マラソンの計測チップ「RSタグ」の付け方:返却は必要?

マラソン大会のタイム計測に使われる「RSタグ」はビニールタイでシューズの上部に装着する。計測には二重周波と呼ばれる特許技術を使い、99.99%の計測精度を実現している。

マラソンで絶対にしてはいけない35のこと

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書いた人:マラソンブロガー「とも」。ツイッターストラバでも発信中。プロフィールはこちら

この記事の目次

RSタグとは?

「RSタグ(ランナーズ・スポータグ)」は、マラソン大会で使われている計測チップ。RSは「Runners SporTag」の頭文字だ。

本体に4つの穴があり、ビニールタイでランニングシューズのシューレース(靴ひも)に装着する。重さはわずか5g。

他にも「RTタグ」や「RCチップ」などの計測チップが存在するが、日本国内の主要マラソン大会では「RSタグ」が主流だ。

正しい付け方

ビニールタイを4つの穴に通し、ランニングシューズのヒモに装着する。

つま先の近くに装着すると、つま先が曲がった時に邪魔になるので、なるべく足首に近い場所に付けるのがおすすめだ。

日本陸連の規則

なお、日本陸上競技連盟規則の「第165条 計時と写真判定」では、計測チップについて次のような記載がある。

  1. スタート地点およびコース沿道あるいはフィニッシュ地点で使用される機器のいずれもが、 競技者の前進に重大な障害または障壁になってはいない。
  2. 競技者が身に着けるトランスポンダーやその入れ物は、 負担にならない重さである。
  3. システムはスターターの信号器によって始動するか、スタート合図に同期している。
  4. システムは競技会の間やフィニッシュ地点または記録集計のいかなる過程でも、競技者が何かをする必要がない。
  5. すべてのレースは0.1秒単位で計測され、0.1秒表示がゼロでない場合、つぎの秒に切り上げる。例2:09:44.3→2:09:45〔注意〕 公式の時間は信号器のスタート合図( または同期したスタート信号)から競技者がフィニッシュラインに到達するまでの時間である。ただし、非公認ではあるが、競技者がスタートラインを通過してからフィニッシュラインに到達するまでの時間を知らせることができる。
  6. このシステムによって決定された時間と着順を公認とみなすが必要に応じて第164条2と第165条2を適用する。

要するに、走行のジャマにならず、重すぎず、ランナーが何もしなくても計測できることが計測チップの必須要件ということだ。

返却は必要?

「RSタグ」には返却が必要なものと、持ち帰りが可能なものがある。

返却が必要な場合

基本的には、ゴール会場でフィニッシュ直後に大会スタッフが回収してくれる。

ただし「RSタグ」を受け取ってから、DNSもしくはDNFした場合は、自分で返却しないといけない。

通常は返却用の封筒が同梱されているので、きちんと郵送して返却しよう。以前、返却をし忘れて、大会事務局から催促のハガキが届いたことがある。

持ち帰りが可能な場合

大会によっては「RSタグ」を記念品として持ち帰ることができる。その場合は計測チップがオリジナルデザインであることが多く、中には完走タイムが書き込めるデザインもある。

タイム計測の仕組み

「RSタグ」は、米国テキサス州に本社を置くActive Network社が製造している。

日本国内では株式会社レックスというアールビーズ社の関連会社が「RSタグ」を使ったソリューションを提供している。

RSタグでランナーを識別

マラソンのタイム計測には以下の3点が必要となる。

  • ランナーを特定する「RSタグ」
  • RSタグを識別する「アンテナマット」
  • データを記録する「受信機」

「RSタグ」には固有IDの付いたICチップが内蔵してある。アンテナマットが発する磁気がICチップを捉え、個々の固有IDを識別して通過時間を記録していく。

「RSタグ」の固有IDにランナーを紐づければ、誰がいつ、どこを通過したかを正確に記録することができる。

計測精度は99.99%

Active Network社の公式サイトによると、時速20kmでも正確に読み取るために、アンテナマットには二重周波(Dual Frequency)と呼ばれる特許技術が採用さている。

短波(0.3m以内)と長波(2.0m)の異なる周波を使い分けることにより、99.99%の計測精度を実現しているという。

また、理論上は1秒間に120個の「RSタグ」を正確に読み取ることができるので、大規模なマラソン大会でランナーが一斉にスタートしても基本的に計測漏れは発生しない。

関連情報

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