高松からすぐ!お遍路道を走って第八十四番札所「屋島寺」へ

「香川丸亀国際ハーフマラソン」の前日に高松で前泊し、四国八十八ヶ所霊場の第84番札所「南面山 千光院 屋島寺」を参拝してきました。

旅ランのつもりが標高300メートルを駆け上がる修行ランとなり、翌日のレースに疲れを持ち越してしまいましたが、初めて「お遍路道」を走っていろんな発見があったので、道中の様子を紹介します。

「屋島寺」のある屋島

第84番札所の屋島寺は、高松市中心部から東へ10キロほどの屋島(やしま)という場所にあります。

屋島は変わった地形をしています。上から見ると南北に5キロ、東西に3キロの半島ですが、北側が尖っていて、まるでタケノコのような形をしています。

横から見ると、山頂は平坦で、周囲は崖に囲まれた台地の地形です。正確には「メサ」と呼ばれるそうです。

山頂が屋根のように平らな形をしていることから名付けられた屋島は、北嶺が約282m。南嶺は約292mと起伏が緩やかな台地状です。この地形は「メサ」と呼ばれ、約1400万年前の火山活動で噴出した溶岩が水平に流れ出し、周囲や上部に浸食が加わって形成されました。(引用元

屋島へのアクセス

最寄り駅はJR高徳線の屋島駅、またはローカル線の琴平電鉄の琴電屋島駅です。いずれも高松から10~20分ほど。

駅からお寺までは標高300メートルの山を上ります。お遍路の登山道を歩いても行けますし、足腰に自信のない人はバス・タクシーでも直行できます。

今回は、琴平屋島駅からスタートし、登山道ルートで山頂の屋島寺を目指します。そこから屋島の最北端を経て、東側の壇之浦経由でJR屋島駅へ戻ります。

登山道口へ

琴平屋島駅を降りると、前方に屋島の山が見えました。あの山頂に屋島寺があるんですね。

八十四番札所「屋島寺」の案内を発見。山頂までは有料道路もあるので、バスやタクシーでも参拝できます。

登山道口へ向かう途中、道を間違えてケーブルカーの発着駅に行き当たりました。しかし今は廃線となり、廃墟と化したケーブルカーを見つけました。

近くにいた現地の方の話では、ケーブルカー沿いの階段を上って山頂まで行けるとのこと。途中、イノシシ除けのフェンスがあるからちゃんと閉めてね、とアドバイスをいただきました。

お遍路道から外れますが、とりあえず階段を駆け上ります。あ、ありました、イノシシ除けのフェンス。

上に行くにつれて傾斜がきつくなり、とても走れる状況ではありません。そろそろ折り返そうか悩んでいた矢先、「通行禁止」の看板を見つけたので潔く引き返しました。

遍路道を上る

ケーブルカー登山で予想以上にエネルギーを消費してしまいましたが、気を取り直して登山道(遍路道)を走ります。

ここにもイノシシ除けのフェンスがありました。秋から春にかけてイノシシが出没するらしいです。

登山道が何度か枝分かれしますが、ちゃんと案内があるので初めての人でも安心です。

途中、「加持水」と書かれた石像群を発見。

案内板には次のように書かれています。

加持水:弘法大師が、仏天を供養し誦呪加寺(呪文を読み仏の加護保持を祈とうすること)をしたといわれる水です。

登山道は石畳なので走りやすいですが、坂の傾斜がだんだんきつくなってきました(汗)。

と再び石像を発見!今度は「不喰梨(くわずのなし)」と書かれています。

案内板には次のように書かれています。

不喰梨(くわずのなし):空海(弘法大師)が屋島に登ったとき、梨がおいしそうに熟してしたので一つ所望なさいました。でも持主は「うまそうに見えてもこれは食べられない不喰の梨です」と、嘘を言ってことわりました。その後、この梨はほんとうに石のように固く食べられなくなってしまったと伝えられています。

山頂まであと200メートル!この辺りは傾斜がきつすぎて、歩いてしまいました。

山頂には気の杖が置いてありました。

山頂を散策

屋島寺に到着しました。「四国霊場第八十四番 真言宗 千光院 屋島寺」と書かれています。南門から入ります。

山頂といっても敷地が広く、旅館や食堂から水族館までありました。お遍路の旅人たちは、こういうとこで宿泊するわけですね。

お土産ショップも充実しています。自販機で水を買って水分補給しました。

山頂の展望台からは、高松市が一望できました。真ん中の高層ビルがJR高松駅のあたりです。

「新屋島水族館」。なぜこんな山頂に水族館があるんでしょう。海水を汲んでくるのが大変じゃないかと余計なことを考えてしまいます。

山頂の駐車場近くで、ちょっと気味悪い標石を発見。右は源平合戦跡の「血の池」と「屋島寺」、左は源平合戦展望台地。まずは展望台へ行ってみます。

このあたりは平安末期に源平合戦が行われた古戦場です。正面の五剣山は「八栗山」ともいい、八十五番札所のお寺「八栗寺」があります。この山は古くから「庵治石(あじいし)」と呼ばれる良質な花崗岩が採掘されてきたため、山が大きく削れています。

そしてこちらは「血の池」。源平合戦で戦った武士たちが刀の血を洗ったと言い伝えられています。

最後に「屋島寺」でお参りです。

本堂の隣にはタヌキがいました。子供たちが見たら喜びそう。

こちらが屋島寺本堂。重要文化財です。鎌倉時代末期に建てられ、二度の改修工事を経て今に至ります。旅の安全祈願のお参りをしてきました。

まとめ

四国八十八所霊場の第八十四札所「屋島寺」は、高松から意外と簡単に行けました。最寄り駅からは、遍路道を徒歩で上るのが正攻法ですが、足腰に自信のない方はバス・タクシーで行くこともできます。

お寺のある山頂は、お土産ショップや水族館、展望台があり、全てまわるには半日だと足りないかもしれません。

記事の続きもお楽しみに!

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