日本円に換算すると約180~190万円です。世界で最も高額なマラソン大会と言えますね。ただし、この価格には渡航費や宿泊費など、以下の諸費用が含まれています。

  • ノルウェー⇔北極の往復フライト
  • 北極でのヘリコプター移動
  • 北極での宿泊と食事
  • 北極マラソンの参加料
  • 北極点での観光
  • 参加賞(Tシャツ、メダルなど)
  • 記念写真
  • 全面的な医療サポート

 南極マラソンのスペック

公式サイト:http://www.icemarathon.com/

  • 2005年以来、毎年11月に南極大陸で開催
  • 南極大陸で唯一のマラソン
  • 男子の大会記録は3時間34分47秒(2013年大会)
  • 女子の大会記録は4時間20分2秒(2013年大会)
  • 体感温度はマイナス20℃前後
  • 別途、毎年1月に100キロマラソンも開催

南極マラソンの装備

基本的には北極マラソンと同じです。

南極マラソンの費用

2016年12月時点で、2017年大会のエントリーは受付中です。エントリー料金は、一括支払いで13,500ユーロ、日本円に換算すると160~170万円。以下の費用が含まれています。

  • チリ⇔南極の往復フライト
  • 南極での宿泊と食事
  • 参加賞(Tシャツ、メダルなど)
  • 記念写真

レース会場が南極点から数百キロ離れているので、北極マラソンとは違い、南極点への観光は含まれていないようです。

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