ヒトは、あり得ないチャレンジを達成すると「刺激難民」と化する by 小野裕史 『マラソン中毒者』

ベンチャー投資家の小野裕史さんの『マラソン中毒者(ジャンキー)』を読み、世界にはフルマラソン以上に過酷なレースがあることを知りました。小野さん自身が出場した、北極マラソン、南極マラソン、アタカマ砂漠マラソンの様子が紹介されていて面白かったです。

刺激難民

ぼくの知り合いで、フルマラソンでは飽き足らず、トライアスロンや100キロマラソンに挑戦している人がいます。彼はもともとフルマラソンにのめりこんでいたのですが、何度か走っていると刺激が足りないと感じたそうです。

ランニングを介して得られる快感や刺激は、一種の麻薬のようなもので、慣れてくるとより大きな快感や刺激を求めるようになります。

著者の小野さんも、このパターンですね。35歳になるまで運動はしてこなかったのに、走り始めて徐々にエスカレートし、わずか4年間で北極、南極、砂漠、日本横断などの「ヘンタイレース」に出場することになります。

ヒトというのは、それまで「あり得ない」と思っていたチャレンジを達成してしまうと、同じレベルのチャレンジでは物足りなさを感じてくる。

砂漠マラソンや国内のヘンタイレースに出る仲間の間では、これまでに経験したことのないキツい体験を求めて様々なレースへとチャレンジしていく姿を指して「刺激難民」という業界用語(?)すら生まれていた。さながら、同じレベルのクスリでは満足できなくなった麻薬中毒者が、より強いクスリを求めてさまようように。

ノータイムポチリ

とはいえ、南極を100キロ走ったり、砂漠地帯を7日間で250キロ走ったりするには、それなりの覚悟が必要ですし、エントリーすること事体に勇気が要りますよね。あまり情報があり過ぎても、参加する気が失せてしまうのではないでしょうか。

小野さんの場合、面白いなマラソン大会の情報を得ると、深く考えず、心のままにインターネットのエントリーボタンを「ポチリ」と押してしまうそうです。題して、ノータイムポチリ。

いつしか、僕の周りでは、思いついたノリで、深く考えずココロのままに「ポチっ」と何かにエントリーしたり、購入したりしてケツを決めてしまう行為を「ノータイムポチリ」と呼ぶようになっていた。

そして、未来が大きく動き出すのは、得てして「ノータイムポチリ」の仕業が大きい。

マラソン大会に限らず、何か面白そうだなと思ったら、とにかく行動してみるのがいいですね。どうやるかは後々考えるとして。

ぼくも去年から海外のマラソン大会に積極的にエントリーするようになりましたが、休みは取れるのか、旅費はどうするのか、など色々考えていたら先に進めないので、とりあえず「ノータイムポチリ」するようにしています。

まとめ

そろそろフルマラソンに飽きてきたなーという方は、小野さんの本を読んでみては?世の中にはフルマラソンより過酷なレースがあることに驚くと思います。ちなみにぼくは、まだフルマラソンで頑張ります!

アマゾンで『マラソン中毒者(ジャンキー)』のレビューと最新価格をチェックする

 【目次】

  • 第1章「世界一、獲っちまおうぜ」
  • 第2章 人類初の、コスプレ北極マラソン
  • 第3章 「オラ、南極で100kmマラソンしてくるだ」
  • 第4章 チーム世界一の「絆」へ

この記事をシェアする