【暑さ対策】夏のランニングの熱中症予防おすすめアイテム7選
気温が30℃を超えてくると、屋外で走るのは「無理ゲー」と感じますよね…。もちろん無理して走るのはNGですが、暑さ対策をしっかりすれば走れないことはありません。ポイントは身体温度を上げない工夫。自分が長年愛用しているアイテムを紹介します。

- Mizuno クーリングキャップ
- Salomon XA サンシールド
- Mizuno アイスタッチ UVアームカバー
- アイスバッテリー フレッシュ
- ニューすずしん帽クール
- クーループ ネックリング ワイド
- リポビタン アイススラリー For Sports
Mizuno クーリングキャップ

最初に紹介するのは、ミズノのランニングキャップ「クーリングキャップ」です。
最大の特徴は、あえて水で濡らしてから使うこと。水道水に浸して水分を含ませてから、水が滴らない程度にタオルで拭いて着用。すると、液体が気体に変わる際に周囲の熱を奪う「気化熱」の原理で、頭の体感温度が下げるという仕組み。
素材はポリエステル100%のメッシュ素材で、通気性が抜群。内側にはビン皮と呼ばれるパーツがあり、水で濡らしたとき、ここに水分分が蓄えられます。もちろん、汗の吸収にもすぐれています。

実際に着用してみると、水に濡れている時点でひんやりと感じ、さらに風に当たると涼しさがアップします 30分ほど走り続けても、ビン皮は濡れたまま。乾いてしまっても、公園の水飲み場などで濡らせば、涼しさが復活します。
デメリットは、手洗いが推奨されており、洗濯機が使えないことぐらいですかね。
Salomon XA サンシールド

次に紹介するのは、自分のお気に入りの帽子に後付けできる、Salomonのネックシェード「XA サンシールド」です。
ネックシェードとは、首や肩を日焼けから守る布切れのことで「フラップ」や「帽垂れ」とも呼ばれます。こちらはヘッドバンドで頭部に装着するタイプで、どんな帽子にも後付けできるのが大きな魅力。

バンドの内側は滑り止め加工が施されており、頭部にピタリと張り付き、ランニング中にズレる心配はありません。素材はポリエステル100%で、紫外線保護指数はUPF50と紫外線予防もバッチリ。顔の側面までしっかり覆ってくれるため、夏のランニングの日焼け対策に最適です。
Mizuno アイスタッチ UVアームカバー

続いては、ミズノの「アイスタッチ UVアームカバー」を紹介します。
アイスタッチは、ミズノが開発した技術で、着用した瞬間に涼しさを感じやすくする機能。ただし、着用するだけで氷のように冷たいわけではなく、汗をかいた時に生地が濡れ、熱が奪われることで涼しさを感じるという仕組みです。

また、このアームカバーを着用することで腕が直射日光にさらされず、体感温度の上昇が抑えられます。つまり、汗をかくと冷たく感じ、直射日光を遮ることで体感温度の上昇を抑えるという「ダブルで涼しい」効果が得られます。紫外線保護指数はUPF15。
そもそもアームカバーは寒い冬に使うもので、夏にアームカバーを使うなんておかしいという先入観がありましたが、実際にこれを着用して炎天下で3時間ランニングしてみると、まず直射日光が遮られることでこんなにも涼しんだ、ということに驚きました。そして汗をかき始めると確かに、ひんやりと涼しい感じます。
アイスバッテリー フレッシュ

熱中症予防の新たなアプローチとして注目されているのが「手のひら冷却」。手のひらを冷やすことで、体の深部体温が下がり、熱中症予防に有効だと言われています。
こちらは「アイスバッテリー フレッシュ」という保冷剤。日本製で、手のひらにギリギリ収まるサイズながら、冷却機能が1時間以上持続します。一般的な保冷剤が30分程度しか持ちませんが、こちらゆっくりと個体から液体に溶けていくため、冷却機能が長持ちしするというわけ。

これまでいろんな保冷剤を試してきましたが、これが一番保冷時間が長く、ランニングに持ち運ぶのにちょうど良いですね。
表面は20℃とそこまで冷たくなく、裏面の青い部分は10℃としっかり冷たいので、裏表をひっくり返すことで温度調整が可能。実際に気温31℃の環境で使用してみたところ、手持ちで1時間使ってもまだ冷たさが残っていました 。ただし、使用前には冷凍庫で10時間以上冷やす必要があります。
ニューすずしん帽クール

こちらはランニングアイテムではなく、工事現場などで使われている熱中症予防グッズ「ニューすずしん帽クール」です。
見た目は水泳の時にかぶるスイムキャップに似ており、網の目大きいメッシュ素材を使用しています。そして背面には保冷剤を入れる冷却ポケットが付属しており、後頭部を冷やすことができます。しかもこれ、先ほど紹介した「アイスバッテリー」を入れるのにちょうど良いサイズなんですよね。

着用するとこんな感じです。「ニューすずしん帽クール」だけでも良いのですが、見た目が怪しすぎて、街中を走ると通行人の注目を集めてしまいます。キャップを上に被るとまだマシですかね…。まあ暑いと、そんなことも気にならなくなりますが。
クーループ ネックリング ワイド

もっと手軽に首筋を冷やしたいなら「ネックリング」がおすすめです。ここ数年で暑さ対策グッズの定番となりましたが、いろいろ使ってみて、自分が愛用しているのは、アイスノンの「ネッククーラー」とコジットの「クーループネックリング」。冷たさを重視するならアイスノン、冷たさの持続時間を重視するならコジットがおすすめです。
アイスノンの方は使う前に冷蔵庫で2時間冷やしておきます。気温35度で18度の冷たさが約30分続きます。サ2つのサイズがあり、自分は大小をあわせて2個同時に使っています。

コジットの方は、小型の標準タイプや保冷剤が増量したワイドタイプがあり、大きい方は気温35度で28度を3時間キープ。冷蔵庫に入れなくても凍結するので、面倒くさがり屋にはぴったりの製品です。
リポビタン アイススラリー For Sports

最後に、とっておきの秘密兵器を紹介します。こちらは大正製薬がアスリート向けに開発した、凍らせて飲むタイプのドリンク「リポビタン アイススラリー For Sports」これはもう4年ぐらい、毎年夏に使っています。
アイススラリーとは、水分の中に微細な氷が分散した状態を指し、氷よりも流動性があって飲みやすく、液体よりも高い冷却効果が得られるのが特徴です。冷凍庫で4時間以上凍らせてから、常温で15〜20分置いて柔らかくなるまで揉むと、シャーベット状になります。

運動時に失われやすい塩分やクエン酸、ビタミンB1・B2・B6などがバランス良く配合されおり、フレーバーはハニーレモン味。酸味が効いて後味がさっぱり。走る前に飲んでおけば、体が冷えた状態で走り始められます。
個人的におすすめなのが、走り始める直前に冷凍庫から取り出して、最初の10-15分は保冷剤として使い体を冷やします。そして、溶け始めてシャーベット状になると、少しずつ飲んで、今度は体の内側から温度を下げられます。水分・ミネラルの補給も同時にできるのでまさに一石二鳥。
