陸上界の最高権威機関「IAAF(国際陸上競技連盟)」の正体とは?

解説・まとめ

先週末に出場した「シドニーマラソン2016」は、フルマラソンの部がIAAFゴールド・ラベルの大会として認定されています。

そういえば、受付会場のパネルにも「IAAF Road Race GOLD Label」のロゴが付いていました。

そもそも「IAAF」って何?ゴールドってすごいの?今回は、そんな素朴な問いに答えてみたいと思います。

IAAFとは何か?

公式サイト(英語)はこちら⇒iaaf.org

要約すると、IAAFとは

そもそもスポーツとは、一定のルールに則って営まれる活動と定義されるので、ルールづくりが重要なのは言うまでもありません。

IAAFのミッションのひとつが、陸上競技におけるルールづくりや計測する仕組みづくりを行うこと。つまり、陸上競技界のルールメーカーですね。

IAAFの歴史

IAAFの歴史をひも解くと、面白い事実が判明しました。

IAAF設立当初は、スポーツによる金銭的な報酬を受けることがまだ珍しく、スポーツで生計を立てているプロ選手はオリンピックへの参加資格がありませんでした。

当時の陸上界のスパースターのほとんどは学生でしたからね。陸上競技で生計を立てるとか、レースで優勝して賞金を稼ごうとかいう「プロ選手」という考えは異端だったわけです。

1924年のパリ五輪を舞台にした映画『炎のランナー(Chariots of Fire)』の主人公エイブラハムスやリデルも大学生でしたからね。1936年のベルリン五輪を舞台にした『栄光のランナー(RACE)』のジェシー・オーエンスもまた然り。

1970年代になると、スポーツの大衆化が進む一方、陸上競技も専門性が増し、趣味の延長で戦えるレベルではなくなってきます。1982年以降にようやく、プロ選手の参加も認められるようになりました。それでもまだ、IAAFは、International Amateur Atheletic Federation の略称のままでした。

2001年にようやく名称がInternational Association of Atheletic Federationに改められ、プロ選手が陸上選手として正式に受け入れられるようになりました。

近年は、幅広い人口に陸上競技を楽しんでもらうことに注力し、ドーピング問題などにも取り組んでいます。

IAAFの認定基準

幅広い人口に陸上競技を楽しんでもらう布教活動の一環として、IAAFは世界各地で行われるマラソン大会にお墨付きを与える仕事をしています。IAAFにお墨付き(=公認)をもらった大会が、IAAF公認ロードレースを名乗ることができるわけです。

公式サイトに、IAAF公認ロードレースのガイドラインが掲載されています。

要約すると、IAAF公認ロードレースになるためには次の条件を満たす必要があります。

IAAFのラベルの種類

IAAF公認ロードレースには、ゴールド、シルバー、ブロンズの3つのラベルが存在します。当然ながら、ゴールドが一番レベルが高い大会になります。

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当然、ゴールド・ラベルが最もレベルの高い大会になるわけですが、認定基準も高くなります。

例えば、ゴールド・ラベルの認定基準は、

など、トップ選手の要件を細かく決めています。

また、それ以外にも、クリアすべき基準が沢山あります。

このような厳しい基準をクリアした大会が、晴れてIAAF公認ロード・レースを名乗れるわけです。つまりゴールド・ラベルの大会は、世界トップクラスのマラソン大会ということができます。

IAAF公認ロード・レースに認定された大会は、以下の公式ページで確認できます。

https://www.iaaf.org/competitions/iaaf-label-road-races/calendar/2017

日本のIAAF公認ロード・レース

なお、日本で開催される2016年の大会については、以下8大会がIAAF公認ロード・レースとなっています。

  1. 大阪国際女子マラソン 公式ホームページ(シルバー)
  2. 香川丸亀国際ハーフマラソン(シルバー)
  3. 東京マラソン(ゴールド)
  4. びわ湖毎日マラソン大会(ゴールド)
  5. 名古屋ウィメンズマラソン(ゴールド)
  6. 長野マラソン(ブロンズ)
  7. 高橋尚子杯 ぎふ清流ハーフマラソン2016(シルバー)
  8. さいたま国際マラソン(シルバー)

11月13日に出場する「さいたま国際マラソン」もIAAF公認レースでした!しかもシルバー。練習のモチベーションが一気にあがりました。

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