
タビオ(Tabio)の新作ランニングソックス「レーシングランナノグリップ」を紹介します。
前作の「レーシングラン」よりも生地が薄く、グリップ性能が強化されています。
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どうも、マラソンブロガーの「とも」です。
ハーフ〜フルマラソンにおすすめのランニングソックスを比較・紹介します。
ランニングシューズ選びは慎重になっても、ランニングソックス選びは適当に……という方は少なくないと思います。「tomo」も以前はそうでした。
でも適切なランニングソックスを履くと快適に走れますし、1秒でも速く走りたいレースで記録が狙いやすくなります。
これまで何十足ものランニングソックスを自費で購入し、実戦で使用した経験を踏まえて、自信を持っておすすめできるものを6つピックアップしました。
ランニングソックスはランニシューズと同じで「これさえ選べば絶対に大丈夫!」というものはありません。
走る環境(ロード・トレイル)や距離によって求められる素材や機能が異なりますし、履き心地の感じ方は人それぞれです。
実際にいろんな種類を試して自分の最適解を見つけるしかありませんが、選ぶ際の大事なポイントだけ紹介しておきます。
足裏には内側縦アーチ、外側縦アーチ、横アーチの3つのアーチがあり、これらがバネのような役割を果たして着地の際の衝撃を和らげてくれます。
しかし長時間走り続けるとアーチの機能が弱くなります。そこでサポートの機能のあるランニングソックスを履くと、アーチが補強され、疲れにくくなります。
走行中の靴ズレは、無駄なエネルギーロスだけでなく水ぶくれの原因となります。生地に滑り止め加工を施したランニングソックスを選ぶことで、靴擦れが軽減できます。
足裏に滑りにくい素材を配置したタイプが多いですが、中には生地自体に滑り止め効果を施したタイプもあります。
足は摩擦熱により蒸れやすくなります。通気性が優れたランニングソックスを履くと、熱や湿気を効率的に逃し、長時間履き続けても快適です。
ただし寒い季節は通気性が良すぎると足冷えの原因になります。冬は防寒性に優れたランニングソックスを履くと、走りに出かけるハードルがグッと下がります。
指が分かれていないラウンドタイプが良いのか、それとも5本指タイプが良いのか?以前は5本指タイプの方が粘り強い走りができると思い込んでいましたが、実際に履き比べてみると大差ないという結論に至りました。
自分の好みが分からないという方は、しばらく両方履いてみると良いでしょう。
丈の長さは好みで選んで問題なと思います。ただし短すぎると、踵の履き口部がアキレス腱に擦れたり、冬は寒さを感じたりします。
くるぶしがすっぽり包まれる丈を選んでおくと無難です。
ここでは、主にハーフマラソン〜フルマラソンのロードランニングにおすすめのランニングソックスを紹介します。
トップバッターはタビオ(Tabio)。大阪府大阪市に本社を置く靴下専門のメーカーです。
全国に400以上の店舗を展開し、機能性と耐久性に優れた靴下づくりに定評があります。
ランニング向けには「レーシング」シリーズを展開しており、マラソン・トレイルランナーに支持されています。
特におすすめなのが、帝人の超極細繊維を採用した「レーシングラン ナノグリップ」。主な特徴は以下のとおり。
隙間なくピタリとフィットする履き心地は、さすが老舗靴下メーカー。
それ以上に素晴らしいのは、生地に使われている帝人の超極細繊維「ナノフロント」による滑り止め効果です。
生地自体に粘着性があり、足とランニングソックス、そしてランニングソックスとランニングシューズが一体化し、靴ズレを防ぎます。
特に1秒でも速く走りたいレースで重宝します。「tomo」はこれを履いてフルマラソンの自己ベストを更新しました。
#新潟シティマラソン をPR 2時間52分38秒(ネット)で完走しました!
— tomo.run|マラソンブログ (@tomorunblog) October 9, 2022
前半はややオーバーペース。ヤバい後半潰れるかも…と思いきや30kmまで余裕。30〜35kmは向かい風との戦い、ラスト7kmは自分との戦い
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つま先はラウンド(ノーマル)タイプと5本指タイプが選べます。欲を言えば、丈の長さが選べるとパーフェクトでしたけどね。
フットマックス(FOOTMAX)は知る人ぞ知る、靴下の老舗メーカーです。創業は1922年。
大阪に本社を置く靴下メーカーのコーマ株式会社のブランドで、染色から編み立て、検品までのすべての工程を自社一貫で行なっています。
同社のフラグシップモデルとも言える「フットマックス 5本指」は、靴下に関する以下の特許技術が惜しみなく使われています。
母趾球フィットと小趾球フィットで特許を取るって、どれだけニッチなんだ?と思いますが、人間の足は母趾球と小趾球とカカトの3点でアーチを作っているので、とても重要なパーツなんです。
特許技術をウリにする会社は、肝心の履き心地や製品の仕上がりに無頓着だったりしますが、こちらは履き心地も完璧。
特にアーチサポートが快感に思えるほど優れています。1秒でも速く走りたいレースから日々のジョギングまで、幅広いシーンで使える1足です。
RxL(アールエル)は埼玉県富士見市に本社を置く武田レッグウェアーのブランドです。
こちらも靴下を専門とするメーカーで、「右左立体製法」や「踵右左立体製法」など、立体製法に関する特許技術を持っています。
専門メーカーだけあって種類は豊富ですが、あえておすすめしたいのが「ワイルドペーパー ソックス」。靴下の素材では珍しい和紙を素材に使っています。主な特徴は以下のとおり。
最大の特徴は、水濡れに強いことです。和紙糸は水を吸収しにくいため、水に濡れても保水せず、ウール素材の靴下のようにベチャベチャになりません。
トレイルランニングや雨の日のロードランニングにおすすめですよ。
On(オン)といえば、ソールに凹凸のあるランニングシューズが有名ですよね。今やナイキやアシックスなどと並ぶ、メジャーブランドと言っても差し支えありません。
Onはランニングウェアの開発にも力を入れており、機能性とデザイン性を両立した商品作りに定評があります。
従来のOnのランニングソックスは締め付け感が強くて敬遠してきましたが、2022年に発売された「Performance Socks」は履き心地が素晴らしい1足。主な特徴は以下のとおりです。
サポート機能が優れているのに、締め付け感がなく、足を優しく包み込みます。特に足首の部分は着圧分散に優れており、長時間履き続けていても快適です。
ジョギングからレースまで、幅広いシーンで活躍する1足。とにかく履きやすいので、日常生活でも使っています。
アウトドアブランドのパタゴニア(Patagonia)は、トレイルランニング向けのラインアップが充実しています。
いずれも機能性と耐久性に優れており、本命レースでも愛用しています。
ランニングソックスの種類は多くありませんが、「メリノ パフォーマンスソックス」は通気性・クッション性・伸縮性に優れており、トレイルランニングやロードランニングに最適です。主な特徴は以下のとおり。
特にパイル生地(テリーループ)を使用したつま先とカカト部分のクッションが絶妙で、まるで「空気の層」を履き、雲の上を走っているかのような感覚です。
2022年の真夏に淡路島1周(150km)ランでは、これを履いて走りました。
淡路島1周ラン、リュックひとつ背負って4泊5日で完走しました!コースはサイクリストの聖地「#アワイチ」を逆走
— tomo.run|マラソンブログ (@tomorunblog) August 11, 2022
①灘→洲本 30km
②→明石海峡大橋 35km
③→五色町都志 34km
④→福良 31km
⑤→灘 18km
後ほどブログにまとめますhttps://t.co/J1iyBOWhfO pic.twitter.com/HTtkCTEGTi
最後に、マイナーなブランドも紹介しておきます。DANISH ENDURANCE(ダニッシュエンデュランス)は北欧デンマーク発のスポーツウェアのブランドです。
日本では馴染みのないブランドですが、ランニングソックスに必要な機能をほぼ全て搭載している割には、価格がそこまで高くなく、コストパフォーマンスに優れているのが特徴です。
最近愛用しているのは、滑り止め加工を施した「ANTI-FRICTION RACE SOCKS」。主な特徴は以下のとおりです。
北欧発のブランドだけあってデザインも秀逸。これ1枚で日常生活もランニングもカバーできるので、走りに出かける度に履き替える必要がなく、洗濯物が減ります。
ここからは、過去に履いてみたランニングソックスを紹介します。それぞれ優れた点がありますが難点もあるため、定番ソックスではありません。
アシックスはランニングシューズは魅力的なラインアップが良いのに、ランニングソックスはイマイチ……というのが正直な感想です。
過去に履いた中では「PRO-FIT ダブルタブソックス」がお気に入りでした。戦略的かつ立体的に配置されたパイルクッションが足とランニングシューズの隙間を埋め、良い意味でふわふわした履き心地が快適。
厚手の生地が好きで、クッション性能重視の方なら満足できる1足だと思います。ただし通気性がイマイチで、真夏だと結構蒸れます。
ミズノは吸湿発熱素材「ブレスサーモ」を搭載したランニングソックスを重宝しています。
最近愛用しているのは「アーチハンモック パイルソックス」。足全体でアーチを支えるアーチハンモック構造を採用し、長時間履き続けても疲れません。
冬のランニングやスキーで重宝していますが、着脱しづらいのが難点。これはサポートが充実したランニングソックスの弱点なので仕方ないですね。
ミムラボ(M.Lab)は、伝説のシューズ職人の異名を持つ三村仁司さんが率いるスポーツブランドです。
究極のランニングソックスとして開発されたのが「超薄型ランニング5本指ソックス」。限りなく素足に近い履き心地が特徴です。
滑り止め加工も秀逸で、本命レースに投入したらフルマラソンの自己ベストが更新できました。
#かすみがうらマラソン をグロスタイム(速報)2時間57分29秒で完走しました!自己ベストです!開催&応援ありがとうございました😭
— tomo.run|マラソンブログ (@tomorunblog) April 17, 2022
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レースソックスとしてはおすすめです。ただし耐久性に難ありで、100kmほど走ったら穴が空いてしまいました。
フィーチャーズ(feetures)は、アメリカでトップシェアをもつランニングソックスのブランド。
丈の長さ、厚さ、素材の組み合わせを細かく選べるのが特徴です。パフォーマンスソックスとして人気の「エリート」は、特許技術「Targeted Compression」によるアーチサポートを搭載しています。
C3fitは、ザノースフェイスやヘリーハンセンなどのアウトドアブランドを展開するゴールドウィン(GOLDWIN)傘下のブランド。
コンプレッションウェアを得意とし、「C3fitクオーターソックス」ではテーピングの技術を応用したアーチサポートを搭載しています。
足裏にテーピングを施せば同じ効果が得られますが、毎回テープを貼るのは手間ですし、自分でやるのは案外難しいですよね。
これなら履くだけでOK。ただし着脱しづらいのが難点。
CX-Wはワコールのブランドです。こちらもコンプレッションウェアを得意とし、その知見が「5本指ショートソックス」に生かされています。
足首と土踏まずを包むように配置されたサポート機能が、ランニングによる疲労感を和らげてくれます。こちらも着脱しづらいのが唯一の難点ですね。
足王と書いて「ソッキング」と読みます。「靴下(ソックス)の王様(キング)」というわけ。作っているのは、サポーターや磁気ネックレスなどを手掛けるファイテンです。
「足王 レーサー5本指」は同社の得意分野であるテーピングの原理をランニングソックスに応用しています。
レースソックスとしてはかなり優秀ですが、耐久性に難点があり、100kmも走らないうちに穴が空いてしまいました。
三笠は創業1962年の老舗靴下メーカー。「JAPANスポーツソックス」は日本製なのに1足300円〜という驚きの価格設定です。
安かろう悪かろうという訳ではなく、左右専用設計で足裏に滑り止め付き。さらに足袋・5本指・ラウンドタイプから選べます。
個人的には足袋タイプが刺さりましたが、サイズが22〜27cmとかなりざっくりしており、フィット感はやや微妙という感じでした。
最後に紹介するのはガッツマン。自衛隊員の「100km訓練でも破れにくいソックスを作って欲しい」という要望に応えるために誕生したソックスブランドです。
作っているのは創業90年の老舗靴下メーカー「巽繊維工業所」。ランニング向けにカスタマイズした「ランニングソックス 五本指」は、1,436個の「点」で支える滑り止めが特徴です。
足首と土踏まずに着圧サポートを配置しており、長距離走でも疲れを感じにくい設計になっています。
ニッチな情報ですが、ふるさと納税の返礼品でもらえるランニングソックスでもあります。
ふるさと納税の返礼品が届きました。ありがとうございます🙏https://t.co/uFAkoTTQcP pic.twitter.com/TizNseGh5g
— tomo.run|マラソンブログ (@tomorunblog) October 25, 2021
ランニングソックス選びは、ランニングシューズ選びとは違う難しさがあります。
ただし日常生活でも使えそうなタイプを選んでおけば、ランニングソックスとして使えなくても、普段履きとして再利用できます。
個人的には日常生活とランニングで兼用できるのが理想です。その方が走りに出かける度に履き替えなくて良いですし、洗濯物も減りますからね。
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前作の「レーシングラン」よりも生地が薄く、グリップ性能が強化されています。
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創業から100年近くの老舗靴下メーカーが特許技術を惜しみなく投入した「フットマックス 5本指」は、とにかくフィット感が抜群です。
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RxL(アールエル)のランニングソックス「ワイルドペーパー ラウンドソックス」を紹介します。
実はこの靴下、紙で出来ているのです。
正確には和紙糸ですけどね。和紙で作った糸をナイロン糸で補強しているので、破れる心配はありません。
靴下によく使われるメリノウールに比べると、紙糸は放湿生と速乾性に優れ、水に濡れてもサラッと快適。
トレイルランニングはもちろん、雨の日や蒸し暑い日のランニングにおすすめですよ。
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2022年に発売されたOnのランニングソックス「Performance Sock(パフォーマンス ソックス)」を紹介します。
丈の長さは、Low(短)、Mid(中)、High(長)の3段階あり、今回は「Mid」を選びました。
従来の「Mid Sock」は締め付け感が強かったのですが、新しい「Performance Mid Sock」は足をすっぽり優しく包み込みます。
普段のジョギングはもちろん、温度調整が優れているので暑い日のランニングにおすすめです。
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パタゴニアのランニングソックス「ライトウェイト メリノ パフォーマンス クルー ソックス」を紹介します。
丈の長さが3つ選べます。今回はふくらはぎ下までの「クルー」を購入しました。
フィット感や通気性、クッション性や伸縮性、どれをとっても完璧です。まるで空気の層を履き、雲の上を走るような感覚はクセになります。
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DANISH ENDURANCEの滑り止め機能付きのレースソックス「ANTI-FRICTION RACE SOCKS」を紹介します。
デンマーク発のブランドで、オリンピック選手と共同開発したランニングソックスは機能性の高さに定評があります。主な特徴は以下のとおり。
つま先のシリコンラバーと、くるぶしのクッションパッドの2点で足を固定し、ランニングシューズと絶妙な一体感を生み出します。
スピード練習やレースで使う高機能ランニングソックスとしてはコスパに優れています。
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当ブログ「ともらん」について、よくある質問のまとめ。
マラソンブロガーの「とも」が個人運営するウェブメディアです。2016年の開設以来「読めば走りたくなるマラソンブログ」をコンセプトに、ランニング関連情報を発信しています。
マラソンをライフワークにしているアラフォー男性です。埼玉県に在住、都内IT企業に勤めながらマラソンブロガーとして活動中。本名は桑原智彦。プロフィール詳細へ
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