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【マラソン大会】スタートブロックは前方ほど有利とは限らない

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【マラソン大会】スタートブロックは前方ほど有利とは限らない

昔はスタートブロック最前列を確保するために早くから並んでいましたが、最近はあえてブロック後方からスタートするようにしています。スタート時のロスタイムを減らすよりも、いかにリラックスした状態でスタートするかの方が重要。

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スタートブロックは前に行くほど有利

マラソン大会の完走タイムは、スタートの号砲が鳴ってから計測し始めるグロスタイム(gross time)と、スタートラインを通過してから計測し始めるネットタイム(net time)があります。

グロスタイムはスタートラインに到達するまでがロスタイムになってしまうため、スタートラインに近ければ近いほど有利になります。一方でネットタイムはロスタイムがカウントされず、理論上はどこからスタートしても変わりません。

しかし実際にはネットタイムもスタートラインに近い方が有利。なぜなら、スタート直後は渋滞が発生し、前に行くほど渋滞から早く抜け出せるからです。特にスタート付近の道幅が狭い場合は、先頭ブロックからスタートしても最初の1〜2kmは渋滞でモタつく、なんてことはよくあります。

ブロックの振り分けは大会によって異なる

マラソン大会のスタートラインはブロック分けを行い、完走予想タイムの速い順番でランナーを前から割り当てていくのが一般的です。例えばフルマラソンの場合、以下ような割り当てが行われます。

  • Aブロック 3時間以内
  • Bブロック 3時間〜3時間半
  • Cブロック 3時間半以降

完走予想タイムは基本的に自己申告制ですが、直近のマラソン大会の記録証の提出を求められることがあります。そうでもしないと、完走予想タイムを好き勝手に記入できてしまいますからね。

それ以外にも、日本陸連登録者やプレミアムランナー枠(有料)での参加であれば、前方ブロックからスタートできるケースもあります。

記録を狙うなら早めに整列するのが得策

1秒でも速いグロスタイム・ネットタイムを狙いたいのであれば、自分に割り当てられたスタートブロックの最前列に並ぶのが得策といえます。スタートライン整列開始前から現地で待機していれば、最前列に陣取れる可能性は高くなります。

一方で、早くから並ぶとスタートブロックでの待ち時間が長くなるというデメリットがあります。特に暑かったり、寒かったり、あるいは雨が降っていたりすると、無駄にエネルギーを消耗することになります。

そのため、暑い時はなるべく日陰を選んだり、寒い時は防寒対策を万全にしたり、雨の時はレインウェアをかぶるなどして、工夫するとよいでしょう。

自分が初めてサブ3を達成した東京マラソンでは、ブロック最前列を確保するために、冷たい雨の中で1時間耐えていましたが、使い捨てのレインウェアがあったおかげで濡れずに済みました。

不正が発覚した場合は失格になる

ごく稀にですが、指定されたスタートブロックよりも前方からスタートするランナーを見かけます。中には悪意がなく間違えてしまったランナーもいると思いますが、悪質なケースだとビブス(ナンバーカード)を上着で隠してスタート直前に脱ぐ、なんて人もいました。

そういうのを見ると残念な気持ちになると同時に「そこまでして更新した記録に意味があるの…?」と呆れてしまいます。

ちなみに指定されたスタートブロック以外からの出走が判明すると、失格になる場合があります。以下は東京マラソンのレース規約より抜粋。

指定されたスタートブロック以外からの出走はできません。判明した場合は失格になります。

記録を気にしない方が好タイムが出るジンクス

自分は基本的に早起きが苦手なので、スタートブロックには締切時間ギリギリに到着します。そのため、いつも指定されたスタートブロック後方からのスタート。

自分にとっては、いかにストレスなくリラックスした状態でスタートできるかが重要です。その方がスタート直後に多少モタついても後々で挽回できる気がします。

実際に2023年に走った金沢マラソンでは、整列の締切5分前に到着。しかもスタート時間を15分勘違いしていて、到着してまもなく号砲が鳴りました。

心の準備が出来ていなかったので最初は焦りましたが、理想的な走りができて、結果は自己ベスト更新&人生初のサブエガ(2時間50分以内で完走)達成。

スタート直前までホテルでリラックス出来たのと、緊張でエネルギーを無駄に消耗しなかったのが勝因だと思っています。

最後まで読んでいただき有難うございました。この記事を共有していただけると嬉しいです。

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