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【東京マラソン2019レポート】祝サブ3達成!フル2:58:46 PB

【東京マラソン2019レポート】祝サブ3達成!フル2:58:46 PB

2019年3月3日に参加した「東京マラソン」の大会レポートをお届けします。

種目はフルマラソン。新宿の東京都庁前からスタートし、浅草、清澄庭園、銀座、品川など繁華街を巡り、東京駅前でゴールします。

今大会は東京マラソン史上最悪の天候と言われ、雨と寒さのダブルパンチを喰らいました。注目されていた大迫傑選手は途中で棄権する事態に。

ちなみに「tomo」は悪条件ほど良い結果が出るタイプで、自己ベストを6分以上も更新して人生初のサブ3(フルマラソン3時間切り)を達成しました。

当ブログでは広告を利用していますが、紹介するランニングアイテムはすべて自費で購入し、忖度なしでレビューしています。

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目次と内容

大会の魅力

東京マラソンは毎年2〜3月に世界都市・東京を舞台に開催されるマラソン大会です。

フルマラソンのコースは、新宿の東京都庁前からスタートし、浅草、清澄庭園、銀座、品川など繁華街を巡り、東京駅前でゴールします。

マラソンの世界最高峰シリーズ「ワールドマラソンメジャーズ」の一員でもあり、エリートの部では世界トのトップマラソン選手が集結します。

市民ランナーにとっても、東京マラソンは憧れの大会であり、一般エントリーの抽選枠は例年10倍を超えます。

「tomo」は10年連続で落選し続けたため、2018年大会は出走権が確約されるチャリティー枠で走りました。

もうしばらく走ることはないだろうな……と思っていたら、たまたま仕事の関係で大会スポンサー企業の1社から「走りませんか?」とお声がけいただき、2019年大会も走ることができました。

エキスポ会場と受付

「東京マラソン2019」のエキスポ会場は、東京のお台場に設置されます。ちなみに前年は東京ビッグサイトでした。

受付期間はレース前の3日間。今回は平日に仕事が終わってから向かいました。天気は雨。

受付の流れは、次のとおり。

  • ナンバーカード引換証を渡す
  • 本人確認
  • リストバンドを装着
  • ナンバーカードを受け取る

会場が屋外テントなのには驚きました。前年は東京ビッグサイトの立派な建物の中だったので……。しかも今日は雨で気温も低く、凍えるように寒かったです。

東京マラソンは、マラソン世界最高峰シリーズ「ワールドマラソンメジャーズ」の一員でもあり、運営するアボットの「a」マークがエキスポ会場に置いてありました。

自由に書き込みできるので、自分の思いを書いておきました。何を書いたかは秘密…。

東京マラソン、ボストンマラソン、ロンドンマラソン、ベルリンマラソン、シカゴマラソン、ニューヨークシティマラソンの完走メダルが展示してありました。いつか6大会を制覇したい!

それでは出店ブースのテントへ移ります。まずはアシックスのブース。

東京マラソンの限定モデルシューズがずらり。

今大会に合わせて、アシックスがメタライド(METARIDE)という新シューズを発売しています。エキスポ会場では試着・試走ができたので、試してみることに。

賛否両論ありそうなシューズですが、革新的であることには間違いありません。これまでにない新感覚の履き心地が気に入ったので思い切って購入しました。

東京マラソンの公式グッズを販売するオフィシャルショップのテントもありました。

特に心を動かされるものは見つからず、というか「東京マラソン せんべい」って一体どんな味なんだろう…。

歩いていたらM高史さんを発見。わざわざ写真撮影のためにポーズもとってくださいました。

こちらは不動産の賃貸・仲介・管理などを手がけるスターツグループのブース。東京マラソンのコース攻略について解説していました。

動画ストリーミングサービスのHuluのブース。アプリを無料ダウンロードするとトートバッグがもらえるキャンペーンを実施していました。

「サロンパス」で有名な久光製薬では、サンプルを配布していました。

いつも空の移動でお世話になっている全日空。記念写真を撮ったらトートバッグがもらえました。

大塚製薬のブースでは、アンケート(というより質問)に答えると、リフレクター(反射材)がもらえました。

最後に、一般の出展ブースをぐるり。雨の中テントを行き来したら、びしょ濡れになってしまいました…。

参加記念Tシャツ

控えめなデザインが素敵です。

リストバンド

レース当日、スタートエリアに入場するためのリストバンド。防水仕様なので、お風呂に入っても大丈夫です。

スタートライン

埼玉県の自宅から参加するため、今回は前泊せずにレース当日に現地入りしました。当日のスケジュールは以下のとおり。

  • 4:45 起床
  • 5:00 朝食
  • 6:10 自宅を出発
  • 7:00 新宿に到着
  • 7:20 会場に到着
  • 8:15 整列
  • 9:10 スタート

朝食は、白米(梅干し&しそわかめ)とモルテンの「Drink Mix 320」を1袋。

JR新宿駅の甲州街道改札を出て、東京都庁方面へ歩いていきます。午後から雨予報でしたが、すでにポツポツ降りはじめています。

手荷物検査

新宿駅から歩いて15分ほどで会場入口に到着。ナンバーカードとリストバンドをチェックされ、空港でやるような手荷物検査を行います。

液体の入ったペットボトルは持ち込み禁止とのこと。しかたなく、ドリンクの残りをその場で飲み干しました。

トイレは比較的空いていました。待ち時間は数分程度。

ドリンクは没収されてしまいましたが、公式スポンサーの大塚製薬さんがポカリスエットなどのエイド類を無料で配布しており助かりました。

雨が本格的に降り始めたので、橋の下で雨宿りします。

荷物預け入れ

荷物預け入れについては、昨晩ちょっとしたトラブルがありました。エキスポ会場でもらった荷物袋しか預けられないのですが、なぜかゴミに捨ててしまいました。

手荷物検査で「SECURITY CHECKED」のシールを貼ってもらいます。

生ゴミの臭いが気になりますが……、大会専用の荷物袋にスッポリ収まりました。

荷物袋は、指定された番号が書かれたトラックに直接載せるスタイル。ここからゴール会場の東京駅まで運んでもらいます。

スタート地点で整列

東京マラソンの勝負は、スタートラインに入ってから始まります。

スタートブロックは7時45分から入場できますが、1時間以上も待機するのは大変なので、8時15分に入りました。Bブロック最前列から5mほどの場所に陣取ります。

結局、雨の中1時間弱も立ち続けました。寒いので身体が震えます。この1時間でいかに体力を消耗しないかが最初の関門です。

コース攻略

ここからは「東京マラソン」を走った時の様子を振り返ります。今回は走りながら動画を撮影しましたが、上手く撮れていませんでした。以下の写真は、動画からの切り抜きです。

前半戦

最初の5kmは4:10/kmを切るペースで巡航。フルマラソン自己ベストが3時間5分のランナーにしてはオーバーペース気味ですが、下り坂なのであえてブレーキをかけずに走り続けました。

1kmあたり。新宿駅近くを走ります。

5kmあたり。市ヶ谷のお堀まで来ました。

6kmあたりで飯田橋駅を通過します。

その後も調子が良く、しばらくサブ3ペーサーに張り付いていきました。10km地点を過ぎても息が乱れず、4:10/kmを切るペースを維持。

「あれ、これはもしかしてサブ3行けるかも?」と思いましたが、前半に飛ばし過ぎて後半失速するパターンは何度も経験しているので慎重に走り進めます。

10kmあたりで日本橋を走ります。

15kmあたりで浅草雷門を通過。

16kmを過ぎてから江東区に入ります。高低差はわずかですがアップダウンが多いですね。ペーサーの方は上り下りを加味してペースを調整してくれるので助かりました。

17kmあたりで駒形橋を渡ります。

20kmあたりの折り返し地点。富岡八幡宮近くを走ります。

そして21km(ハーフ)地点を通過。

タイムはグロスでギリギリ1時間30分を切っていました。ネットだと1時間29分前後。「もしかしたらサブ3狙えるかも!」と期待が膨らみます。

後半戦:21km〜30km

ハーフ地点を通過しても息は乱れていません。4:10/kmで走っていますが、まだまだ余力があると感じます。

どこでサブ3ペーサーを追い抜くか考えました。東京マラソンくらいの大会だと、サブ3を狙うランナーは大勢います。当然、皆さんペーサーの後に張り付いていくので、そこだけ混雑します。給水ポイントでコップを取るのは一苦労。

混雑を避けるためにも、どこかで追い抜いたほうが良いでしょう。やるなら30kmを過ぎたあたりだろうか。でも、今日は調子が良いので今から勝負に出るべきではないか。

しばらく考えて出した結論は「今から勝負に出る」でした。

22kmあたりで、ついにサブ3ペーサーを追い抜きます。ペーサーの方には、ここまで引っ張っていただいて感謝の気持ちしかありません。

26kmあたりで銀座を走ります。このあたりから脚に疲れを感じ始めました。

28km地点を2時間以内で通過。フルマラソンの2/3の距離なので「このまま頑張ればサブ3行ける!」と自分を励ましながら走り続けました。

後半戦:30km〜ゴール

30km地点で沿道から「ともさーん!」の声が聞こえました。ストラバ友達が声援を送ってくださった。残り12km、やる気が湧いてきました。

しかし30km以降は疲労がどんどん溜まっていきます。雨がさらに強くなり、体感温度もグッと下がってきました。とにかくサブ3ペースの4:15/kmを死守すべく、腕振りを意識して走り続けました。

36kmあたりで品川駅近くの折り返し地点を通過します。

40km地点。ラスト2kmは手脚の感覚がマヒしていました。

ゴール前の直線コースは全力を振り絞って走りました。時計を見るとまだ3時間前。ついにやりました!人生初のサブ3です!

サブ3に因んで指を三本立てて記念撮影。

ゴールの後で

完走タイムは、ネットで2時間58分46、グロスで2時間59分22秒でした。

今回は中間地点までサブ3ペースで巡航し、22kmからペースアップして攻めの走りが出来たのが功を奏しました。また30km以降は苦しみながらも最後まで諦めずに粘りに粘ったのが良かったですね。

「勝田全国マラソン2019」では3時間5分で自己ベストを更新したばかり。それから1ヶ月ちょっとで、さらに6分以上も自己ベストを更新することができました。

ゴールの後も試合は続きます。ゴール会場から荷物置き場がある有楽町まで、雨の中を20分近くも歩きました。

フルマラソンを走った後に、ずぶ濡れの格好で雨の中を歩くのは苦行でした……。自分を含め、まるでゾンビが行進するような光景でした。

こちらは完走メダル。

この他、本日の戦利品。スポーツタオル、バナナ、サンドイッチ(ランチパック)、ポカリスエット、水をいただきました。

おまけ

「東京マラソン2019」はランニングバッグを背負って走りました。荷物は特になく、GoProのカメラを固定するためだけにサロモンの「AGILE 2」を着用。

2Lの容量は最軽量クラス。まるでベストを羽織るように着用し、腕振りの邪魔にならない設計になっています。

サブ3も走れるランニングバッグということで、このレースの後も旅ランで重宝しました。

最後までお読みいただき有難うございます。この記事はマラソンブロガーのtomo.が書きました。当ブログでは紹介するランニングアイテムはすべて自費で購入し、忖度なしでレビューしています。