どうも!マラソンブロガーのtomo.です。

毎年9月にオーストラリアのシドニーで開催されるシドニーマラソン(Sydney Marathon)

シドニーマラソンは9月なのに涼しく、時差ボケの心配もないため、日本から参加しやすい大会です。スタート地点のハーバーブリッジから、ゴールの世界遺産「シドニーオペラハウス」まで、大会の様子をレポートします。

ちなみに今回は、金曜日の夜に日本を出発し、月曜日の早朝に日本に帰国する1泊4日の弾丸マラソン旅行で行ってきました。

完走してわかった、シドニーマラソンの魅力

1)夏なのに涼しい!

南半球にあるオーストラリアは、北半球にある日本とは季節が真逆です。シドニーマラソンが開催される9月は、日本では「残暑」でも、オーストラリアでは「初春」の季節。日本だと7〜9月に走れるフルマラソンは数が限られるので、夏でもマラソンを走りたい方にはシドニーマラソンがおすすめです。

2)時差ボケの心配なし!

日本とオーストラリアの時差は、わずか1時間(サマータイム時は2時間)。日本での生活リズムを崩さずにレースに挑めるので、時差ボケを解消するために早めに現地入りする必要はありません。実際にぼくは、前日に日本からシドニー入りして余裕で走れました。

3)観光名所が走れる!

スタート直後はハーバーブリッジを横断し、市内の観光名所を駆け抜けたあとは、世界遺産「シドニーオペラハウス」でフィニッシュ。シドニーマラソンを走ればシドニー観光は必要ありません。

4)日本語サポートが充実している

毎年日本からの参加者が多いため、公式サイトには日本語特設ページがあったり、受付会場には日本人ランナー専用受付があったり、英語が苦手な方でも安心できます。

5)誰でも走れるゴールドラベル大会

シドニーマラソンは、世界最高峰のマラソン大会の証である「IAAFゴールドラベル」の基準を満たした大会です。にも関わらず、抽選に当たらないと走れないロンドンマラソンやニューヨークシティマラソンとは異なり、エントリーすれば、ほぼ確実に出走権が得られます。

シドニーマラソンにエントリーする方法

日本からシドニーマラソンに個人でエントリーするには、以下の方法があります。

  1. シドニーマラソン日本事務局に直接申し込む
  2. 各エントリー申込システムからのお申込み
  3. 旅行会社のマラソンツアーでのエントリー
  4. シドニーマラソン本部公式 オーストラリアの英語サイトでのお申込み

ちなみにぼくは、4番目の英語サイトからエントリーしました。日本事務局で申し込むより手数料が3000円ほどやすかったですね。

エントリーに関する情報は、公式サイト日本語ページに詳しい情報が載っています。

シドニーマラソンで感じたカルチャーショック

シドニーマラソンは、ぼくの人生初の海外フルマラソンだったのですが、日本のマラソン大会との風習の違いに、ちょっとしたカルチャーショックを受けました。

  • 開始時間がめちゃくちゃ早い!ハーフは6時から、フルは7時からスタート。
  • 大会ギリギリまでエントリーできる。日本事務局のエントリー締め切りは約1か月前でしたが、公式サイトでは前日でも受け付けていました。
  • エントリー後も種目を変更できる。会場で申込用紙に記入すれば対応してくれます。

「応援するつもりでシドニーに来たけど、やっぱり自分でも走りたくなった」とか「フルマラソンを走る予定だったけど、体調が優れないのでハーフマラソンに変更したい」などの要望に柔軟に応えてくれそうですね。

受付会場でナンバーカード受け取り

受付会場では、エントリー完了後にメールで送られてくる BIB Numberを見せてナンバーカードを受け取ります。

しかし、Gmailでエントリー完了メールを開こうとしたら、ネットにつながっていないというメッセージが…。BIB Number をメモしておけばよかった。ボランティアのおじいちゃんに相談したら、入口のカウンターで身分証明書を見せれば、自分のBIB番号を教えてもらえるとのこと。サンキューおじいちゃん!

めでたくBIB番号を入手し、会場に入ります。入ってすぐに「日本人ランナー専用受付」カウンターがありましたが、ぼくは公式サイトからエントリーしたので、一般の受付カウンターに向かいます。

こちらがマラソンとハーフマラソンのカウンター。BIB Numberを伝えると、ナンバーカードを手渡しされました。受付の人が、よかったらビスケットもどうぞ、と言ってくれたのでカウンターに山積みにされたビスケットを一袋いただきました。

ナンバーカードを受け取ると、大会公式スポンサーの ASICSの出展ブースの中を通ります。

出口付近で「PACE YOUT RACE」というブースを見つけました。よく見てみると、自分の目標タイムを入力すると、自分のペースバンドが無料で作れるというもの。

試しにやってみました。種目と目標タイムを入力します。今回は目標タイムを控えめに3時間50分に設定。メールアドレスを求められますが、アシックスのキャンペーンメールを受信するかは選択できます。

すぐに印刷されました。防水加工された紙に印字されているので、汗で濡れても大丈夫そうですね!

今日の収穫。ナンバーカード、「Weet-Bix」ビスケット、ペースバンド。無駄なものが省かれた、ミニマリズムの極みのような大会キットでした。

それでは、お待ちかねのシドニーマラソンの完走レポートをどうぞ!

スタート会場へ

朝4時半起床。バナナ1本半と、昨日のマラソン受付会場でもらったエナジーバーを食べてエネルギーを補給。5時半にホテルを出て、最寄り駅のタウン・ホール駅へ向かいます。まだ薄暗いですが、ランナーが結構歩いていました。

ちなみにシドニーマラソンのレース当日は、ナンバーカードを見せれば地下鉄などの公共交通機関にタダで乗れます。

フルマラソンのスタート地点は、シドニー・オペラハウスなどがある中心地の対岸にあります。ちょうどハーバーブリッジの下の辺りです。

手荷物を預けます。昨日の大会会場でビニール袋を貰わなかったので、スーパーのビニール袋に入れて、ゼッケンと同じ番号が印字されているシールを貼ります。日本と違ってかなり原始的。

シドニーマラソンの完走レポート

ハーバーブリッジ

午前7時ちょうどに車いすの部がスタートし、その5分後にフルマラソンの部がスタート。シドニーマラソンでは最前列のAブロックの参考タイムが3時間45分以内なので、余裕でAブロックに入れました。スタートラインがこんなに近いとは!

スタートして間もなく、シドニー名物ハーバーブリッジを走ります!今日はマラソンのために完全に封鎖されています。

4kmあたりで進行方向の左を向いたら、ハーバーブリッジとシドニー・オペラハウスのツーショット!

5kmあたりでシドニーの市街地に入ります。最初の給水ポイントを通過すると、シドニーの中心部を駆け抜けます。

センテニアルパーク

12km~21km区間は、シドニー南東にあるセンテニアルパークを走ります。東京ドーム21個分もある広大な敷地には、ランニングコースが充実しています。シドニーマラソンに出場していないランナーも多数見かけました。

公園に入ると、先頭集団が反対側を通り過ぎていきました。その集団の中には「コニカミノルタ」のユニフォームを着た日本人選手もいます。あとでわかったのですが、こちらは男子マラソンの部で見事優勝した谷川 智浩選手でした。

センテニアルパークの中は、芝生が延々と続いています。樹齢が数百年以上あるであろう大木をよく見かけます。

公園内で、隣で走っていたおばちゃんに声をかけられました。シドニーマラソンに出場するため、お隣ニュージーランドから来たそうです。それにつられてか、後ろにいたお兄ちゃんにも声をかけられ、こんな会話をしました。

お兄ちゃん:君のGPS時計大丈夫?
ぼく:ハーバーブリッジを渡ったあたりでおかしくなったよ
お兄ちゃん:え!?俺もだよ。シドニーの雲が厚過ぎて電波を受信できないのかな
ぼく:困るよね。でも、かえってペースを気にせず、レースに集中できるじゃん

実はスタート直後から Garmin GPSウォッチの調子がおかしくてペースが正しく表示されていません。

シドニーマラソンの給水所の風景。水はプラスチックのコップで出されるので、折って飲みやすくするのが難しい。スポーツドリンクは「Electrolyte」と呼ばれていましたが、最初は意味がわからず。まあ「電解質」だから、そう言われればそうか。

ごみ箱がないのでコップはみんな適当に捨てていきます。あとの掃除が大変そう…。

シドニー中心部へ

センテニアルパーク公園を出ると間もなくハーフ地点。やっと半分走り切りました!ここまでは順調です。しばらく走るとシドニーの中心部へ入っていきます。

ハイドパークを通過中。

建物がどんどん高層化していきます!

ピルモント

シドニー中心部を通り過ぎ、ピルモント(PYMONT)と呼ばれるベイエリアを目指します。右手にはシドニー・オペラハウスが見えました。

そしてハーバーブリッジの下をくぐります!ハーバーブリッジを見れるのはスタート直後だけかと思いましたが、こうやっていろんな角度から楽しめるのはいいですね!間近で見るとかなりデカいです。

陽気なお兄ちゃんが歌いながら応援してくれます。その横にあるオブジェはなんだろう?自動車の上に隕石のような岩が乗っかっています。

高速道路の上を通ってピルモント地区に入ります。右手にはシドニー水族館がありました。この辺りから小雨が降り始めます。

ピルモントは思ったよりアップダウンが激しくて、体力をかなり消耗しました。

坂の途中で30キロ地点を通り過ぎました。シドニーマラソンは、英米では主流なマイル(1.6キロ)表示ではなく、キロ表示なので助かります。でも、坂はきつい。

コースの性質上とにかく距離を稼ぐように設計されていて、ヒトデのように同じ道を行ったり来たりします。

韓国海運の最大手、韓進海運(HANJIN)の貨物船を見かけました。先日、経営破たんのニュースが世界を驚かせましたが、業務とかはいったんストップなのでしょうか。

世界遺産「シドニーオペラハウス」へ

最後はベイエリアを走ってゴールのシドニーオペラハウスを目指します。

34km地点。昔は鉄道を港に引き込んでいたのか、線路が残っていました。

39キロ地点を過ぎたあたり。ようやくハーバーブリッジが姿を現しました。ここまで来れば、あとは気合で走り切れます。

ハーバーブリッジの橋脚をくぐります。目の前には、オペラハウスが!

この辺りは、ザ・ロックス(The Rocks)と呼ばれる倉庫街です。日本でいうと、横浜の赤れんが倉庫に近いイメージ。

ラスト1キロ!左右を観客が埋め尽くしています。

無事にゴール!公式記録はまだ入手できていませんが、時計が3時間39分になる前にゴールできたので、グロスタイムは3時間38分台です。

レース終了後

シドニー・オペラハウスの下に案内され、ウォーターボトル、メダル、完走記念Tシャツ、サプリを手渡されます。

「BAGGAGE COLLECTION」の案内をみつけたので、預けた荷物を取りにいきました。

が、こちらで受け取れるのは、前日に預けた荷物のみ。ぼくみたいに当日預けた人は、ここから1キロほど離れた荷物受け取り場まで行ってくださいとのこと。昨日預けとけばよかった…。

小雨が降っているにも関わらず、芝生の上に預けた荷物がドサッと置かれています。この辺が、日本と違うところですかね。まあ、気にしないですど。ナンバーカードを見せて荷物を受け取ります。

荷物を受け取ってからホテルへ帰ります。交通規制のためバス・タクシーは機能していません。ナンバーカードを見せて、電車にタダ乗り!

今日の戦利品はこちら。

まず、完走記念Tシャツ。「SYDNEY MARATHON FINISHER」の文字に感激。身長170CMのぼくには、Mサイズがピッタリでした。日本と違って事前に申請するのではなく、その場で試着もできました。

右がウォーターボトル。何も言わないのに2本もいただきました。真ん中が完走メダル。ハーバーブリッジとオペラハウスが描かれています。左はブルーベリー・ジュースの粉末。水に溶かして飲むそうです。

大会記念フォト&ビデオ

後日、シドニーマラソンの大会フォトの案内メールが届きました。

早速クリックしてみると、シドニーの街中を優雅に(?)走るぼくのスナップ写真が22枚もありました!右の写真なんかは、ハーバーブリッジが後ろに映っていて絵になりますね。

写真は一枚20豪ドル(約1600円)、22枚まとめて60豪ドル(約4800円)。

こういう大会フォトは日本のマラソン大会でも販売しているので珍しくはありませんが、なんと大会ビデオもあるとは驚きでした。

10キロ、21キロ、35K、ゴール手前、ゴール右、ゴール左の計6カットもあり、それぞれ30秒程度の映像にはちゃんとぼくが走っている様子が映っています!ナンバーカードを自動認識して映像を書き出しているんでしょうね。

さいごに、余談ですが

以上、シドニーマラソンの完走レポートをお届けしました。

海外マラソンと聞くとハードルが高く感じますが、シドニーマラソンは日本から参加しやすいマラソン大会です。ホノルルマラソンもいいですが、日本の夏にフルマラソンを走りたい方は、シドニーマラソンにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

こちらは空港で食べた「フィッシュ・アンド・チップス」。

疲れた身体を癒すために「プロテイン・ドリンク」も飲んでおきました。

この記事を読んで走りたくなったら

《シドニーマラソン》参加レポート:夏でも涼しい南半球最大級のマラソン大会」を最後までお読みいただき有難うございます。

この記事を読んで「ちょっと走ってみようかな」「なんか走りたくなってきたな」と思ったら、シェアいただけると嬉しいです!