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シューズ収納付きリュックはマラソン遠征に使える?

シューズ収納付きリュックはマラソン遠征に使える?

マラソン大会の遠征におすすめのシューズ収納付きリュックを紹介します。

レースシューズや汚れたウェアを他の荷物と分けて収納するのに便利ですよ。気づいたら4種類も買っていたので、それぞれ実際にマラソン大会で使ってみた感想を共有します。

当ブログでは広告を利用していますが、紹介するランニングアイテムはすべて自費で購入し、忖度なしでレビューしています。

更新日: 公開日:

目次と内容

シューズ収納付きリュック

ランナーの皆さんは、マラソン大会に参加する時にどんなリュックを使っていますか?

レースで背負うリュックではなく、自宅〜会場の移動で背負うのリュックのほうです。

日帰り遠征でもタオルや着替え、ドリンクやジェルなどを持っていきますよね。泊まりがけの遠征なら荷物はもっと増えるはず。

ちなみに「tomo」は、自宅〜会場間の移動で履くシューズとは別に、レース用のシューズをリュックに入れています。

以前はスーパーのビニール袋に包んで収納していましたが、出し入れが面倒ですし、使った後はゴミになってもったいないんですよね。

そんな時に出会ったのが、シューズ収納を内蔵したリュックサック。他のスペースとは独立しているので、汚れが気になりませんし、何度も使いまわせます。

おすすめ4種を比較

実際に、これまで自費で購入してガシガシ使ってきたシューズ収納付きリュックを4つ紹介します。

どれも思い出と愛着があり、語り出すと長くなりますが……。

THULE Vea Backpack 21L

最初に購入したのが、北欧スウェーデン初のブランド、THULE(スーリー)の「Vea Backpack 21L」です。主な特徴は以下のとおり。

  • デザイン性に優れたバックパック
  • ノートパソコン・タブレットの保護ポケット付き
  • 最下部にシューズ専用の収納スペースを装備
  • 容量21L

見た目は普通のリュックなのですが、最下部に大きく開閉できるジッパーがあり、シューズ収納として使えます。

内側に間仕切りがあり、容量をメイン収納と共有しています。つまりシューズ収納にシューズを突っ込むと、間仕切りも奥に追いやられてメイン収納を圧迫する仕組みです。

逆にシューズ収納を使わない時は、メイン収納を広々と使えます。よく考えられていますよね。

容量は21Lありますが、ランニングシューズを収納した状態だと、メイン収納はそんなに入りません。日帰り遠征ならギリギリ。泊まりがけの遠征だと厳しいです。

「ベルリンマラソン2018」を走った時は、これで3泊5日しましたが、持って行く荷物を相当絞りました。

セオントランスポーター 26L

泊まりがけの遠征にも使えるリュックが欲しくて購入したのが、マムートの「Seon Transporter 26L」です。主な特徴は以下のとおり。

  • ビジネスリュックとしても使えるシックなデザイン
  • 縦持ち、横持ちの3通りの使い方
  • メインコンパートメントにシューズ用の収納スペースを装備
  • 高さ49.5cm・幅28.5cm・マチ12cm
  • 容量26L・重さ1020g

シューズ収納は、メイン収納の内側にあり、ジッパーで開閉できます。容量は25.5cmのランニングシューズがギリギリ収まるレベル。

メイン収納の他にもサブ収納とPCスリーブがあり、使い勝手の良いリュックでしたが、外側からシューズ収納にアクセスできないのが唯一の欠点ですね。

まあでも「ニューヨークシティマラソン2019」を走った時は、これで2泊4日分の荷物を持っていきましたよ。

バイアススタイル 3ルームパック

その後、やっぱりシューズ収納は外側にあったほうが良いということで、サムソナイトの「バイアススタイル 3ルームパック」を購入しました。主な特徴は以下のとおり。

  • ビジネスリュックとしても使えるシックなデザイン
  • ノートパソコンや書類、ウェアやペットボトル等の収納に最適
  • 最下部にシューズ専用の収納スペースを装備
  • 高さ51cm・幅29cm・マチ10cm

リュックの最下部にシューズ収納があって外側からも出し入れでき、メイン収納はTHULEよりも余裕があります。オールブラックで上質感があるので、職場や出張に持って行っても違和感ありません。

このリュックとは、いろんな思い出がありますね。東京からフェリーに乗って向かった「伊豆大島マラソン2021」にも持っていきました。家族旅行でもよく使っています。

ただ、リュックが縦長の作りなので、メイン収納に入れた荷物が取り出しにくいんですよね。

マタドール セグ30

そんな時に出会ったのが、マタドールの「セグ30」。マタドールはアメリカ合衆国コロラド州ボルダー発のブランドです。主な特徴は以下のとおり。

  • 整理整頓しやすいバックパック
  • メイン収納は4つのジッパーポケット
  • サブ収納にはシューズ・汚れ物を分けて保管できる
  • ノートパソコンと水筒の収納ポケット付き
  • 高さ47cm・幅24cm・マチ24cm
  • 容量30L、重さ690g
  • 定価は税込17,600円

こちらはメイン収納が4つのジッパーポケットに分かれており、荷物の整理整頓がしやすいのが特徴です。

真ん中に大きな間仕切りがあり、サブ収納をシューズ入れとして使えます。容量はメイン収納と共有しているので、メイン収納を減らした分だけサブ収納が入ります。

例えば1週間の旅行で、旅の初めにはメイン収納に着替えを入れ、旅の終わりにはサブ収納に汚れ物を入れるという使い方もできます。

便利だなと感じる点

というわけで、シューズ収納付きリュックを4つ紹介しましたが、リュックにシューズ収納が付いていると便利だなと感じた点は以下のとおりです。

レースシューズを忘れない

専用のシューズ収納があると、マラソン遠征の荷物をまとめる時に、レースシューズを忘れません。

過去に何度かレースシューズを持ち忘れ、ジョギングシューズで出走したことがありますが、パフォーマンスがかなり落ちますね。練習として走る分には良いのですが、タイムを狙うのは不可能です。

ゴミが減る

意外と小さいことですが、レースシューズをビニール袋に包むと、ゴミが余計に増えるわけです。SDGs的によろしくないですよね。

あと、レジ袋が有料化されてから自宅にビニール袋がないことが多く、レースシューズを包もうと思っても、45Lのゴミ袋しかなかったり……。

専用バッグが不要

だったらシューズ専用のバッグを買えばいいのでは?と思われるかもしれませんが、それはそれでお金がかかりますし、バッグ自体がかさばるので、リュックの収納スペースを圧迫してしまいます。

不便だなと感じる点

一方でシューズ付きリュックならではの不便さというのもあります。

レースシューズが押し潰される

シューズ収納はリュックの最下部に設けられることが多いので、背負った状態だとシューズがメイン収納の荷物に押し潰される形になります。

レースシューズは2〜3万と高価なものが多く、ソールもデリケートですからレース以外で無駄な負荷なかけたくないんですよね。「ソールが潰れないかな……」心配しながら背負うのはストレスになります。

洗いにくい

極端な例を挙げると、レース中にウ○コを踏んでしまったらどうするのか?それはないにしても、シューズ収納を使い続けると汚れが目立つようになります。

しかしリュックに「内蔵」されているので、取り出して洗うことはできません。雑巾で拭くか、袋の部分を裏返して洗うかしかないですね。

移動が疲れる

これはシューズ収納付きとは関係ありませんが、リュックを背負って長時間移動すると結構身体に負荷がかかります。

「ベルリンマラソン2018」を走った時は、経由地のミュンヘン空港でずいぶん歩いたな……。最近だと「北海道マラソン2022」で新千歳空港からホテルまでの移動は疲れたな……。

特に飛行機に乗って移動するマラソン遠征でリュックを使うと疲れます。下手したらレースに影響が出ますよね、これ。

おまけ

そんなわけで、最近は泊まりがけのマラソン遠征で小型スーツケースを使うようになりました。

最初に購入したシューズ収納付きリュックと同じTHULEの「Thule Aion キャリーオンスピナー」です。

自宅から数百km離れた「一関国際ハーフマラソン2022」と「新潟シティマラソン2022」で使いましたが、コロコロ転がして運べるので楽ですね。長時間の移動でも疲れません。

一応、飛行機の機内持ち込みにも対応したサイズなのですが、唯一不安なのはマラソン大会の荷物預け入れに対応しているかどうか。

上の2つの大会ではホテルに荷物を預けたので問題なかったのですが、ホテルに預けられない場合は、預け入れ袋に入らなかったらどうしよう……という不安はあります。

そんな時はやっぱりシューズ収納付きリュックの方が安心ですね。

最後までお読みいただき有難うございます。この記事はマラソンブロガーのtomo.が書きました。当ブログでは紹介するランニングアイテムはすべて自費で購入し、忖度なしでレビューしています。

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