平山郁夫美術館で観た「しまなみ海道」の風景画

2018.12.29 > 

平山郁夫美術館とは?

瀬戸内しまなみ海道のちょうど真ん中あたり、生口島の瀬戸田という所に「平山郁夫美術館」があります。
瀬戸田は、日本画家の平山郁夫(1930-2009)さんが生まれ育った町。地元の方たちの希望により、この地に美術館が建てられました。
平山郁夫さんといえば、シルクロードを題材にした作品が有名ですよね。山梨県北杜市にはシルクロード関連作品を集めた「平山郁夫シルクロード美術館」があります。
一方で、こちらの「平山郁夫美術館」には、平山郁夫さんの少年時代のスケッチや、瀬戸内しまなみ海道を題材にした「しまなみ海道五十三次」が展示されています。
館内は「写真撮影OK」。フラッシュ無しであれば、自由に撮影して問題ないとのこと。良心的ですね。
平山郁夫美術館
特に印象に残った作品をいくつか紹介します。

少年時代のスケッチ

こちらは平山さんが小学生の頃の絵日記。1930年生まれということもあり、戦艦など戦争色が濃い作品が多いですね。
平山郁夫美術館
今回初めて知ったのが、平山さんの被爆体験のこと。広島に原爆が落とされた日、平山さんは広島にいたそうです。

九死に一生を得た郁夫は、壊滅状態の広島市内をさまよったあと、翌朝、生口島の実家にたどり着くことができました。この被曝体験は、15歳の少年にとって強烈すぎるもので、のちに画業に大きな影響を与えました。ーー現地案内板より

館内には「原爆」をテーマにした作品も展示されていました。こちらは原爆投下の翌月に訪れた広島の様子を描いた作品「無常」。
平山郁夫美術館

しまなみ海道五十三次

美術館には、しまなみ海道をテーマにした「しまなみ海道五十三次」も展示されていました。
歌川広重の「東海道五十三次」のように、平山さんは地元のしまなみ海道の景色を、五十三枚の作品集にまとめています。
こちらは、空から「来島海峡大橋」を俯瞰した様子。ヘリコプターに乗ってスケッチを描いたそうです。
しまなみ海道五十三次より
僕はヘリには乗れませんでしたが、来島海峡展望館から見た「来島海峡大橋」がこちら。自分で見た景色と平山さんの作品を見比べてみるのは楽しいですね。
来島海峡展望館
しまなみ海道を走っていると、平山さんがスケッチをした「しまなみ海道五十三次 スケッチポイント」というものがあります。以下は、生口島と因島を結ぶ「生口橋」のスケッチポイント。
生口島と因島を結ぶ「生口橋」
スケッチポイントから見える景色はこちら。
生口島と因島を結ぶ「生口橋」
そして、こちらが平山さんが描いた「生口橋」。
生口島と因島を結ぶ「生口橋」

しまなみ海道の途中で寄り道

平山郁夫美術館は、サイクリングで有名な瀬戸内しまなみ海道のルート上にあります。生口島の瀬戸田を通る際は、ぜひ一休みして「しまなみ海道五十三次」を鑑賞してみてはいかがでしょう。
住所:広島県尾道市瀬戸田町沢200−2
電話:0845-27-3800
開館:9:00~17:00(原則無休)

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この記事を書いた人

tomo
埼玉県在住の37歳。マラソンブロガー・会社員・二児の父親

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