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マラソンで「厚底シューズ」を履くのはズルなのか?→世界陸連的にはOK

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どうも!マラソンブロガーのtomo(とも)です。

どうもこんにちは!厚底シューズも薄底シューズも、どちらも大好きなマラソンブロガーのともです。

ここ数年、ナイキの「ヴェイパーフライ」やホカオネオネの「カーボンX」などに代表される厚底シューズがランニング界を席巻しています。

2018年にはエリウド・キプチョゲがナイキの厚底シューズでフルマラソン男子の世界記録を更新。2019年には Jim Walmsleyがホカオネオネの超厚底シューズで50マイルの世界記録を塗り替えました。

今や世界トップレベルのマラソン・長距離選手の大半はナイキの「ヴェイパーフライ」を履き、自己ベストをバンバン更新しています。

そして、あまりにも性能が良すぎるがゆえに「ヴェイパーフライ」の違法性を問う声も少なからず上がっています。つまり、「厚底シューズはズルではないか?」と。

厚底シューズは違法ではない

国際陸上競技連盟(IAAF)の公式ルールブックには、競技用シューズについて、以下のようにルールを定めています。

Athletes may compete barefoot or with footwear on one or both feet. The purpose of shoes for competition is to give protection and stability to the feet and a firm grip on the ground. Such shoes, however, must not be constructed so as to give athletes any unfair assistance or advantage. Any type of shoe used must be reasonably available to all in the spirit of the universality of athletics.

結論から言うと、厚底シューズは違法であるという根拠はありません。一文ずつ詳しく見ていきましょう。

Athletes may compete barefoot or with footwear on one or both feet.
選手が競技に参加する際に、裸足でも、シューズを片足または両足で履いてもよい。

裸足といえば、ローマ五輪と東京五輪で二大会連続でマラソン男子の金メダリストに輝いたアベベ・ビキラが有名ですよね。でも片足だけシューズを履いて優勝した選手は聞いたことがありません。

The purpose of shoes for competition is to give protection and stability to the feet and a firm grip on the ground.
競技におけるシューズの目的は足を守り、安定させ、地面にしっかりと着地させること

本来シューズは、速く走るためにあるのではなく、足を守るためにあるのです。

Such shoes, however, must not be constructed so as to give athletes any unfair assistance or advantage.
シューズは公平性に欠く補助・優位性を選手に与える作りになっていてはいけない。

ここが一番のポイントですね。「ヴェイパーフライ」や「カーボンX」に使われている「カーボンプレート」が公平性に欠く補助または優位性を選手に与えているのか?という点については、そもそも合法・違法のボーダーラインに具体性がないので、どちらとも言えません。

なので、厚底シューズは違法であるという明確な根拠がない、と言った方が正確かもしれませんね。

Any type of shoe used must be reasonably available to all in the spirit of the universality of athletics.
スポーツの普遍性の精神に基づき、使用されるシューズは誰もが無理なく入手できる状態であるべき。

最後の一文はなかなかの曲者です。もし厚底シューズが強力な武器であるならば、誰もがその武器を手に入れられるべき、という考えです。

「ヴェイパーフライ」や「カーボンX」は一般ランナー向けにも販売されているので、その条件を満たしていると言えますが、多くの場合は特注モデルやカスタムモデルなので、キプチョゲやファラーなどの一流選手と全く同じシューズを手に入れることはできません。

その辺りはグレーな気がします。

速さよりも大切なこと

「厚底シューズは違法ではないか?」とか「厚底と薄底はどちらが最強か?」とかいう議論をたまに耳にしますが、そこには大事な視点が欠けていると思います。

それは「ケガや故障をしにくいシューズであるか?」ということ。どんなに速く走れるシューズでも、ケガや故障をしたらそこで試合終了です。

逆に、何百km、何千km走ってもケガや故障をしないシューズであれば、どんどんレベルアップできます。

「世界一のシューズ職人」「現代の名工」として名高い三村仁司さんは、ケガをしないシューズが最強であるということを語っています。僕もその考えに100%同意します。

ちなみに、僕がこれまで履いてきたランニングシューズはこちら

2018年に僕が買ったランニングシューズ14足。1番のおすすめ、お気に入りは?

さいごに

僕だったら、履くだけでマラソンのタイムが4%縮むシューズよりも、ケガする確率が4%減少するシューズを選びたい。でも「ヴェイパーフライ」はきっとその両方を叶えてくれるんだろうな。

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Profile

tomo(とも)です。マラソンがライフワークの36歳。外資系IT会社員・二児パパしながら「マラソンブロガー」として活動中。夢は、福岡国際マラソン出場と、非エリート系プロランナーになること。

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