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【行田市鉄剣マラソン2024レポート】古墳に迫る!ハーフ1:26:03

【行田市鉄剣マラソン2024レポート】古墳に迫る!ハーフ1:26:03

2024年4月7日に埼玉県行田市で開催された「行田市鉄剣マラソン」を走ってきました。種目はハーフ(21.1km)の部。コースの途中で「さきたま古墳公園」を走れるというのでエントリーしましたが、実際に古墳の真横スレスレを駆け抜けた時は感激しました。完走タイムの方は微妙でしたけど…。そんなレースの様子を振り返ります。

当ブログでは広告を利用していますが、紹介するランニングアイテムはすべて自費で購入し、忖度なしでレビューしています。

更新日: 公開日:

目次と内容

埼玉県行田市

行田市は埼玉県北部に位置し、群馬県と日本一暑い街として知られる埼玉県熊谷市に隣接しています。

行田市は足袋(たび)の生産が国内一位。池井戸潤さんの人気小説『陸王』の舞台にもなった街です。後に役所広司さん主演の日曜劇場『陸王』でドラマ化されて有名になりました。

行田市は古墳の街としても有名。市内の「さきたま古墳公園」には5〜7世紀に作られた大型古墳が点在しています。1985年には園内の稲荷山古墳から鉄剣が出土し、その歴史的価値から国宝に指定されました。

ちなみに今回参加したレースの正式名称は「陸王杯行田市鉄剣マラソン」。陸王と鉄剣がフィーチャーされています。

大会の特徴

行田市鉄剣マラソンは、毎年4月に埼玉県行田市で行われるマラソン大会。第1回大会は鉄剣が出土した1985年に行われ、2024年は第38回目の開催となります。

会場は古代蓮の里

大会会場は「古代蓮の里」に設置されます。大会当日はJR行田駅と行田市総合公園から無料のシャトルバスが運行し、いずれも古代蓮の里まで15分ほどでアクセスできます。行田市総合公園には駐車場もあります。

コース

種目はハーフ・10km・5km・1kmの部があります。いずれもスタート・ゴール地点は古代蓮の里です。

ハーフの部は古代蓮の里から一旦東へ向かい、埼玉県行田浄水場を経て武蔵水路を南下。その後、さきたま古墳公園を駆け抜けて再び古代蓮の里に戻ります。10kmの部は古代蓮の里から南下してから、さきたま古墳公園をめぐり古代蓮の里に戻ります。コースの最新情報は公式サイトをご確認ください。

今回は、さきたま古墳公園だけでなく、この時期にちょうど見頃を迎える武蔵水路の桜並木を走ってみたかったので、あえてハーフの部にエントリーしました。

遠征日程

自宅のある埼玉県さいたま市から行田市までは、電車でも車でも1時間半ほどでアクセスできます。レース当日に現地入りすることも可能ですが、今回は父親も参加するため、マイカーで現地に向かい、さきたま古墳公園に隣接するホテルに前泊しました。

レース前日は14時過ぎにホテルに到着。さきたま古墳公園と博物館を訪れ、古墳群と国宝の鉄剣を見学してきました。ハーフの部では、ちょうど14〜15kmあたりでここを通過します。

レース当日はホテルから会場まで歩いて向かい、レース後は再び歩いてホテルまで戻ります。今回お世話になった「湯本天然温泉ホテル」は天然温泉「茂美の湯」が併設されており、宿泊客なら無料で利用できます。

チェックアウトした後でも正午までなら追加料金がかからないため、レースの後に汗を流してきました。その後「忍城」に寄り道してから15時前に帰宅。同じ県内のマラソン大会だと移動時間が短くて助かります。

スタートラインへ

レース当日は6時半に起床。朝食なしのプランなので、コンビニで買っておいたオニギリ2個を食べました。チェックアウトを済ませ、8時過ぎにホテルを出発。車と荷物はホテルの駐車場に置いておきます。

ホテルから大会会場までの距離は約3km。我々は徒歩で向かいましたが、他の宿泊客は車で行田市総合公園に向かう人もいれば、折り畳み自転車で会場に直行する人もいました。

会場の古代蓮の里には高さ50mの「行田タワー」があり、遠くからでもよく見えます。映画『翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜』を観て知った方も多いのではないでしょうか。

スタート・フィニッシュ地点は行田タワーのすぐ近く。荷物を預けて、トイレを済ませ、スタート10分前にスタートラインに整列しました。最高気温が25℃と聞いていましたが、この時点では暑さは感じませんでした。

レース攻略

ここからはレースの様子を振り返ります。今回は2月の本命レース「さいたまマラソン2024」から1ヶ月以上のシーズンオフ期間を経て挑むレースとなります。記録は狙わずに、4:00〜4:05/kmのペースで走ります。

スタート〜5km(19分6秒)

スタート直後から調子が良くて、最初の5kmはハーフ自己ベストと同じ平均ペース3:45/kmで走りました。後から考えると大幅にバグったペースですが、たまにこういうことをやらかします。コースは住宅地と田んぼを行ったり来たり。ちょうど5kmあたりで行田タワーが見えました。

5〜10km(19分47秒)

7kmまでは好調でしたが、8km以降はガクッとペースダウンしました。まあ自業自得ですね。そこに追い打ちをかけるように日差しが強くなり、どんどんキツくなっていきました。9kmあたりで武蔵水路沿いの遊歩道に入り、桜並木に沿って走りますが、この辺りはまだ3分咲きの状態でした。

10〜15km(20分58秒)

さきたま古墳公園の横を通過し、11kmあたりまで来ると満開の桜並木が続きます。写真を撮っていたらゲストランナーの宇野けんたろうさんに声をかけていただきました。ペースは4:15/kmまで落ちてきて、後続のランナーがひとり、ふたりと自分を追い抜いていきます。

ハーフじゃなくて10kmにすれば良かった…と何度も後悔しながら後半戦に挑みます。さきたま古墳公園に入るとちょうど14km。このあたりは行田市鉄剣マラソンで一番楽しめるところ。しばらく苦しさが紛れました。

15km地点を過ぎると、丸墓山古墳の真横を駆け抜けます。これは強烈なインパクトでしたね。思わず動画を撮りました。

15km〜フィニッシュ(21分38秒)

丸墓山古墳に続き、稲荷山古墳、二子山古墳、将軍山古墳を縫うように走ります。それにしても、ここまで古墳が堪能できるとは、よく考えられたコースだなと感心しました。さきたま古墳公園は観光客で賑わっており、熱い声援にずいぶん励まされました。

ラスト5kmは脚が動かなくなってきたため、腕振りを意識しながらペースダウンを抑えました。それでなんとか4:20/kmをキープ。ラスト1.5kmは古代蓮の里に向かって直線コースを走ります。前方にそびえ立つ行田タワーが目印となり、フィニッシュラインまでの距離感がつかみやすかったです。

ゴールの後で

完走タイムは、ネットで1時間26分3秒、グロスで1時間26分6秒でした。平均ペースは目標どおりの4:05/kmに落ち着きましたが、レース展開の方は3:45/kmから4:20/kmまでペースダウンするポジティブスプリットでした。

同じ平均ペースでも、ペース配分によって疲労感が全然違います。今回のように前半で力尽きて後半で苦しむポジティブスプリットは疲労感が最も高く、レース後もしばらくフラフラした状態が続きました。頭痛も少しあったので、暑さによる軽度の熱中症だったのかもしれません。

レース後半はペースだけでなく気持ちもかなり落ち込んでいましたが、ゴール会場で大会ゲストの増田明美にハイタッチと記念撮影をしていただき、元気をもらいました。

その後、父と一緒に再び3kmの道のりを歩いてホテルに向かいました。行きはウォームアップを兼ねて良い運動になりましたが。帰りはキツかったですね…。次回、マラソン大会にエントリーする際は、交通手段をもっとしっかり考えたほうが良さそうです。

本日の戦利品は、行田市に本社を置く森乳業株式会社の紙パックのジュースでした。行田タワーとのツーショット。

ランニングアイテム紹介

最後に、今回のレースで使用したアイテムを紹介します。

メタスピードスカイパリ

2024年3月に発売されたばかりのAsicsの最速級マラソンシューズ。前作「メタスピードスカイプラス」よりも20g軽くなり、クッションがさらに柔らかくなったことでハンドリングしやすくなりました。

レーシングランナノグリップ

ランニングソックスは、Tabioの「レーシングランナノグリップ」を着用。帝人の超極細繊維「ナノフロント」を採用した生地はグリップ性能に優れ、足とシューズが一体になります。

Enduris Trail Short

The North Faceのハーフパンツ。ウエスト周りに360度ぐるりと配置されたメッシュポケットがあり、スマホ、ジェル、貴重品類がまるっと収納できます。

Enduris Trail Short

The North Faceのハーフパンツ。ウエスト周りに360度ぐるりと配置されたメッシュポケットがあり、スマホ、ジェル、貴重品類がまるっと収納できます。

レーシングボクサーショーツ

アンダーウェアは、滋賀県発のブランドNew Heights.(ニューハイツ)のレース仕様の下着を着用。股ずれせず、快適な走りをサポートしてくれます。

アミノショット パーフェクトエネルギー

ジェルは味の素の「アミノショット」を使用。レース前に1本、8kmあたりでもう1本飲みました。