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【大会レポート】ミューズの森チャレンジロードレース2025

2025年6月に埼玉県秩父市で開催された「ミューズの森チャレンジロードレース」に参加しました。種目は、11kmの部。「秩父ミューズパーク」を横断する起伏の多いコースで、30℃を超える真夏日の中、かなり苦しいレースとなりました。

【大会レポート】ミューズの森チャレンジロードレース2025

埼玉県秩父市で開催

「秩父宮記念ミューズの森チャレンジロードレース大会」は、毎年6月に埼玉県秩父市で開催されるマラソン大会。種目は11km・6km・3kmの部や親子ランの部などがあり、全体的に小中学生の参加者が多い印象です。

会場は、秩父市の中心地から5kmほど西にある「秩父ミューズパーク」に設置されます。レース当日は、最寄駅の西武秩父駅から無料のシャトルバスが運行しています。

ちなみに東京の池袋駅から西武線特急「ラビュー」に乗ると、約1時間半で西武秩父駅に到着するため、レース当日に現地入りすることも可能です。

1泊2日の遠征日程

我が家は埼玉県東部のさいたま市にありますが、同じ埼玉県とはいえ西部の秩父市までは車でも電車でも2時間以上かかります。埼玉県って、東西に移動するのが難しいんですよね…。電車を利用する場合、熊谷駅経由の北回りで向かうか、池袋駅経由の南回りで向かうか、いずれも遠回りしないといけません。

レース前日に秩父へ

今回はレース前日に池袋駅経由で向かいました。実は特急「ラビュー」に一度乗ってみたかったんですよね。車内は高級チェアのようなシートに大きな窓があり、ラグジュアリーな電車旅が楽しめます。なのに、特急料金は900円。

琴平ハイキングコースでトレラン

西武秩父駅に到着すると、駅のコインロッカーに荷物を預けて走りにでかけました。目指すは、羊山公園と琴平ハイキングコース。トレラン初心者でも無理なくはしれる登山道があり、西武秩父駅から約10kmで戻って来られます。

地元スーパーで夕食を調達

トレランの後は、宿泊先のホテルにチェックイン。今回は、西武秩父駅から徒歩20分の「ホテルルートインGrand秩父」を利用しました。大人1人1泊朝食付きで11,430円。クーポン利用で7,930円でお得に泊まれました。

夕食は付いていないので、ホテルの隣にある商業施設のスーパー「ヤオコー」でお惣菜を買ってきました。これで1,500円以下。

スタートラインへ

レース当日の日程はこんな感じです。

  • 06:30 起床
  • 06:40 朝食
  • 08:00 ホテルを出発
  • 08:50 シャトルバス出発
  • 09:10 会場到着
  • 10:00 11kmの部スタート
  • 10:50 シャトルバス出発
  • 11:00 駅前の温泉に入浴
  • 12:30 西武秩父駅を出発
  • 14:30 帰宅

朝食

ホテルの朝食をいただきました。ルートインは施設によって朝食のクオリティが異なりますが、ここはかなりのハイクオリティ。とはいえ、レース前なので、そんな量は食べられません。

シャトルバス

西武秩父駅前のバスターミナルから「秩父ミューズパーク」行きのシャトルバスに乗ります。11kmの部は10時スタートなので、8時35分発の最終便で向かう予定でしたが、収容しきれず、結局8時50分頃出発しました。

秩父ミューズパークに到着

秩父ミューズパークは全長4kmほどある広大な公園です。スタート・フィニッシュ地点があるのは、第三駐車場(P3)に隣接する「スポーツの森」エリア。シャトルバスの乗降場もこの近くにあります。

荷物置き場

スタートの近くには給水所があり、水とスポーツドリンクが飲めました。今日は気温30℃を超える真夏日なので、しっかり水分補給をしてから挑みます。荷物置き場もありました。それを知らずに、わざわざ西武秩父駅のコインロッカー(有料)に荷物を預けてしまいました…。

スタートライン

スタート時間までしばらく時間があったので、30分ほど芝生に横になって瞑想してから、サクッとウォームアップしました。スタート5分前にスタートブロックへ入ったら、かなり混雑しており、後方からスタートすることに…。

レース攻略

ここからはレースの様子を振り返ります。今日は気温がかなり高くなりそうなので、あまり無理はせず、45分以内の完走を目指します。

スタート直後は「秩父ミューズパーク」のメインストリート「スカイロード」を走ります。後方から走り始めたため、最初は渋滞でモタつきましたが、300mほど走るとペースアップできました。とりあえず3:45〜3:40/kmで様子を見ます。

1kmも走らないうちに一般道にでます。緩やかな下り坂になっているので、ここは楽に走れました。

2kmを過ぎてから、一旦スカイロードに入り、スタート地点まで戻ってもう1周します。

2周目は一般道をそのまま直進して、公園の北口へ向かいます。基本的に下り基調なので、余裕を感じます。途中、秩父市の街並みと武甲山がきれいに見えました。

北口付近で坂を下り切ると、今度は急な上り坂になります。ここで一気にペースダウン。汗が滝のように流れ、呼吸も苦しくなりました。何度か歩こうと思いましたが、ペースを落として前進します。

今日みたいに暑い日は、無理すると熱中症のリスクもありますからね…。タイムは気にせず、水分補給は3回、水かぶりは2回やりました。それでも暑さでバテバテです。まだ10kmも走っていないのに。

ラスト1kmはスカイロードに戻り、新緑のイチョウ並木の真ん中を駆け抜けていきます。実はスカイロードも微妙に起伏があって、体力を消耗するんですよね。

最後は笑顔で気持ちよくフィニッシュしました!完走タイムはGarminの記録で44分28秒。一応、目標の45分は切れましたが、平均ペースは4:04/kmなのは意外でした。普通、練習でも11kmなら4:00/kmで走れるのに。まあ、それだけ暑さと坂がキツかったということでしょう。

ちなみに2018年大会と2019年大会も参加しており、当時は11kmの部はなく、10kmの部を走りました。コースの途中に高低差150m近くの「激坂」があるため難易度が高く、恐らく敬遠される方が多かったのか、それに比べると11kmの部のアップダウンはマイルドでした。

ゴールの後で

今回は西武秩父駅に荷物を置いてきたので、完走した後はすぐにシャトルバスに乗り、駅に向かいました。

荷物をコインロッカーから取り出して向かった先は「西武秩父駅前温泉 祭の湯」。その名のとおり、駅舎のすぐ隣にありました。館内は広々としたお風呂の他、休憩場や食堂なども完備しており、長時間滞在しても飽きなさそう。

そして入浴施設の隣には、ご当地グルメが楽しめるフードコートやお土産ショップがあります。帰りの電車の時間まで少し余裕があったので、秩父名物の「わらじカツ丼」をいただきました。

ランニングアイテム紹介

最後に、今回のレースで着用したランニングアイテムを紹介します。

ランニングシューズは、Asicsの「メタスピード スカイパリ」を使用。個人的には「エッジパリ」は長距離用、「スカイパリ」は中距離・アップダウン用と使い分けています。

シャツはAsicsの「METARUN半袖シャツ」。通気性に優れた「Actibreeze」を採用し、汗をかいてもしっかり吸収・発散してくれます。

キャップは最近購入したAdidasの「Adizero クライマクールキャップ」。非常に軽くて通気性にも高く、真夏日でも快適に使えます。暑さ対策用にアームスリーブも持って行きましたが、スタート前に日差しが雲に隠れたため、外して走りました。

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