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熊避け鈴「森の鈴」レビュー:常備するには重すぎる

熊避け鈴「森の鈴」レビュー:常備するには重すぎる

東京ベル製作所の「森の鈴」は真鍮製の熊避け鈴です。音色が美しく、便利な消音機能が付いています。ただし旅ラン・トレラン用に常備するには重すぎるのが難点です。

当ブログでは広告を利用していますが、紹介するランニングアイテムはすべて自費で購入し、忖度なしでレビューしています。

更新日: 公開日:

目次と内容

評価:思わず聴き惚れる音色

結論から言うと、森の鈴は買って満足しています。

まず音色が美しく、聴いていて心地良いです。ハイキングやランニングで使用する場合、常にチリンチリン鳴らしているわけですから、不快な音だとストレスになりますよね。

それに、ワンタッチでオンオフできる消音機能は使い勝手が良いです。バッグに吊るしたまま片手で簡単に操作できます。

しかし、想像していたよりも大きくて重かったです。旅先でのランニングやトレイルランニングで常に持ち運ぶには、この重さはデメリットになります。

森の鈴の主な特徴

森の鈴は、透き通るように美しい音色を出す真鍮製の熊避け鈴です。

主な特徴

  • 音響体と振り玉は真鍮製
  • 消音機能とカラビナ付き
  • 高さ83mm、直径35mm
  • 重さ63g(実測値は74g)
  • カラーバリエーションは5種

外観

今回、カラーは「ゴールド」を選びました。音響体と振り玉は真鍮製。

音響体を指でつまみ、下に引っ張るとカチッと音がします。これで振り玉を固定(音なし)したり、開放(音あり)したりできます。

こちらは振り玉が固定された状態。

カラビナ付きなので、リュックやベルトなど、いろんな所に装着できます。

早速、トレラン用のリュックに装着してみました。オールブラックのリュックにゴールドの鈴が映えますね!

森の鈴の使用感

実際の使用感は以下のとおり。

透き通るような音色

まるで楽器のように音色が美しく、ついつい聞き惚れてしまいます。高音が伸びるように響くので、これなら音が遠くまで伝わりそうです。

ワンタッチでオンオフできる

音響体を引っ張るだけで音をオンオフできて便利です。走りながら片手でも操作できるのでタイムロスを省けます。

かなり重い

カラビナ込みの重さはカタログ値で63gと記載がありましたが、実測値では74gありました。想像していたよりも重量感があります。真鍮製ですからね。

旅ランで常備するには重すぎ

森の鈴を装着して走ること自体は問題ありません。問題は、森の鈴を常に持ち運ぶ時。重いですし、かさばりますし、荷物になります。

事前に熊出没の危険が分かっているエリアを走るならいいんです。

でも、北海道や熊が生息する地域を旅する時に「熊出没エリアを走るかもしれない」というだけで森の鈴を持ち運ぶのは抵抗があります。

であれば、もっと小型で軽いものをリュックとかに常備しておきたいです。

東京ベル製作所の熊避け鈴

森の鈴を作っているのは、東京都荒川区に本社工場を持つ東京ベル製作所。

金属やプラスチックの成形を得意とする町工場で、熊避け鈴の他に自転車用のベルやミラーも手掛けています。

オリジナリティを重視しており、ワンタッチ消音機能は東京ベル製作所が業界で初めて開発したそうです。

熊避け鈴は、以下のバリエーションがあります。今回購入したのはベーシックモデルの「TB-K1 森の鈴」です。

  • TB-K1 森の鈴
  • TB-K2 森の鈴 Big
  • TB-K3 花鈴
  • TB-K4 森の鈴 Light
  • TB-TRB1 トレイルランベル

「TB-K4 森の鈴 Light」の方が小さくて軽いのですが、音響体材質にアルミニウムを使っているので真鍮の音が楽しめません。

ランナーとしては「TB-TRB1 トレイルランベル」も気になります。ただしこちらは登山者に自分の存在を知らせるためのもの。熊避け鈴としては頼りなさそう。

おまけ

日本全国を旅ランしていて一番怖いのが「熊出没」も三文字。

わざわざ熊が出没しているエリアに走りに行くことはありませんが、走っている途中で「熊出没」の案内板を目にすることがあります。

以下は、岩手県の世界遺産・平泉の近くにある「平泉ウォーキングトレイル」で見かけた看板。近くに注意喚起用の板があったので、木槌でカンカンと叩いてから走りました。

以下は、北海道函館市から35kmほど北にある「大沼公園」を走っていた時に見かけたものですが、ヒグマが出没されたためキャンプ場が閉鎖されていました。

この時は熊避け鈴を持っていなかったため、急きょiPhoneに熊避けアプリをインストールしました。

最後までお読みいただき有難うございます。この記事はマラソンブロガーのtomo.が書きました。当ブログでは紹介するランニングアイテムはすべて自費で購入し、忖度なしでレビューしています。