トップアスリートも採用。後ろ向きで走る「レトロランニング」を練習に取り入れるべき理由

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トップアスリートも採用。後ろ向きで走る「レトロランニング」を練習に取り入れるべき理由

突然ですが「レトロランニング」って聞いたことありますか?

英語で後退を意味するレトロ(retro)とランニング(running)を掛け合わせて、後ろ向きで走ることをレトロランニングと言います。「レトロランナー」と呼ばれる人たちが速さを競い合う世界大会も開催されています。

驚くのはその速さ。こちらのサイトに距離別の世界記録が掲載されていますが、フルマラソンだと余裕でサブ4です(2017年4月時点)。後ろ向きで走ってですよ。。

  • フルマラソン:3時間42分41秒
  • ハーフマラソン:1時間35分49秒
  • 10,000メートル:38分50秒
  • 1,000メートル:3分18秒

レトロランニングを試してみた

ちなみに自分がどれくらいの速さで走れるのか知りたくなり、週末に試し走りしてきました。普通の歩道で試すのは危険すぎるので、、JRさいたま新都心駅のペデストリアンデッキへ。土曜日の早朝だと人通りも少なく、安心して走れます。

試した結果、ペースは最速でキロ4分45秒でした。上体をねじって進行方向を確認するため、かなり不自然な姿勢で走ることになります。これ以上速く走ると間違いなく転倒する。。。

わずか300メートルしか走っていませんが、足がつりそうになりました。恐らく普段使わない筋肉を刺激したからでしょうね。

余談ですが、たまにランナーとすれ違うと、ものすごく恥ずかしいです。「この人なんで後ろ向きに走ってるんだろう?」って絶対思われているんだろうな。。

レトロランニングの練習

レトロランニングを試した結果、ぼくは長時間走れる感じではありませんでしたが、レトロランナーの人たちは日々どのような練習をしているのでしょう?

中距離の世界記録保持者トマス・ドルド(Thomas Dold)を取材したIAAFの記事が参考になりました。ドルドさんは、5000メートル走を除く、1,000メートルから10,000メートルまでの全ての種目で世界記録を打ちたてました。

トップクラスの選手になると、練習は陸上競技場のトラックで行われます。基本的には、コーチまたはチームメイトが案内役として並走し、本人は後ろ向きで走ることに集中します。

ドルドさんの場合、とにかくレトロランニングの距離を積み重ねることが重要だと言います。レース前には、1週間でレトロランニング50キロ、通常ランニング50キロ走り込むそうです。

普段の練習にレトロランニングを取り入れる

ちなみにドルドさんはフルマラソンのコーチとしても有名で、ドイツ女子マラソンのアンナ・ハーナー選手とリーザ・ハーナー選手の専属コーチをしています。リオ五輪の女子マラソンで手を繋いでゴールした「双子の美人姉妹」と言った方がわかりやすいかもしれません。

そのハーナー選手たちの練習プログラムにも、レトロランニングが取り入れられています。

普通のランナーがレトロランニングを練習に取り入れるメリットは大きく二つあります。ひとつは、普段使わない筋肉を鍛えられること。確かにこれは試走してみて実感しました。

もうひとつは、怪我のリスクが減ること。レトロランニングをやると一挙手一投足に注意しながら走るので、集中力が高まります。ぼんやりと走っていたら転んで怪我した、というようなイージーミスが少なくなります。

ワンポイントアドバイス

以上、今後世界的なブームが来るかもしれない(?)レトロランニングについて紹介しました。試し走りしてみると、想像以上にきつかったです。でも練習プログラムに取り入れるのは良いアイデアだと思いました。まずは、周囲の目を気にせずにレトロランニングができるようにならないとですね。。

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