どうも!マラソンブロガーのtomo.です。

ぼくの手元に、寿命を迎えたランニングシューズが2足あります。

ひとつはAsics DynaFlyteの通常モデル(写真左)。1年半前に購入し、これまでの走行距離は900kmほど。アウトソール(シューズの裏底)がかなり損傷しています。

もうひとつはAsics DynaFlyteのマラソンコレクションモデル(写真右)。基本的な構造は通常モデルと同じですが、スウェーデンの「ストックホルムマラソン」をモチーフにしたお洒落なデザインに惹かれて、1年ほど前に買い足しました。走行距離は500kmほど、アウトソールがヘタってきて、クッショニングも弱くなりました。

そんな愛着のあるランニングシューズの「お葬式」をひとりで営みながら、ランニングシューズの「寿命」について考えみました。なぜ、同じシューズでもこんなに寿命が違うのか?シューズの寿命を見極めるポイントはどこにあるのか?シューズの寿命を伸ばす方法はあるのか?などなど。

皆さんも一度は考えたことありませんか?

寿命を過ぎたランニングシューズは、足を衝撃から守るという本来の機能を失い、逆に怪我の原因になることも。ここではランニングシューズの寿命の見極め方についてわかりやすく解説します。あなたが今履いているシューズは大丈夫ですか?

もくじ:

シューズは寿命の見極めが難しい

クルマに乗っている人なら、定期点検や車検のときに整備士から「タイヤ、そろそろ替えませんか?」と提案されたことがあると思います。タイヤもランニングシューズと同じく消耗品ですからね。でもランニングシューズはタイヤと違って、専門家が定期的に寿命をチェックしてくれるわけではありません。あくまでも個人で判断するしかないのです。

しかし、その見極めが結構難しいのです。

シューズの走行距離は寿命を見極める判断ポイントとなりますが「何km走ったら買い換え時」という風に言い切ることはできません。一般的には700kmが寿命のラインと言われていますが、900km走ってもまだ元気なシューズもあれば、300km走っただけでガタつくシューズもあります。

また、ランニングシューズの寿命はシューズのタイプ、形状、素材によって大きく左右されます。ソールが薄く、強い衝撃を受けやすいレーシングシューズは、通常のランニングシューズよりも短命となります。

さらに、シューズの使い方(走る場所、頻度、スピード)とランナーの個人差(プロネーション、体重)もシューズの寿命に影響してきます。芝生よりもアスファルトの方がシューズの消耗が早いですし、オーバープロネーション(足が外側に傾斜)やアンダープロネーション(足が内側に傾斜)のシューズはニュートラルプロネーションに比べて損傷が激しくなります。

冒頭で紹介した2足のシューズをもう一度見てみましょう。

  • DynaFlyteの通常モデル(走行距離 900km)
  • DynaFlyteのマラソンコレクションモデル(走行距離 500km)

マラソンコレクションモデルは、走行距離だけで見るとまだまだ履けそうですが、アルファルトでのスピード走で酷使してきたため、通常モデルよりも激しい衝撃に晒されてきました。走行距離だけでシューズの寿命が測れない良い事例ですね。

下の写真がマラソンコレクションのアウトソール(靴底)。500kmでこんなにボロボロ。

ちなみに、ぼくはO脚の人に多いアンダープロネーション(足が内側に傾く)なのですが、写真のようにアウトソールの外側部分が擦り切れています。傾きがなければもうちょっと寿命が長かったかもしれませんね。

寿命を見極める3つのポイント

さて、本題に戻りましょう。ランニングシューズの寿命を見極めるポイントは大きく3つあります。

見極めポイント 長所 短所
走行距離 数値化できる シューズの個体差、個人差がある
外的損傷 目視で確認できる こまめにチェックしないと見落とす
内的損傷 はき心地など直感で判断できる 主観に頼る部分が多い

どれも長所・短所があるので、組み合わせながら判断するのがベストです。

それでは、ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

1. 走行距離

一概には言えませんが、ひとつの目安として走行距離が500km〜700kmを越えたら、シューズを履き続けるべきか確認するのが良いでしょう。

Brooksの公式サイトは500km〜700kmを寿命の目安にしています。

走る頻度、フォーム、強度、そして着地のクセなど個人差はありますが、ロード用が700km前後、トレイル用が500km前後と言われています。

Asicsの公式サイト(英語)は700〜900kmを寿命の目安にしています。

450マイル〜550マイル(724km〜885km)で買い換えを推奨する ※拙訳

走行記録は、スマホのランニングアプリを使えば簡単に記録できますし、目標の走行距離に近づくと替え時をメールで知らせてくれます。

2. 外的損傷

シューズの構造を簡単におさらいすると、裏底がアウトソール、真ん中のクッション部分がミッドソール、 足を包み込む上の部分がアッパーと呼ばれています。

最も損傷を受けやすいのが、常に地面と接地するアウトソール。アウトソールが擦り切れ、ミッドソールが見えてきたら、買い換えを検討した方が良いでしょう。先ほどの写真をもう一度お見せします。

ミッドソールは構造上、接地により損傷は受けにくいのですが、シューズのねじれによりヒビが入ることがあります。高反発素材を使ったレーシングシューズはアウトソールより先にミッドソールがダメになるケースが多いですね。このように、アウトソールが擦り切れていなくても、ミッドソールにヒビが入ってきます。

こちらはアウトソールもミッドソールもダメになっていました。

アッパーは最も損傷しにくい部分ですが、つまづいて破れてしまったり、素材が伸縮してホールド感が失われたりしたら、買い換えた方が良いでしょう。

3. 内的損傷

最後の内的損傷、つまり目には見えない部分の損傷が最も見極めが難しいのですが、踵がズレるようなったり、着地に違和感を感じるようになったら、買い替えを検討した方が良さそうです。

ランニングシューズは、基本的に複数の素材を貼り合わせてできているため、負荷を与え続けているとどうしても接着部分が緩んでしまいます。アウトソールやミッドソールに見た目上問題がなくても、接合がガタついてくるとシューズ本来の機能が発揮できなくなります。

シューズの定期検診

ランニングシューズの寿命をチェックする方法として、ぼくがおすすめするのは、以下の「定期検診」です。

  1. ランニングアプリにシューズを登録
  2. 500km、700km、900kmのチェックポイントを設け、メールで通知するように設定
  3. チェックポイントで外的損傷・内的損傷を確認
  4. 問題があればシューズを交換

チェックポイントは試行錯誤で自分用にカスタマイズしてください。個人差があるので人によっては、最初のチェックポイントを300kmに設定したほうが良い場合もあります。

シューズの寿命を伸ばす履き方

以上、ランニングシューズの寿命を見極めるポイントと寿命をチェックする方法をご紹介しました。

しかしながら、ランニングシューズを買い替えるにはお金がかかります。であれば、なるべく長く使い続けたいですよね。最後に、ランニングシューズの寿命を伸ばす履き方を3つご紹介します。

  1. 柔らかい地面を走る:硬いアスファルトをなるべく避け、芝生や土の上を走るとアウトソールの損傷が軽減できます。都市部に住んでいても、公園や河川敷の芝生を走ったりすれば、シューズが長持ちします。
  2. 複数のシューズを履き分ける:芸人ランナーの猫ひろしさんも推奨していますが、1足のシューズを履き続けるよりも、複数のシューズを履き回したほうが、結果的にシューズが長持ちします。
  3. 定期的にクリーニングする:ランニングシューズは思っている以上に汚れています。汚れが付着したままにすると、乾燥してソールがヒビ割れる原因になる場合があります。シューズをこまめに洗えば長持ちしますよ。

さいごに、余談ですが

天寿をまっとうしたシューズを処分する前に、もうひとつやるべきことがあります。それは、シューズの写真を撮ること。特に損傷した部分を写真で残しておくと、自分のクセがわかり、次のシューズ選びやフォームの改善に活かすことができます。

ちなみに、こちらは3年ほど前に履いていたシューズですが、カカトの外側の損傷が非常に激しく、自分がアンダープロネーション(足が内側に傾く)であることに気がつくきっかけになりました。以来、ランニングシューズを選ぶときはアンダープロネーション用のシューズを選ぶようにしています。

関連:O脚ランナーは「アンダープロネーション」用のシューズを選ぼう

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ランニングシューズの「定期検診」を忘れずに!寿命と替え時を見極める3つのポイント」を最後までお読みいただき有難うございます。

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