
マラソントレーニング「Virtual Trainer」を3ヶ月利用した結果、自己ベストを更新!
→ニューヨークシティマラソン公認のマラソントレーニング「Virtual Trainer」。簡単なプロフィールを入力するだけで、AIが自分仕様の練習メニューを作ってくれます。僕はこれで自己ベストを更新しました。
この記事では、マラソントレーニングの「Virtual Trainer(バーチャルトレーナー)」の特徴・使い方・評価を紹介します。
Virtual Trainerとは?
Virtual Trainer(バーチャルトレーナー)は、データサイエンスに基づいたマラソン向けトレーニングプラン専用のサービスです。
RUNtrix(ラントリックス)というアメリカのベンチャー企業が開発・運営しており、2011年から「ニューヨークシティマラソン」の公式トレーニングパートナーとして提携しています。
公式サイト:virtualtrainer.nyrr.org
簡単なプロフィールを登録すると、自分の走力や次のレースの目標タイムに基づき、自分仕様の練習メニューを作ってくれます。
米サクレッドハート大学の運動科学准教授Matthew Moran(マシュー・モーラン)氏が開発したアルゴリズムをもとに、コンピューターが個人情報に基づき、練習メニューを組み立てています。
練習メニューは、フルマラソン用(12、16週間)とハーフマラソン用(10週間)から選べます。現時点では、英語のみ対応。
自分仕様の練習メニュー
登録は簡単です。まずはサイトにアクセスして、目標レースを登録します。
ここでは、2018年9月16日に参加予定の「ベルリンマラソン」を目標レースに設定します。コースの特徴(Course Terrain)は、ベルリンなので「フラット」を選択。フルマラソンの場合は「12週間」と「16週間」が選べます。
今回は「12週間」を選んだので、レース12週間前の6月24日からトレーニングが開始します。
次に、プロフィールを入力します。単位(Preferred Units)はマイル(English)かメートル(Metrics)から選べるので、日本人に馴染みのあるメートルを選択。
ランニングの知識(Running Knowledge)は、中級(Moderate)にしておきました。
週間走行距離、一度に走っている最長距離、よく走るペースなどを入力していきます。過去の2カ月以内に参加したレースとタイムも記入します。
今回は4月15日に参加した「長野マラソン」のタイムを入れました。
情報入力が終わると、今の自分に最適なトレーニングレベルが表示されます。週4日練習、2日休養、1日は自由。週間走行距離の目安は40〜45km、想定タイムは3時間8分46秒。
最後に料金プランを選択し、クレジットカードで支払いを済ませれば登録完了!動画でのウェルカムメッセージや登録完了メールが届きます。
料金体系
料金体系はシンプルで、1つの目標レースに向けたトレーニングプランごとに課金する仕組みです。
例えば僕の場合、「ベルリンマラソン」に向けた12週間のトレーニングプランが1つの単位になるわけです。
なお、「Virtual Trainer」は、提携しているニューヨーkスイティマラソンの「NYRR版」と、開発元であるRUNtrix社の「通常版」の2種類あります。
「NYRR版」の方が料金が$30安いので、登録する時は必ず「NYRR版」を利用しましょう。使い勝手はどちらも基本的に同じです。
プラン | 通常盤 | NYRR版 |
---|---|---|
10km(8週間) | $29.99 | なし |
ハーフ(10週間) | $49.99 | $29.99 |
フル(12〜16週間) | $79.99 | $49.99 |
こちらが「通常盤」。
そしてこちらが「NYRR版」。明らかにこちらの方がお得ですよね。
使い勝手と効果
実際に「Virtual Trainer」を使ってみて気づいたことを紹介します。
練習メニューを細かくカスタマイズできる
ロングランを走りたい曜日、完全休養したい曜日、好きなトレーニング、トレッドミルの利用、GPSウォッチの所有、メール通知の頻度を設定すれば、自分のライフスタイルに合ったトレーニングプランが生成されます。これはすごい。
練習メニューが見やすい
トレーニングプランは、日(Day)、週(Week)、すべて(All)の3つの単位で確認ができます。トレーニングプランの全体像が掴みやすいのが気に入りました。
練習用のレースが登録できる
そして驚いたのが、目標レースとは別に、練習レースをトレーニングプランに組み込めること。「ベルリンマラソン」の前に参加する3つのレースを登録しておきました。
練習の進捗に応じて目標タイムがアップデートされる
練習レースを登録すると、想定完走タイムが3時間3分〜3時間5分に更新されました!練習量が増えたと判断されたのでしょうね。
ベルリンマラソンで自己ベスト更新!
「Virtual Trainer」を3ヶ月間利用した結果、「ベルリンマラソン」では、フルマラソンの自己ベストを約3分更新することができました!
ベルリンマラソン完走しました!タイムは2時間7分44秒(ネット)。自己ベストを3分近く更新できました。
応援いただいた皆様ありがとうございます。#ベルリンマラソン #Berlin42 pic.twitter.com/vd5WExrOxv
— tomo✈︎マラソンブロガー (@tomorunblog) September 16, 2018
まとめ
以上、マラソントレーニングの「Virtual Trainer(バーチャルトレーナー)」の特徴・使い方・評価を紹介しました。
ニューヨークシティマラソン公認のマラソントレーニング「Virtual Trainer」。簡単なプロフィールを入力するだけで、AIが自分仕様の練習メニューを作ってくれます。僕はこれで自己ベストを更新しました。