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【大会】佐渡トキマラソン2025:追い風と向かい風の切り替えがムズい…

2025年4月27日に新潟県の佐渡島で行われた「佐渡トキマラソン2025」を走ってきました。前半は向かい風と戦い、後半は追い風に助けられるもラスト7kmは粘りに粘りました。完走タイムは3時間3分38秒(ネット)。

【大会】佐渡トキマラソン2025:追い風と向かい風の切り替えがムズい…

佐渡トキマラソンとは?

佐渡トキマラソンは毎年4月に新潟県佐渡市で開催されるマラソン大会です。2025年大会で第16回目の開催を迎え、種目はフルマラソンの部、ハーフマラソンの部、10kmの部などがあります。詳しくは大会公式サイトをご確認ください。

スタート・フィニッシュ会場は佐渡島の玄関口、両津港から徒歩圏内の「おんでこドーム」に設置されます。

佐渡島は日本で沖縄に次いで二番目に大きい島です。新潟港から40kmほど西に位置し、フェリーで約2時間半、ジェットフォイルで約1時間で行き来することができます。

今回はマラソンのシーズンオフ期間でしたが、ファンランとして「佐渡トキマラソン2025」のフルマラソンの部に参加してきました。

コースの特徴

コースマップは大会公式サイトから拝借しました。

フルマラソンの部は「おんでこドーム」からスタートしてから両津湾を往復。その後、加茂湖沿いを経由して、折り返し点のある佐渡市役所まで走ります。

折り返した後は途中で「トキの森公園」や「両津郷土博物館」などを経由し、再び加茂湖沿いを走り、最後に「おんでこドーム」でフィニッシュします。

いわゆる激坂はありませんが、アップダウンがちょこちょこあり、高度獲得は実測値で279mでした。

1泊2日のマラソン遠征

今回は自宅のある埼玉県から1泊2日の日程で「佐渡トキマラソン2025」に参加しました。火曜日がゴールデンウィークの祝日のため、月曜日に休めば4連休でのんびりできましたが、仕事の関係で休めず、かなりハードなスケジュールとなりました。

2025年4月26日(土)

レース前日は新幹線とジェットフォォイルを乗り継ぎ、佐渡島まで移動しました。大宮駅から両津港までの移動時間は4時間弱。意外と速くて驚きました。

両津港に昼過ぎに到着したので、旅館でチェックインする前に旅ランに出かけました。両津港から「トキの森公園」まで約10km。お目当てのトキにも会えました。

今回は「佐渡トキマラソン2025」にエントリーしたタイミングが遅かったため、両津港周辺の宿は満室で、唯一予約できたのが椎崎温泉郷にある「夕日と湖の宿 あおきや」でした。

1泊2食付きで18,700円、クーポン利用で16,200円。夕食にはズワイガニが丸ごと1匹ついてきました。

2025年4月27日(日)

レース当日のスケジュールはこんな感じ。

  • 06:45 起床
  • 07:00 朝食
  • 09:00 旅館を出発
  • 09:40 スタートブロック整列
  • 10:00 スタート
  • 13:03 フィニッシュ
  • 14:35 両津港発(ジェットフォイル)
  • 16:30 新潟駅発(上越新幹線)
  • 18:40 帰宅(埼玉)

翌日の月曜日は仕事があるため、レースの後は14時半に両津港を出発するジェットフォイルに乗り、埼玉の自宅まで戻りました。

スタートラインへ

レース当日は朝7時に旅館の朝食をいただきました。

そして、フルマラソンを走る時のルーティンである「モルテンドリンク」も飲んでおきました。これを飲んでおくと、後半戦が楽なんですよね。

前泊した旅館から会場までは1.5km。リュックを背負って歩いて移動しました。

会場では荷物を預けるのですが、ビニール袋に入れてテニスコート内に自分で置くスタイル。受け取りの時はビブスの番号と称号しますが、預け入れの時はテニスコートの出入りを監視している人はおらず、ちょっと不安でしたね。

佐渡トキマラソンは給水所でのゴミを減らすために「マイカップ」の使用を推奨しています。こちらは参加キットに同梱されていたオリジナルカップ。給水所では自分でコップに水を入れるスタイル。

スタート15分前にスタートブロックの整列が締め切られます。今回、スタート時に号砲が上手く鳴らず、定刻の1分後にスタートしました。ちなみに2回目も鳴らなかったんですよね。

レース攻略

ここからはレースの様子を振り返ります。今回はシーズンオフということで記録は狙いませんが、3時間以内に完走(サブ3)したいな…という希望はありました。

しかしレース当日は風が強く、スタート時で風速7m、最大風速15mの予報でした。さらに天気が良くて最高気温は16℃。とりあえずスタート直後の様子を見て目標タイムを決めます。

最初の5kmは両津湾沿いの直線コースを往復します。風はそれなりにありますが、サブ3ペースで順調に走れています。

ところが進路を変えて西へ向かうと、向かい風をモロに受けるようになり、心が折れました。折り返し点の19kmまでこれが続くわけですから、無理すると後半で必ずバテるな…と思いました。というわけで折り返し点まで4:25〜4:30/kmで巡航。

折り返し点の後は案の定、追い風に助けられて楽に走れました。というわけで再びサブ3ペースに復帰。でも時折、方向転換するとブワーッと向かい風のアタックを受けるんですけどね。途中、見慣れた道を走っていると思ったら、前日に訪れた「トキの森公園」の前を通過。

30kmあたり(たぶん)で前方から太鼓の音が聞こえてきました。近づくと、沿道で鬼太鼓が応援してくれました。

32km地点で両津郷土博物館の前をUターンします。両津の観光名所をめぐるようにコースが設計されているようです。

33km以降は加茂湖の周りを反時計回りで走ります。湖畔スレスレを走れるので気持ちよかったですね。ただし、ここでも進路が変わると追い風から向かい風に変わり、体力を消耗しました。

37kmあたりで往路のルートと合流します。ここからがキツかったですね。でも腕振りを意識してペースダウンしないよう粘りに粘ります。

そして、なんとかフィニッシュ地点まで戻って来られました。

レース総評

完走タイムはネットで3時間3分38秒、グロスで3時間3分43秒でした。前半は結構ペースを下げており、3時間10分台をギリギリ切れるかな…と思っていましたので悪くないタイムです。参考までにStravaの記録を載せておきます。

シーズンオフ期間とはいえ、フルマラソンを走るからには「サブ3を狙いたい」という気持ちはあります。今日もガチで勝負すれば、もしかしたら3時間切れたかもしれません。でも、同時に失うものも多く、回復するまでに3〜4週間かかり、トレーニング期間が削られてしまうでしょう。

今回は無理しなかったため、身体へのダメージは最小限に抑えられました。来週からトレーニングを再開します。

ゴールの後で

本日の戦利品はこちら。スポーツタオル、お餅(2切)、ザバス、炊き立てごはん引換券。

ちなみに炊き立てごはん引換券は、参加賞でもらったグルメ引換券(500円相当)と一緒にランチ代に充てました。

それがこちら。ごはんとモツ煮込み。ごはんは茶碗1.5杯分ぐらいありました。

ランニングアイテム紹介

最後に、本日のレースで使用したランニングアイテムを紹介します。ページの下、関連記事にレビュー記事へのリンクを載せておきます。

冬のレースと違って身軽ですよね。シャツは先日買ったばかりのMizunoの「ドライエアロフローTシャツ」、パンツは収納力に優れたThe North Faceの「エンデュリストレイルショーツ」を着用。キャップはPatagoniaの「エアシェッドキャップ」、ソックスはTabioの「レーシングランプロ5本指」です。

そしてランニングシューズは、先日買ったばかりのNikeの「ヴェイパーフライ4」を着用。実際にフルマラソンを走った感想としては、先日更新したレビューから変わらないですね。クッションは素晴らしくて、最後まで脚が持ちました。でもアッパーはやっぱりヒール周りのフィット感がイマイチでミリ単位でズレを感じてストレスになりました。

今回、エナジージェルはVitas(バイタス)の「AMINO4 ENERGY」というものを新たに使ってみました。フレーバーは、グレープフルーツとヨーグルト。個人的にヨーグルトが好きでした。さらに定番の「アミノサウルス」のカフェイン入りも3袋目に摂取しました。