敗者の美学。ウィルソン・キプサングの「#willbeback」宣言がカッコ良すぎ

敗者の美学。ウィルソン・キプサングの「#willbeback」宣言がカッコ良すぎ|ともらん


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先週末の「東京マラソン 2018」では設楽悠太選手がマラソン日本記録を更新して大いに盛り上がりました。ぼくは当日ランナーとして参加しており、レース直後に受け取った父からのラインで初めて知りました。帰宅後、東京マラソン生中継の録画を観ましたが、本当に見事な走りっぷりでしたね!感動しました。


一方で、世界記録更新と金メダルが期待されていたウィルソン・キプサング選手の途中棄権には驚きました。浅草雷門を通過して蔵前橋に差し掛かる辺りで失速後、何度も手を交差させながら棄権のジェスチャーをしていました。そういえばキプサングは昨年のベルリンマラソンでも 30km地点で棄権していますね。

ウィルソン・キプサングの本音

後日、キプサングは次のメッセージを Twitterに投稿しています。


本当はもっと速く走りたかった。でも 2日前から胃が痛くて、いいレースに仕上げる力がなかった。無念だ。準備は万全だったのに。#speechless #thanksfans #willbeback(拙訳)

レベルは違えど同じランナーとしては同情の念しかありません。体調コントロールもレースのうち、と言われればそれまでですが、どんなに頑張っても思い通りにいかない時はあるものです。市民ランナーなら「次がんばろう」で済みますが、マラソンで生計を立てているキプサングにとって「次がんばろう」ではやり切れないでしょう。

それでも彼はハッシュタグに、#speechless(無言)、#thanksfans(ファンに感謝)、#willbeback(また戻ってくる)の想いを込めてツイートしています。本文よりも、ハッシュタグがキプサングの本音ではないでしょうか。

このメッセージを出すことにキプサングは相当悩んだのではないかと思います。「言い訳」として捉える人もいるでしょうからね。でも彼の場合は、ディフェンディング・チャンピオンとしての期待もありましたし、スポンサーであるアディダスの顔でもあるので、ファンやスポンサーに対して無言を貫くわけにはいかなかったのでしょう。

東京マラソンの前日には連覇を目指すと宣言しています。


ちなみにベルリンマラソン 2017直後のツイートはこちら。30km地点で棄権したにも関わらず、優勝したエリウド・キプチョゲを称えつつ、自分は keep on smiling(笑顔でいつづける)とコメント。ここでもハッシュタグ #Iwillbeback(また戻ってくる)を使っています。


キプサングの「I will be back」宣言に対して、ワールド・マラソンメジャーズがこんな粋なリツイートを贈っていました。


キプサングの「will be back」宣言、カッコいいな。

マラソン選手の優勝ツイート

本題から逸れますが、マラソン選手の「優勝」ツイートで印象に残るものをいくつかピックアップしました。

こちらはベルリンマラソン 2017でエリウド・キプチョゲが優勝した時のツイート。コーチと二人三脚で優勝を勝ち取ったことが伝わるツイートです。


これを見て思い出したのが、福岡国際マラソン 2017で大迫傑選手が投稿したツイート。こちらは優勝ツイートではありませんが、キプチョゲと同じくコーチと二人三脚。


ニューヨークシティマラソン 2017で優勝したシャレーン・フラナガンのツイートも素敵です。「We did it #USA」。個人としてではなく、アメリカの優勝を称えています。


ワンポイントアドバイス

ウィルソン・キプサングには是非とも will be back(また戻ってくる)を実現してもらいたいと思います!それにしても一流のマラソン選手は Twitterの使い方も一流だなと感心しました。

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