アスリートが「鶏の胸肉」を食べるべき理由 -『すべての疲労は脳が原因』

読めば走りたくなるブログ「走りずむ」をお読みいただき有難うございます。管理人のtomo.@tomo3run)です。

ここ数ヶ月間、慢性的な疲労を感じています。仕事が忙しすぎるとか、夜ぐっすり眠れないとか、運動し過ぎているとか、これといった原因は思い当たらないのですが、とにかく疲れが抜けないのです。

そんな状況で思わず表紙買いしてしまったのが、こちらの一冊。

すべての疲労は脳が原因 (集英社新書)

『すべての疲労は脳が原因』 – 梶本 修身

以下は出版社(集英社)のデータベースより抜粋。

私たちが日常的に使う「体が疲れている」とは実は「脳が疲労している」ことを示す。疲労のメカニズムとは何か、最新科学をもとに解説。また真に有効な抗疲労対策、睡眠との関係なども提示する。

断定的な、少し行き過ぎなタイトルだと思いましたが、

  • 運動時に最も疲れるのは筋肉ではなく脳であること
  • 疲労と「疲労感」のギャップが疲労をさらに悪化させていること

など、自分にとって新たな発見がありました。ランニング(ジョギング)と疲労の関係についても詳しく書かれており、興味を持ったポイントでもあります。

著者の梶本 修身さんは東京睡眠・疲労クリニックの院長。プロフィールを拝見すると、医療事業の他にも著書を十数冊出版し、テレビにも出演している有名な医師です。2016年に出版された『すべての疲労は脳が原因』はベストセラーとなり、続編が2冊も出ています。

ジョギング=リラックスは間違い?

ランナーとして『すべての疲労は脳が原因』を読んで意外に感じたのは、この部分。

ジョギング中は速度や傾斜などによって体にかかる負荷も秒単位で刻々と変化することから、「自律神経の中枢」もフル回転で心拍、呼吸、体温を調節しなければなりません。体にかかる負荷が大きければ大きいほど司令塔である「自律神経の中枢」への負担も増大します。この「自律神経の中枢」の疲労こそが運動疲労の正体なのです。(本書より抜粋)

これまでジョギング=リラックスと思い込んでいましたが、実際には全身を動かすために脳がフル稼働している訳です。ジョギングして最も疲れるのは、筋肉ではなく、実は脳だといいます。

それでも、ジョギングしたあとは清々しい気持ちになりますよね?フルマラソンのような長距離を走った後でも、疲労感よりも達成感のほうが強かったりすることも。

運動をすると疲労感や痛みを消すために、エンドルフィンやカンナビノイドといった物質が脳内に分泌され、多幸感や快感のトリガーとなります。ここで重要なのは、エンドルフィンやカンナビノイドの分泌によって、疲労感は薄まるが、疲労は軽減されていないということ。

つまり、疲れを疲れと感じない現象が起こる訳です。その最もたる事例が、ランナーなら一度くらいは経験のある「ランナーズ・ハイ」。梶本さんに言わせれば「ランナーズ・ハイの状態はかなり危険」とのこと。

鶏の胸肉を食べて疲労予防

ではどうすれば良いか?最適解は、鶏の胸肉を食べて疲労を予防することだと梶本さんはアドバイスしています。鶏の胸肉には、疲労回復に最も効果のある「イミダペプチド」という成分が含まれており、安価で手軽に入手することができます。

ということで、最近は週に一回は「鶏の胸肉」を献立に取り入れています。

なお、最近はイミダペプチドのサプリメントも見かけるようになりましたので、必ずしも鶏の胸肉を食べなくてはならない、というわけではありません。

鶏の胸肉以外でイミダペプチドをとる方法としては、サプリメントがあります。鶏の胸肉もサプリメントも、イミダペプチドの量として200㎎を体内に吸収できれば同じ効果を得ることができます。ただ、鶏の胸肉は食事や摂取方法により体内への吸収力に差がでやすいため、毎日定期的にイミダペプチドをとるには、カプセルやドリンクのようなサプリメントのほうが適しているかもしれません。(本書より引用)

ただし、価格はまだまだ高いですけどね。。

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まとめ

以上、慢性的な疲労を克服するため、『すべての疲労は脳が原因 (集英社新書)』を読んでみました。しばらく鶏の胸を食べ続けて様子をみたいと思います。

B!

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