どうも!マラソンブロガーのtomo.です。

最近、Strava(ストラバ)を使っていると Stravaプレミアムの広告を頻繁に目にします。ひと月あたり600円(年額7,200円)でプレミアム会員限定の特典が使えるとのことですが、この特典の内容がわかりづらいんですよね。

ぼくは2014年に Stravaを使い始め、Garmin GPSウォッチで記録したすべてのランニングを Stravaで管理するほどのStravaの大ファンです。2016年に1度だけプレミアム会員を体験しましたが、価値を見出せずに2か月後に退会

以来、ヒラ会員として使い続けていますが、以前に比べて特典内容が充実(また価格も3割ほどアップ)したようなので、この度、もう一度 Stravaプレミアムに登録して、特典内容を見極めることにしました。ここでは Stravaプレミアムの特典内容から登録やキャンセル方法まで、一連の流れをわかりやすく解説します。

Stravaプレミアムって、本当に価値があるの?と疑問に感じている方はぜひ読んでみてください。

もくじ:

Stravaは「サブスクリプション・ビジネス」で成り立っている

最近のB2Cビジネスのトレンドは、Subscription(サブスクリプション)。日本語では予約購読または定期購読と訳され、サービスを利用した期間に応じて金額を支払うビジネスモデルを指します。

昔からある新聞購読なんかは典型的なサブスクリプションビジネス。最近だと、音楽ストリーミングが聴き放題の「Spotify」や当日配送・動画ストリーミングが使い放題となる「Amazon Prime」が話題ですよね。

ランニングの世界でも、2017年5月にアメリカのベンチャー企業が「Racepass」というサービスを立ち上げました。年額695ドルの最上級プランだと、追加料金なしで世界の5,000以上ものマラソン大会にエントリーできるというもの。ただ、最近は採算が合わなくなってきたのか、年額695ドルのプランに12大会までという上限が追加されました。

さて、本題の Strava(ストラバ)プレミアムについて。

Stravaは我らアスリートに素晴らしいサービスを無料で提供してくれていますが、会社は何で稼いでいるのかといえば、ヒラ会員をプレミアム会員に移行させ、彼らから徴収する年額7200円または月額960円の会費によって成り立っているわけです。

ただ、Stravaのような無料→有料の移行を前提としたサブスクリプションビジネスの難しさは、ユーザに会費を払ってまで使いたいと思ってもらうこと。特に、無料会員とプレミアム会員の特典の差に、会費の価値を見出してもらえるかが胆となります。

進化するStravaプレミアムの特典

ぼくが2016年にStravaプレミアム会員になった当初は月会費が今よりも安く、600円だったと記憶しています。しかし600円に見合った価値をプレミアム会員に見いだすことができず、2ヶ月後に解約しました。1ヶ月目に解約しなかったのは、毎月自動更新されることを忘れていたから。以来、Stravaは無料のヒラ会員として利用してきました。

関連Strava(ストラバ)プレミアム会員の使い勝手と、ぼくが解約した理由

ところが、2017年7月にプレミアム会員の特典内容がガラリと変わりました。北米ではプレミアム会員を対象に、スポーツ傷害保険やスポーツ用品の限定ディスカウントの提供を開始しました。料金体系も3割ほど高くなりましたが。

関連Strava(ストラバ)プレミアム会員に朗報?北米・英国で無料「付帯保険」が開始

ただ、限定ディスカウントは主に北米でしか使えないため、日本のプレミアム会員には朗報とは言えません。

Stravaプレミアムの特典内容

改めて、今の Stravaプレミアムの特典の内容を調べみました。

参照Strava プレミアム

あいかわらず何が特典なのわかりづらいですね。説明を読んでも専門用語・カタカナ用語が多くて理解するのに時間がかかりますし、何よりも特典の全体像が見えにくい!ということで、ランナーの目線で Stravaプレミアムの特典内容をわかりやすく整理してみました。ここではランニングに特化しているため、サイクリングの機能については詳しく触れません。

Stravaプレミアムの特典は大きく分けて4つあります。

  • オンラインコーチ
  • ライブ・フィードバック
  • 高度な分析ツール
  • 限定ディスカウント

それぞれ詳しくみていきましょう。

オンラインコーチ

  • トレーニングプラン:5km、10km、ハーフ、フルの目標レースに向けて、自分専用のトレーニングメニューを組んでもらえる
  • フィットネス&フレッシュネス:過去1年間のフィットネス(健康)や疲労の状態をグラフで数値化・可視化することができる
  • 目標設定:週〜年単位での走行目標や Stravaの区間に対する目標タイムが設定でき、目標に対する進捗度合いが確認できる
  • トレーニングビデオ:動画7本が視聴可能。うちランニングで使えるのは3本のみ

トレーニングプランはまだ完全に日本語対応できていませんが、ちゃんと登録・利用できました。

ライブ・フィードバック

  • ビーコン:ランニング中の位置情報を家族や友人など最大3人までリアルタイムで共有できる。アプリとGarmin GPSウォッチ(対象機種)のみ対応
  • ライブ区間:Stravaの区間(セグメント)を走っている最中に、自己ベストや他ユーザの記録と比較したデータが確認できる。アプリとGarmin GPSウォッチ(対象機種)のみ対応

ライブ区間は、任天堂「マリオカート」でいうところのゴーストカーですね。

高度な分析ツール

  • 心拍数ゾーン分析:ランニングの後に心拍数の負荷レベルが確認できる
  • ペースゾーン分析:ランニングの後にペースゾーンの分布が確認できる
  • レース分析:5kmごとのスプリットなどレースの詳細な分析ができる
  • パーソナル・ヒートマップ:自分が過去に走ったルートをまとめて可視化できる

限定ディスカウント

最もわかりづらい特典がこれ。2017年7月から保険やネット通販割引などが追加されていますが、日本からだと使えない特典が大半。使えたとしてもフル活用できるかは微妙なところです。ニューバランスのクーポンとか日本でも使えたらいいのに。

参照Strava プレミアム特典

日本からでも使える特典

  • McMillan:Greg McMillan 氏が科学的根拠に基づいて打ち立てたパーソナルランニングプランが一部無料で利用可能。さらに、毎月のパーソナルコーチングが 100ドルOFF
  • CTS:サイクリングトレーニングでおなじみの Carmichaelの4か月間のパーソナルコーチングプランが 199ドルOFF
  • Runcoach
    ランニングの有料トレーニングプランが最大50%OFF。
  • Science in Sport:エナジージェルなどのエイドをネットで注文すると無料サンプル(ジェル6個)プレゼント
  • Wiggle:サイクリング、ランニング、トライアスロングッズの世界屈指のオンライン販売店で最大20%OFF
  • Competitive Cyclist:サイクリング用品が最大20%OFF

北米からのみ使える特典

  • Sundays Insurance(日本未対応):スポーツ保険(事故や故障で50ドルの見舞金)、その他傷害保険、自転車保険、旅行保険などのディスカウント。
  • New Balance(日本未対応):ニューバランスのネット通販で最大20%OFF
  • Flywheel(日本未対応):屋内サイクリングクラスが初回無料、その他割引あり。
  • Audible(日本未対応):オーディオブックの最大手Audibleが最初の2か月間無料(通常1か月間)。
  • ShowerPill(日本未対応):ShowerPill の便利な抗菌仕様ボディシートが毎回5ドルOFFで注文可能
  • パソコン・スマホアプリからの利用状況

    Stravaプレミアムの特典を使い倒すには、パソコン・スマホアプリの両方が必要になります。分析系はパソコンの使い勝手が良く、ライブフィードバックはスマホアプリのみ対応。

    パソコン・スマホアプリからの利用状況を以下にまとめておきます。

    特典 パソコン モバイル
    目標設定 ×
    トレーニングビデオ
    トレーニングプラン ×
    フィットネス&フレッシュネス ×
    ビーコン ×
    ライブ区間 ×
    心拍数ゾーン分析
    ペースゾーン分析
    レース分析 ×
    ヒートマップ ×

    ランナーに嬉しい5つの特典

    ここまで読んでいただき有難うございます。かなりの情報量でお腹いっぱいだと思うので、ランナー目線で役に立ちそうな特典を5つピックアップしました。

    1. トレーニングプラン

    トレーニングプランは、欧米では有名なMcMillan Runningが提供しています。

    McMillan Running は、伝統的なトレーニング ストラテジーを最新の運動科学と組み合わせた専門的なコーチングを提供しています。初心者からアマチュアランナー、ボストンマラソン参加有資格者、そしてオリンピック選手にいたるまで、McMillan Running は 1,000 万人以上のランナーのトレーニングの効率アップおよびレース結果の向上に貢献しています。

    使い方は簡単。目標レースの距離を5km、10km、ハーフマラソン、フルマラソンから選択します。ここではフルマラソンを選びます。

    フルマラソンのトレーニングプランは12週間が基本。今日から12週間分のトレーニングプランが自動的に組まれます。

    目標レースが12週間以内でも大丈夫。途中からの参加も可能です。ここでは2018年2月25日の「東京マラソン」を目標レースにしたところ、残りあと7週間なので、トレーニングプランの5週目からの開始となります。

    こんな感じで毎日やるべきトレーニングがわかりやすく書いてあります。ただ、現時点では日本語化が完了しておらず、所どころ英語で書いてありました。

    関連毎日メールが届く!Stravaの 12週間トレーニングプラン for フルマラソンを実行中

    参照トレーニングプランのページへ

    2. フィットネス&フレッシュネス

    これはひと言でいうと、自分のフィットネス(健康)や疲労の状態がグラフで数値化・可視化できるツールです。

    Fitness and Freshness は、Suffer Score に基づく心拍数とトレーニング負荷に基づくパワーの両データを使用して、フィットネスや疲労レベル、フォームの変化を追跡します。

    試しに過去6か月間のフィットネスと疲労をグラフにしてみました。太線がフィットネス、細線が疲労、そしてグラフの下にランニングのアクティビティが表示されます。数値の算出方法は複雑で100%理解できていませんが、注目すべきは数値の推移です。

    過去6か月間で最もフィットネス値が高かったのは2017年10月8日、シカゴマラソンに出場した日です。それと比例して疲労もピークを迎えています。ちなみにシカゴマラソンの前のピークは2017年9月24日、オホーツク網走マラソンに出場した日でした。

    こうやって見ると、10月後半〜11月にかけて疲労が抜けていなかったことが直感的にわかります。実はこの後、左足のアキレス腱を痛めてしまいます。ここで疲労をモニタリングできれば何か対策が打てたかもしれません。

    参照フィットネス&フレッシュネスのページへ

    3. レース分析

    ハールマラソンやフルマラソンなど長距離のレースに参加する人には嬉しい機能。5km毎のスプリット、ラップ毎のペースや心拍数ゾーンなどがひと目でわかります。

    4. ビーコン

    ランニング中の位置情報を家族や友人などをリアルタイムで共有できる機能です。ひとりでランニングに出かけるのが心配な人は、ビーコンの設定してみましょう。

    設定はスマホアプリから。ビーコン(Beacon)をONにして、連絡先とメッセージ文を設定すると、ランニング中の位置情報を共有できます。基本的にはスマホのアプリでランニングを記録するときにビーコンが使えますが、対象のGarmin機種と連携すれば、GPSウォッチでもビーコンが利用できます。

    対象機種は次の通り。

    Edge 510/Edge 520/Edge 810/Edge 820/Edge 1000/Explore 820/Explore 1000/Fenix 3/Fenix 3 HR/Fenix Chronos/Forerunner 230/Forerunner 235/Forerunner 630/Forerunner 935/Forerunner 735XT/Forerunner 920XT/Vivoactive HR(引用

    5. パーソナル・ヒートマップ

    こちらは便利というより、面白い機能。

    参照パーソナル・ヒートマップのページへ

    Stravaプレミアムの価格・支払方法

    プレミアム会員の会費は、月額960円(税込)と年額7,200円(税込)の2つのプランから選べます。

    年払いにすると月々600円、年間で4,320円(37%)もお得になる計算です。最初は月額プランで様子をみて、続ける意向があれば年額プランに乗り換えるのがおすすめです。

    支払方法は、パソコンとスマホで異なります。スマホから登録すると、アプリ内課金で毎月課金されます。クレジットカードで支払いたい場合はパソコンから申し込みましょう。

    • クレジットカード(パソコン)
    • PayPal(パソコン)
    • Google Play(Androidアプリ)
    • Apple Store(iOSアプリ)

    もちろん、どちらかで登録すれば、パソコン・スマホの両方で特典が使えます。

    ちなみに米国では月額7.99ドル、年額59.99ドル。日本とほぼ同じ料金なのに、限定ディスカウントをフル活用できるということは、日本の料金は割高と言えますね。

    Stravaプレミアムを登録・キャンセルする方法

    パソコンからの登録はこちら。

    参照Strava プレミアム

    スマホアプリからの登録はメニュー>設定の「プレミアム会員になる」へ。

    パソコンからキャンセルする場合は、メニュー>設定>My アカウントで解約手続きを行います。

    スマホアプリからキャンセルする場合は、メニュー>設定>アカウントを経由し、iOSは App Storeで、Androidは Google Payで購読解除の手続きを行います。

    さいごに、余談ですが

    これまでStravaプレミアムを知っていたようで、まったく理解できていませんでした。

    個人的には、トレーニングメニューとレース分析は結構使えそう。これから2か月間、Stravaプレミアムを使い続けてみます。