
Stravaの有料会員プラン「サブスクリプション」で出来ること
→Strava(ストラバ)が有料プランを刷新しました。2020年5月より、従来の「Strava Summit」の3つの有料パックが、月額525円〜の「サブスクリプション」に一本化。同時に、有料会員向けの特典内容も変わります。
この記事では、Strava(ストラバ)の有料会員プランである「サブスクリプション」について解説します。
Stravaの魅力
Strava(ストラバ)は、アスリートのためのソーシャルネットワークとして、世界中のランナーやサイクリストに支持されているサービスです。
ランニングやサイクリングのアクティビティを記録・管理・分析できるだけでなく、同じ趣味を持つランナーやサイクリストたちと繋がるSNS機能が充実しています。
また、個人的にはモバイルアプリのユーザーインターフェース(UI)が非常に優れているのも魅力。見ているだけでモチベーションが上がります。
僕は2013年にGarminのランニングウォッチ・デビューを果たし、2014年からStravaを利用しています。Garmin Connectでもアクティビティは確認できますが、データ連携してStravaで一元管理しています。
データ連携やSNS機能は無料で使えますが、目標管理や分析機能など有料メニューに登録する必要があります。ちなみに僕は2015年から有料会員です。
Stravaの有料プランはもともと1つだけでしたが、2018年8月に「Strava Summit」という3つの有料プラン(パック)が導入されました。ユーザにとって分かりづらかったのか、2020年5月より「サブスクリプション」という新名称で1つの有料プランに戻りました。
サブスク導入で変わったこと
まず、有料プランがシンプルになりました。
これまでは、有料会員に登録する際に3つのパックから自分に合ったものを選ぶ必要がありました。
新しい「サブスクリプション」では、年額6300円のプラン1本になります。有料会員か、無料会員か、選択肢がシンプルになりました。支払方法は、これまでどおり「年払い」と「月払い」の2つから選べます。
次に、有料会員向けの特典内容が変わりました。
これまで無料会員でも使えた以下の機能が、有料会員だけが使える特典になります。内容としては、Stravaの最大の強みである「ルート情報」に関する機能が有料化した形ですね。
- セグメントの全体リーダーボード(トップ10までは無料)
- セグメントエフォートの比較、フィルタリング、分析機能
- strava.comでのルート作成機能(改良されたマップとセグメント対応)
- ランニングマッチ:同一ルートでのランニングのパフォーマンス分析
- Androidとウェブのトレーニングログ
- 月毎のアクティビティの傾向チェックと比較
有料会員と無料会員で使える機能は以下のとおりです。
機能 | 有料会員(サブスクリプション) | 無料会員 |
---|---|---|
アクティビティの記録 | ✔︎ | ✔︎ |
デバイス連携 | ✔︎ | ✔︎ |
SNS機能 | ✔︎ | ✔︎ |
ルート作成 | ✔︎ | |
セグメントのランキング | ✔︎ | |
トレーニングダッシュボード | ✔︎ | |
心拍数とパワーデータの分析 | ✔︎ | |
アクティビティの詳細データ | ✔︎ | |
目標設定 | ✔︎ | |
トレーニングログ | ✔︎ | |
エフォートの比較 | ✔︎ | |
Beacon | ✔︎ | |
パーソナルヒートマップ | ✔︎ | |
パートナー企業特典 | ✔︎ | |
プレミアムサポート | ✔︎ |
無料で使える機能
Stravaの基本的な機能である、アクティビティの記録、デバイス連携、SNS機能は引き続き無料で利用できます。
以下の内容で満足できれば、有料プランの「サブスクリプション」に登録する必要はありません。
- モバイルアプリでアクティビティで記録したい
- ランニングウォッチで記録したアクティビティをStravaで管理したい
- 同じ趣味のStravaユーザと繋がりたい
有料で使える機能
サブスクリプションに登録して使える機能は以下のとおりです。
- ルート作成 – Stravaに蓄積されたアクティビティから、自分だけのルートを作成できる
- セグメントのランキング – お気に入りの道やトレイルで、友人たちの成績と比較できる
- トレーニングダッシュボード – トレーニングの進捗や効率が確認できる
- 心拍数とパワーデータの分析 – トレーニングの負荷が分析できる
- アクティビティの詳細データ – レースなどの詳しい分析が確認できる
- 目標設定 – 目標を設定して進捗が確認できる
- トレーニングログ – トレーニング状況を直感的に把握できる
- エフォートの比較 – 同じルートで過去のトレーニングデータと比較できる
- Beacon – 家族や友人に現在地とルートの詳細を共有できる
- パーソナルヒートマップ – これまでに訪れたすべての場所を視覚化できる
- パートナー企業特典 – トップブランドのディスカウントが受けられる
- プレミアムサポート – Summit専門スタッフによるサポートが受けられる
僕が個人的に重宝している機能は、「心拍数とパワーデータの分析」「アクティビティの詳細データ」「トレーニングログ」「エフォートの比較」あたりですね。
また、公式には日本ではサポートされていないようですが、プロのコーチが監修した「マラソントレーニング機能」も有料会員限定の特典の一つです。
登録・解除する方法
有料プランが「サブスクリプション」に一本化されたことで、登録方法もシンプルになりました。
初めて利用する場合は、60日間の無料トライアル(無料体験)が利用できます。
ただし、無料トライアルを利用するにはクレジットカードまたはPayPal(ペイパル)の登録が必要。無料トライアル終了後は、自動的に有料プランへ移行します。
有料プランの支払方法は「年払い」と「月払い」から選べ、年払いのほうが34%もお得な料金設定になっています。
- 年払い – 年額6300円、月額525円相当
- 月払い – 月額800円
解約については、設定>Myアカウントのページから手続きを行います。
もともと「Strava Summit」の有料会員だった僕のMyアカウントページでは以下のとおり表示されています(2020年5月時点)。まだ「Strava Summit」の料金(年額5000円)が残っていますね。
まとめ
以上、Strava(ストラバ)の有料会員プランである「サブスクリプション」について解説しました。
Strava(ストラバ)が有料プランを刷新しました。2020年5月より、従来の「Strava Summit」の3つの有料パックが、月額525円〜の「サブスクリプション」に一本化。同時に、有料会員向けの特典内容も変わります。
ちなみに、僕のStravaアカウントはこちらです。