ガーミンコネクト、ストラバ、ランキーパー。距離タイム・距離のズレを比較検証してみた

ラン計測

ガーミンGPS時計で計測したランニングの走行データを「ガーミンコネクト」「ストラバ」「ランキーパー」に転送すると、走行タイム・距離が微妙にズレます。時には数キロ・数十分単位でズレることもあります。

走行データはGPX形式のファイルに格納されていますが、同一のファイルを読み込んでいるはずなのに、なぜ3者でズレが生じるのでしょうか?今回は、実際の走行データを使って比較検証し、その謎に迫りたいと思います。

どのくらいのズレが生じるのか?

まず、カナダ・バンクーバー市の「スタンレーパーク」を走った時のデータを見てみましょう。

ガーミンコネクト Runkeeper Strava
走行タイム 1時間26分21秒 1時間57分04秒 1時間32分32秒
走行距離 17.1キロ 18.4キロ 18.4キロ

走行距離で最大8%、走行時間で最大30分ものズレが生じています。これは誤差の範囲とは言えません。

ただ、ひとつ補足しておくと「スタンレーパーク」では観光しながら走ったため、走行中に何度もガーミンGPS時計を止めています。もしかしたら、それが影響しているのかもしれません。

マラソン大会のデータを比較してみた

では次に、走行中にガーミンGPS時計を一度も止めなかったデータを見てみましょう。今年の6月に出場した「千歳JAL国際マラソン2016」のデータです。

  ガーミンコネクト ランキーパー ストラバ
走行タイム 3時間48分11秒 3時間48分11秒 3時間46分28秒
走行距離 42.15キロ 42.08キロ 42.1キロ

こちらは、走行距離で最大0.16%、走行時間で最大1分強のズレに収まりました。フルマラソンでこの程度のズレは、誤差の範囲と言えますね。ちなみに僕の公式記録はグロスで3時間48分13秒でした。

なぜズレが生じるのか?

この問題、海外でも話題になっていました。

ストラバは、「独自のアルゴリズムでデータを補正している」ので、ズレが生じて当たり前、というのが共通見解らしいです。一方、ランキーパーは公式の見解が見つけられませんでしたが、走行タイム・距離の計算方法が、ガーミンコネクトとは大きく異なります。

要約すると、3者の走行タイム・距離の計算方法は次のとおりです。

走行タイム

  • ガーミンコネクトは、ガーミン時計が計測中の総時間を走行時間とする。
  • ランキーパーは、開始時間と終了時間の差分を走行時間とする。
  • ストラバは、独自のアルゴリズムによって走行時間を補正する。

走行距離

  • ガーミンコネクトは、ガーミン時計が計測中の総移動距離を走行距離とする。
  • ランキーパーは、総移動距離を走行距離とする。
  • ストラバは、独自のアルゴリズムによって走行距離を補正する。

つまり、3者がそれぞれ独自のアルゴリズムで走行データを補正しているので、走行タイム・距離が必然的にズレるわけですね。

もう一度、走行データを検証してみた

で、先ほど見たデータと照らし合わせると、だいたい説明がつきます。 

まず、バンクーバーのスタンレーパークの走行データ。

  ガーミンコネクト ランキーパー ストラバ
走行時間 1時間26分21秒 1時間57分04秒 1時間32分32秒
走行距離 17.1キロ 18.4キロ 18.4キロ

ランキーパーの走行時間・距離がガーミンコネクトに比べて長いのは、ガーミン時計を止めて観光していた時間・距離を含んでいるからです。ストラバは独自のアルゴリズムで補正しているので2者と異なります。

次に、千歳JAL国際マラソン 2016の走行データ。

  ガーミンコネクト ランキーパー ストラバ
走行時間 3時間48分11秒 3時間48分11秒 3時間46分28秒
走行距離 42.15キロ 42.08キロ 42.1キロ

走行中にガーミン時計は一度も止めていないので、ガーミンコネクトとランキーパーの走行時間・距離はほぼ同一。ストラバは独自のアルゴリズムで補正しているので、走行時間が2者と異なります。

結局どれが正確なのか?

個人的には、ストラバに軍配を上げます。

「千歳JAL国際マラソン」の走行データを見て気づいたのですが、ストラバの走行時間3時間46分28秒は、僕の公式記録のネットタイム、3時間46分33秒とほぼ同じなんです。

ストラバは独自のアルゴリズムで、スタート地点からスタートラインまでの「渋滞」を省き、ほぼネットタイムに近い時間を走行時間として算出しているわけです。ストラバは頭いい!

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