出走権だけじゃない!東京マラソン「チャリティランナー」のプライスレスな特典

出走権だけじゃない!東京マラソン「チャリティランナー」のプライスレスな特典|ともらん


作成| 更新

更新駒沢オリンピック記念公園での練習会の様子を更新しました(1/13)

ぼくが東京マラソンの一般エントリーに10年連続で落選してたどりついた結論、それはチャリティランナーとして参加することでした。

東京マラソンは毎年、一般ランナーの定員に対する応募者数の倍率が10倍を超え、出走権を得るのは人気アーティストの公演チケットを入手するよりも難しいと言われています。しかし、東京マラソンが指定するチャリティ団体に10万円以上の寄付金をお支払いすれば、チャリティランナーとして参加できるチャリティ制度というものが存在します。チャリティランナーの定員は4,000人。これも約1週間で埋まったそうですが、東京マラソンのチケットを入手する最も確実な方法として知られています。

たかがマラソンを走るためだけに10万円も払うなんて馬鹿げている!と思う人もいるでしょう。でもランナーとしては、一生に一度で良いから東京マラソンを走ってみたい。そんな想いを胸に、このたび東京マラソン2018チャリティへの参加を決意しました。

チャリティランナーの登録方法や特典、確定申告の方法については、こちらの記事で詳しくまとめていきます。

チャリティランナーは、16あるチャリティ団体の中から自分が支持する団体を選びます。今回ぼくは子供の貧困対策に取り組んでいる「認定特定非営利活動法人カタリバ」を支援先として選ばせていただきました。

その後、チャリティ団体が主催する練習会「東京マラソンSpecial Trainingプログラム」に招待いただき、コーチの指導を受けながらチャリティランナーの皆さんと走る機会がありました。これがとてもよくできたプログラムだったので、練習会の様子をまとめました。

チャリティランナーの特典は、東京マラソンの出走権だけに限らず、支援先の事業内容について学べたり、練習会に参加できたりと多岐にわたるということがお分かりいただけると思います。

もくじ

2017/10/2:チャリティ団体の事業説明会

チャリティランナーに応募してから1か月が過ぎた頃、チャリティ団体からこんな案内をいただきました。

カタリバでは、東京マラソンに向けたランニング練習会の開催を予定しております。コーチに駒澤大学・富士通などで駅伝・マラソン選手として活躍した、NPO法人Shape the Dreamの堺晃一さんをお招きして、Special Trainingプログラムを実施予定です。

チャリティランナーに応募したときは、このような特典があるとは知りませんでした。2月の東京マラソンに向けて開催される練習会には、カタリバのチャリティーランナーであれば誰でも参加することができるそうです。ぼくはメールをいただいてからすぐに申し込みました。コーチの指導を受けたり、グループで走ったりする機会はなかなかないですからね。

第1回目は、東京都足立区の梅島駅に集合。カタリバの活動拠点である「アダチベース」で事業内容の説明を受け、軽食(おにぎりと味噌汁)をいただいてから、コーチと一緒に荒川河川敷で60分ジョグとインターバル(100メートル×3本)をこなすというプログラムでした。

東部伊勢崎線の梅島駅はちょうど足立区の真ん中にあります。上野駅から直通列車で約15分ほど。初めて来ました。

少し早めに到着したので、しばらく駅周辺を散策していました。戻ってきた頃には、ランニングウェアを着た人たちが数人集まっていました。16名の参加者が揃うと、梅島駅から徒歩2分の所にある「アダチベース」に向かいます。

足立区では、27年度を「子どもの貧困対策元年」と位置づけ、「予防する、連鎖を断つ」に主眼を置き、リスクの高い家庭への支援・子どもの健全な成育環境の担保を目的とした施策に力を入れています。カタリバが足立区と出会ったのは2015年9月のこと。貧困対策課を訪問し、「困難を抱えた子どもたちに対する居場所と学習支援事業」をご提案させていただいただいたのが始まりです。それから幾度も話し合いを重ね、翌年8月より子どもたちの安全基地「アダチベース」をスタートさせました。

まずはカタリバの事業内容について説明を受け、アダチベースの中を案内していただきました。チャリティーの寄付金がどのように使われているかよく理解でき、カタリバに対する関心がより深まりました。ワンタイムで終わらせず継続的なサポーターを育てるためには、こういう取り組みは効果的ですね。非常に勉強になりました。

それから1階の食堂に集まり、おにぎり2個と味噌汁をいただきました。参加の方たちとも徐々に打ち解けることができました。

60分ジョグ+100mダッシュ in 荒川河川敷

食事の後は、堺コーチによる座学を受講。東京マラソンに向けてどのようなトレーニングをするべきか、という点について解説いただきました。

堺さんは、駒澤大学時代は9区を走り、2008年の総合優勝に貢献。現職の富士通では実業団駅伝での活躍に加えて、マラソンにも力を入れて取り組み、ベストタイムは2時間14分29秒。

堺コーチによると、フルマラソンの自己ベストを更新する上で最も大事なことはインターバルトレーニングを行いスピードを養うこと。5,000メートルを15分で走る選手と17分で走る選手がいると仮定して、フルマラソンの5キロ地点を17分で通過した時の両選手の状況はそれぞれどう違うか?答えはものすごく簡単ですが、なぜスピードが大切かということがハラオチしました。

もうひとつ、長時間ジョギングをすると骨盤が「固まる」と言っていたのが印象的でした。練習後に100mダッシュを数本走るだけで骨盤がほぐれるそうなので、今後の練習で試してみたいと思います。

座学の後は、アダチベースから30分ほど歩いて荒川河川敷にやって来ました!対岸には東京スカイツリーがよく見えます。

広々とした歩道兼サイクリングロードは、ランナーの自転車が行き来します。簡単なウォームアップをしてから、2キロ周回コースを自分たちのペースで走り始めます。

堺コーチが先頭を走り、最初は5分/kmだったのが、徐々にペースアップしていき、最終的には4分/kmになりました。ぼくはなんとか最後までついていけましたが、60分で13.2km、平均ペースは4分33秒と「ジョギング」とは程遠い走りでした。

最後に100mダッシュを3本走って締めくくります。もともと5本の予定でしたが、参加者全員が疲れていたので堺コーチが3本にしようと言ってくれました。

疲れていても100mなら何とか走れるものですね。座学で学んだとおり、ジョギングとは全く違い走りかたをしているためか、かえって脚が軽くなりました。

2017/12/9:クロスカントリー走 in 砧公園

第2回目の練習会は、さいたま国際マラソンのファンラン(親子ラン)と同日だったため、残念ながら参加できませんでした。

第3回目は、東京都世田谷区の砧(きぬた)公園で開催されました。東急田園都市線の用賀駅からは歩いて約15分ほど。首都高速の用賀ICからすぐの所です。

参加人数は10名ほど。前回同様に堺コーチの座学から始まり、ウォームアップをした後に90分ほどトレーニングを行い、最後は100mダッシュを3本走って解散。

今回の練習テーマはクロスカントリー走でした。クロスカントリー走(cross-country running)とは未整地のコースを走る長距離走のこと。足場が不安定でアップダウンの多いコースを走るため、筋力の強化とフォームの改善に効果があると考えられています。

座学ではクロスカントリー走の主な効果と注意点について説明がありました。

主な効果として期待できるのは、

  1. 心肺機能の強化
  2. 筋力の効果
  3. フォームの改善
  4. 精神的なリラックス

一方、通常のロードランとは勝手が違うため、注意点もあります。

  1. 臀部の筋肉を使う
  2. 股関節の曲げ伸ばしで走る
  3. 前ももを使わない
  4. 着地後膝を曲げない

砧公園にクロスカントリー専用のコースがあると思い込んでいましたが、公園案内図にはランニングコースやとサイクリングコースしかありません。

実は、今回のクロスカントリー走は公園内の芝生の上を走るというものでした。複数の折り返しポイントに置いてあるコーンを目印に、1周1kmのバーチャルコースを10周します。なるほど、こういうクロスカントリーもアリですね!

フルマラソンを2時間14分で走る堺コーチは、3周目からペースアップし、我々の前から姿を消してしまいました。ぼくは第2集団の人たちと雑談しながら走りました。普段はひとりで走ることが多いので、このようなグループで練習できるのは貴重な体験です。最近参加した大会やトライアスロンの話題で盛り上がりました。

所どころにアップダウンがあるのでかなりハードでしたが、普通の周回コースと違って飽きずに走れるのが良かったです。5分/km超のペースでも心肺がかなり鍛えられた気がします。

ちょっと工夫をすれば、都内の公園でも手軽にクロスカントリー走ができるんですね。アスファルトの上を走るよりも足に負担がかからないのもいいですね。今度は近所の公園でも試してみようと思います。

2018/1/12:クルーズインターバル走 in 駒沢オリンピック記念公園

第4回目の練習会は、東京都世田谷区の駒沢オリンピック記念公園で開催されました。

駒沢オリンピック記念公園といえば、皇居と並ぶ「ランナーの聖地」として有名です。

四季折々、沿道のサクラやケヤキ並木の景観を楽しみながら走ることができる全長約2.1kmのコース(反時計回り)は、サイクリングコースに並行して設けられています。100m刻みの距離表示があるので、距離やタイムの目安となり便利です。コースにはほとんどアップダウンがなく、また、来園者が通る場所には横断歩道もあるため、安心して走ることができます。(引用:公式サイト

名前ぐらいは知っていましたが、実際に走りに来るのは今回が初めて。記念すべき駒沢オリンピック記念公園デビューランです!到着してまず驚いたのはランナーの数。えぇーっ、こんなにいるの!?というぐらい、ランナーが目の前のジョギングコースを切れ目なく通過して行きます。

さて、今日の練習テーマは「クルーズインターバル走」と呼ばれる中距離のインターバル走。目安としては、休憩を挟みながら 1kmを10〜15本、または 2kmを5〜7本を 8割ぐらいの力で走ります。これをやることでサブ4以上のマラソンに必要なスピード持久走が鍛えられると言われています。

今日はもう少し距離を長くして、4.2km(2.1kmのジョギングコース2周) を2セット走る練習メニュー。最初にウォームアップを兼ねてゆっくり1周走った後、各自でクルーズインターバル走に取り組みました。ぼくのタイムは、1セット目が 18分00秒、2セット目が 17分03秒でした。自分は思ったよりハイペースで走り続けられるんだなと驚きました。

初めて駒沢オリンピック記念公園を走った感想としては、ランナーの「数」にも驚きましたが、ランナーの「質」にも驚きました。皆さんレベルが高い!女子マラソン選手の吉田香織さんなどトップアスリートもチラホラとお見かけしました。

周りに4分/kmを切るペースで走るランナーはゴロゴロいるので、練習でも引っ張ってもらうこともできます。こういう環境で走ると自分の限界にチャレンジし、殻を破るきっかけが掴めそうですね。

コースには100m毎に距離表示があるのでタイムが計りやすいくていいですね。

また、コースは意外と変化に富んでいます。道をクネクネと曲がったり、なだらかな起伏があったりと、周回コースでも走っていて全く飽きなかったです。

なぜ、ジョギングコースは2.1kmという中途半端な距離なんだろう?と疑問に思いましたが、10周すればハーフマラソン、20周すればフルマラソンと同じ距離なので、うまく出来ているなあと感心しました。

マラソンブログ「ともらん」をお読みいただき有難うございます!このブログを気に入っていただけたらシェアをお願いします。