初めての「旅ラン」ガイド【おすすめコース】
同じコースばかり走って飽きてしまった…、長距離走をやるモチベーションが湧かない…。そんなランナーにおすすめなのが旅ラン。荷物はどうするの?コースはどこを走ればいいの?そんな疑問に、旅ラン歴10年以上のランナーが答えます。
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目次と内容
- 旅ランは、非日常を楽しむラン
- 旅先でランニングをする
- ランニングで旅をする
- 最小限の荷物で身軽に走る
- 無理のないスケジュールを組む
- ためらわずに寄り道する
- 現地でも情報収集する
- ローカルフードを楽しむ
- 旅ランで注意すべきこと
- 旅ランのおすすめコース
旅ランは、非日常を楽しむラン
旅ランは「旅」と「ランニング」を掛け合わせた造語で、「旅先でランニングする」と「ランニングしながら旅する」の2つの意味があります。ここでは、旅ランを「非日常を楽しむラン」と定義します。
私自身、家族旅行やマラソン遠征に出かける時は、時間を見つけて現地でランニングを楽しんでいます。また、年に1〜2回は日帰りや泊まりがけの旅ランに出かけます。先日は夏休みに3泊4日の日程で茨城県の霞ヶ浦を走って1周してきました。
夏休みの旅ラン企画、2023年は茨城県の霞ヶ浦を走って1周しました!
— ともらん! (@tomorunblog) August 16, 2023
全長約130kmを4日に分けて
①土浦駅→古渡 30km(佐原泊)
②→潮来 20km(佐原泊)
③→高浜 36km(土浦泊)
④→土浦駅 36km
台風7号の影響で雨が降ったり止んだりでしたが、逆に涼しく走れてラッキーでした pic.twitter.com/0rhsOowVQg
旅先でランニングをする
いつも同じコースばかり走っていると飽きてきますよね。そんな時におすすめしたいのが、旅行や出張で訪れた場所でランニングしてみること。例えば旅行なら、早起きしてを観光地を走ってみる。早朝なら観光客が少なく、短時間でサクッと観光できます。出張なら、打ち合わせの前にクライアントのオフィスや施設を下見する。事前に情報をインプットしておくことで、後々仕事に役立ちます。
ランニングで旅をする
マラソン大会の前の長距離走は鉄板ですが、1人だと20kmも30kmも走る意欲が湧かないですよね。そんな時は、ランニングを旅にしてしまうのがおすすめ。最初は、電車で隣町まで行って走って戻ってきたり、職場から自宅まで走ってみたり。慣れてきたら、日帰りや泊まりがけで、島や湖を1周したり、街道めぐりをしたり。
最小限の荷物で身軽に走る
旅ランを楽しむ秘訣は、持ち運ぶ荷物を極力減らすこと。身軽であればあるほど、長い距離を快適に走れます。ランニング中に使わない物は、宿泊先に置いていったり、駅のコインロッカーに預けたりしましょう。本当に必要なものだけ厳選してランニングに持っていきます。
数時間程度の旅ランなら、ウエストポーチを使うのがおすすめ。ランニングボトルやエナジージェル、スマホや貴重品類一式が収納できます。収納力が充実したランニングパンツを使えばウエストポーチすら不要でスマートに移動できます。
日帰りや泊まりがけの旅ランなら、着替えのランニングウェアや宿泊先で使うものを持ち運ぶ必要があるので、トレラン用リュックを使うのがおすすめ。荷物が揺れにくく、長時間背負っても疲れにくいように設計されています。
無理のないスケジュールを組む
旅ランを計画する時、所要時間は普段のランニングの2〜3倍はかかると想定したほうが無難です。例えば、20kmを2時間で走れる人なら4〜6時間。途中で立ち止まって写真を撮ったり、観光や休憩を挟んだりすると、あっという間に時間が経ってしまいます。無理にスケジュールを組んで、目的地にたどり着けないと困りますからね。
ためらわずに寄り道する
知らない土地を走っていると、計画時には想定もしなかった発見や出会があります。例えば地図には載っていなかった、あるいは気づかなった観光スポットを見つけたり、地元の方におすすめスポットを教えてもらったり。それこそが旅の醍醐味ですので、ためらわずに寄り道しましょう。その意味でも、スケジュールは余裕を持って組むのが大事なんです。
現地でも情報収集する
必要な情報はネットで入手できる時代ですが、ネットにない情報はたくさんあります。そこでおすすめなのが、現地で見かけた地図や案内板の写真を撮っておくこと。Googleマップに載ってない道をいく時に現地の地図が役に立ちますし、案内板の説明書きを読むとその土地や歴史について学べます。以前、和歌山県の「高野山参詣道」を走った時に、現地の案内版で高低差を記した案内板を見つけて、大変参考になりました。
ローカルフードを楽しむ
旅ランに出かけるなら、その土地ならではの食べ物もぜひ楽しみたいですよね。事前に下調べするもの良し、現地で見つけたお店に入るのも良し。私はランニングで旅する時は、美味しそうな食堂を見つけてから、そこを休憩ポイントにしてコースを考えることが多いです。
旅ランで注意すべきこと
非日常を楽しむ旅ランでは、想定外のことが頻繁に起こります。また知らない土地を走るので、事故や怪我のリスクも普段より高まります。これまでの私の経験から、旅ランで注意すべき点をまとめます。
現金を持っていく
都会に住んでいるとキャッシュレスで生活できてしまいますが、地方に行くとまだまだ現金主義が主流だったりします。私自身、電車やバス、自販機が小銭しか対応しておらず困ったことが多々ありました。
車との接触事故に注意する
交通量の多い道路はなるべく避けて走りましょう。たまに歩行禁止の橋や道路があるので、絶対に走らないようにしましょう。早朝や夕暮れ時にはランニングライトや反射材を身につけることで事故のリスクが減らせます。
熊や野生動物に注意する
人里離れた場所を走る時に注意したいのが野生動物。特に熊は遭遇すると命を落とす危険があるので、事前に熊出没情報をチェックしたり、熊よけグッズを忘れずに持っていきましょう。
私有地に入らない
気づいたら私有地を走っていた、というが無いよう、道中では標識や案内板をしっかり確認しておきましょう。近道をするために私有地を抜けるのは言語道断です。
旅ランのおすすめコース
自分が走りたい場所を走れるのが旅ランの醍醐味ですが、最初はどこを走って良いか迷いますよね。最後に、私がこれまでに走った旅ランコースの中からおすすめをピックアップして紹介します。
〇〇めぐり
日本各地の観光地でよく見かけるのが「七福神めぐり」や「神寺めぐり」などの〇〇めぐり。昔から行われていたものから、観光協会が作ったものまで様々ですが、スタンプラリー的に走るとエンタメの要素が加わります。特に印象に残っているのは、大分県の「別府地獄めぐり」。7つの地獄(温泉噴出口)を制覇するには最短でも7kmはありますが、バスやタクシーよりも効率よく回れました。
#別府 #地獄めぐり ランニングコース
— ともらん! (@tomorunblog) February 1, 2020
別府大学駅 → 鬼石坊主地獄 → 海地獄 → かまど地獄 → 鬼山地獄 → 白池地獄 → 血の池地獄 → 龍巻地獄 → 亀川駅
観光込みの所要時間は2時間半、走行距離は約7km。共通券2000円はカード支払で1800円だった😊 pic.twitter.com/NxRbOTI9lL
峠越え
足腰を鍛えたい時は山道を走ることが多いです。特に印象に残っているのは、日本有数の霊場として知られる「比叡山」を京都から琵琶湖まで走った時のこと。比叡山の修行僧の気持ちになって走れました。
京都から比叡山延暦寺を目指してトレラン! pic.twitter.com/2QstoAezMA
— ともらん! (@tomorunblog) August 18, 2022
湖1周
湖1周はサイクリングの定番で、1周することを「〇〇イチ」と言います。冒頭で紹介した霞ヶ浦は「カスイチ」。いつか日本で一番大きい琵琶湖で「ビワイチ」を走ってみたいです。特に印象に残っているのは、福井県の三方五湖を走った時のこと。5つの湖はそれぞれ特色があって、飽きずに走れました。
ともらん夏休み13日目
— ともらん! (@tomorunblog) August 21, 2024
今回の旅の目的のひとつ「三方五湖を走る」を達成。北海道マラソンに向けた良い練習になりました。今夜遅くに舞鶴を出港して明日夜に小樽に到着予定
◾️観光
福井県年縞博物館・若狭三方縄文博物館
◾️旅ラン
若狭・三方五湖1周(ゴコイチ)30km pic.twitter.com/N9sL3foEDf
島1周
島を走って1周するのも旅ランのコースとしておすすめです。1周10〜20kmの距離なら、観光しながらでも1日で回れます。特に印象に残っているのは、瀬戸内海に浮かぶ「直島」を1周した時のこと。島に点在するアート作品めぐりが楽しめただけでなく、普段は観光客が訪れない工業地帯にも足を伸ばし、アートの島とは違う一面を垣間見ることができました。
瀬戸内海に浮かぶアートの島、直島をランニングで一周してきました。
— ともらん! (@tomorunblog) December 24, 2018
直島の玄関口である宮浦港では、草間彌生さんの「南瓜」とご対面。たまたま履いていた、アシックスのダイナフライト3とお揃いのカラーでした!#香川県 #直島 #草間彌生 #アシックス pic.twitter.com/GkOhTEgKMz
城1周
皇居1周や大阪城公園1周が有名ですが、お城(と城跡)は日本各地にあるので、旅ランのコースには最適です。海外に行くと城壁の上を走れたりしますが、特に印象に残っているのが、韓国の世界遺産「水原華城」を1周した時のこと。首都ソウルから日帰りで行ってきました。
世界遺産「水原華城」への行き方。おすすめは、八達門→南水門→城壁コース|旅するマラソン https://t.co/eFjCul9heD #ランニング #韓国 #世界遺産 pic.twitter.com/3WVkcDcAny
— ともらん! (@tomorunblog) September 6, 2017
世界遺産1周
水原華城以外にも、私は国内外の世界遺産を走っています。もうひとつ印象に残っているのは、オーストラリアの「エアーズロック」を1周した時のこと。乾燥して喉が渇き、ハエに苦しみ、辛かった記憶しかありません。
エアーズロックの周回コース(Base Walk)を走ってきました。一周10.6km
— ともらん! (@tomorunblog) May 17, 2019
エアーズロックにエネルギーを吸いとられたからなのか、バテバテ、苦しかった… pic.twitter.com/E7eFFWXwUZ
旧街道
江戸時代に旅人が行き来した旧街道は、歴史好きなら旅ランのコースとしておすすめ。東海道や中山道などの主要な街道の道中には「宿場町」が置かれ、現在もその面影を残しています。特に印象に残っているのは、東京の日本橋と日光を結ぶ「日光街道」を走った時のこと。日光東照宮に続く杉並木は圧巻でした。
#日光街道140km旅ラン ついにきたー!日光杉並木街道。ずっとここを走ってみたかった!片側一車線の遊歩道 pic.twitter.com/WSpr4WAOaH
— ともらん! (@tomorunblog) June 27, 2021
他にも、私が過去に走ったコースをランニングコースのページにまとめているので、興味があれば読んでみてください。
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