
ストラバ(Strava)が2018年の統計データを公開。ユーザ数は3600万人に
→アスリートのためのソーシャルネットワーク(SNS)として揺るぎない地位を築きつつあるストラバ(Strava)が、2018年の年間統計データを公開しています。
参照:Strava Year in Sports 2018 (PDF)
世界195カ国にいる約3600万人のストラバユーザのほとんどが、ランナーかサイクリスト。2018年には 66億マイル(105億km)分の移動が記録され、36億個のいいね(kudos)がつけられました。
僕は日々のランニングをガーミンGPSウォッチで計測していますが、走行距離やペース、心拍数などのアクティビティデータは、すべてストラバに転送して管理しています。
最近話題の「ビッグデータ」の最先端をゆくストラバ。2018年の年間統計データを詳しく紹介します。
ストラバ 2018年の統計データ
ランニングの平均走行距離は8.16km
2018年に記録されたランニングアクティビティの数は約2億4千万。前年と比較して 46.2%も増えています。1ユーザあたり、年間で30アクティビティを記録している計算になります。
1ランニングアクティビティあたりの平均値:
- 走行距離:8.16km
- 走行時間:49分49秒
- 走行ペース:6分7秒
*1マイル=1.6km換算
ランニングの平均走行距離は35.0km
2018年に記録されたサイクリングアクティビティの数は約2億8千万。前年と比較して 21.9%増加。1ユーザあたり、年間で34アクティビティを記録している計算になります。
1サイクリングアクティビティあたりの平均値:
- 走行距離:35.0km
- 走行時間:1時間37分46秒
- 走行ペース:時速21.6km
*1マイル=1.6km換算
ランニングアクティビティが最も多かった日は9月16日
全世界で記録されたアクティビティを日別で見ると、ランニングは2018年9月16日に、サイクリングは5月6日に、最も多くアップロードされたそうです。
9月16日といえば、エリウド・キプチョゲがマラソン世界記録を更新した《ベルリンマラソン》が開催された日。僕もその場にいました!
関連記事:《ベルリンマラソン》完走レポート:世界最速コースで自己ベストを更新
他にも同日に、南半球で最も人気の高い《シドニーマラソン》が開催されています。
ちなみに日本でアクティビティが最も多かった日は、ランニングが9月16日、サイクリングが5月6日でした。
「クラブ」登録でアクティビティが3倍増に
ストラバには25万以上もの「クラブ」という名のコミュニティが存在しますが、クラブに登録した人は、そうでない人に比べて3倍も多くアクティビティを記録しているそうです。
世界で最も人気のセグメント
ストラバでは人気のセグメント(区間)でタイムトライアルに参加できる機能があります。2018年に全世界で最も多くの人が参加したセグメントは次のとおり。
- ランニング:Prospect Park 5k North Start(米国)
- サイクリング:Box Hill (Junction to Island)(英国)
ちなみに日本ではランニング、サイクリング共に、鳥取県米子市のセグメントが最も人気でした。
絵文字を入れると、いいねが2倍に
全世界で最も人気の絵文字は、ランナーの絵文字。日本では音符の絵文字(♪)が最も使われていたとのこと。
ちなみに、アクティビティのタイトルに絵文字を入れると、いいね(kudos)が2倍増になるそうです!
目標を設定すると、アクティビティが約15%アップ
ストラバで目標(Goal Setting)を登録した人は、そうでない人に比べてアクティビティの数が増えるそうです。サイクリングは15.1%増、ランニングは14.7%増。今すぐ目標を設定しましょう!