
僕が2年間続けた「通勤ラン」をやめた理由
→通勤ランは練習の時短や習慣化につながり、仕事が忙しいランナーにおすすめです。一方で、練習に100%集中できない、練習メニューを忠実にこなせないなのでデメリットもあります。
この記事では、通勤ランのメリット・デメリットを僕自身の体験を交えて解説します。
2年間続けた通勤ラン
2016年10月〜2018年10月の約2年間、職場から自宅への帰宅途中に「通勤ラン」を活用していました。
2016年10月:通勤ランを始める
通勤ランを始めたきっかけは、仕事が忙しくて練習時間が確保できなかったから。自宅から東京の職場まではドアツードアで約1時間。移動距離は30kmあるので、JR赤羽駅〜JR北浦和駅の一部区間を走ることにしました。
2017年1月:週1の通勤ランを習慣にする
通勤ランのメリットが実感できたので、毎週水曜日を「通勤ランの日」にしました。その日は仕事を定時に切り上げて定時に退社する習慣ができました。
半年間後の「黒部名水マラソン2017」では、フルマラソンの自己ベストを13分以上も更新し、通勤ランの効果を強く実感しました。
2018年1月:週2の通勤ランを習慣にする
新しいマラソントレーニングを利用し始め、週4回、つまり平日に2回走る必要が出てきました。この頃から火曜日と木曜日に週2回、通勤ランをするようになりました。火曜日は疲労抜きジョグ、木曜日は負荷の高いポイント練習。
2018年10月:通勤ランをやめる
2年間続けてきた通勤ランをやめました。一旦帰宅してから、ランニングするようになりました。
通勤ランのメリット
僕が通勤ランを2年間続けて時間したメリットは以下の2つです。
- 時間が節約できる
- 習慣化しやすい
通勤時間の一部をランニングの時間に充てがうことで、いわば時間を「捻出」することができます。例えば、ぼくの通勤時間は片道1時間。以前は途中駅で下車して、家まで走って帰りました。電車での移動時間は30分、ランニング(約13km)の時間は1時間、合計1時間半。つまり30分で1時間分のランニングができるわけです。
もうひとつのメリットは、走ることを習慣にしやすいこと。事前に走る曜日を決めて、その日は定時に仕事が終わるようにする。着替えやシューズも職場に持ってくる。そんな状況で「やっぱり走るのやめよう…」ということになる可能性は低いです。
通勤ランのデメリット
一方で、通勤ランのデメリットも実感し始めました。主に以下の2つです。
- 着替え・荷物が面倒
- コースが限られてしまう
ランニングウェアとシューズで出社できればベストですが、なかなかそんな会社はないですよね。なので、通勤ランをする日は「仕事着」とランニングウェアを2セット用意する必要があります。シューズもビジネスシューズとランニングシューズの2足。慣れればあまり負担に感じませんが、個人的にはその準備が面倒に感じます。
もうひとつのデメリットは、コースが限られてしまうこと。気分転換にただ走るだけなら問題ありませんが、レースや目標タイムに向かって練習する場合は、さまざまなトレーニングメニューをこなすことになります。インターバル走や坂道ダッシュなどは、ちゃんと場所を選んでやりたいですよね。
通勤ランをやめた理由
いろんな理由がありました。
- 仕事用のノートパソコンを毎日持ち帰る必要が出てきたから
- マラソントレーニングの練習メニューをもっと忠実にこなしたいから
- 同じコースを走るが飽きてきたから
- 夏だと18〜19時台はまだ暑いから
この中で、一番の理由は「マラソントレーニングの練習メニューをもっと忠実にこなしたいから」です。
「ベルリンマラソン2018」に向けて新しいマラソントレーニングを使い始めたのですが、全ての練習メニューをこなすには、帰宅ランでは限界がありました。
これまで僕は「いかに効率的に練習するか?」ということを重視していました。効率重視なら移動時間に走るのがベストです。
しかし最近は「いかに良質な練習をするか?」ということのほうが重要になりました。
どんなに忙しくても、一旦帰宅してから練習する時間を確保し、最高の状態で練習に100%コミットする。
そのために、僕は通勤ランをやめました。
まとめ
以上、通勤ランのメリット・デメリットを僕自身の体験を交えて解説しました。
通勤ランは練習の時短や習慣化につながり、仕事が忙しいランナーにおすすめです。一方で、練習に100%集中できない、練習メニューを忠実にこなせないなのでデメリットもあります。