自費レビュー|タビオ レーシングラン プロ 5本指

マラソンブロガーのtomoです。

タビオの高機能ランニングソックス「レーシングラン プロ 5本指」を紹介します。

従来の人気モデル「レーシングラン 5本指」よりも薄くて軽いのに耐久性が向上。主な特徴は以下の通りです。

  • 足指までフィットする立体製法
  • アーチサポート機能を搭載
  • 足裏の滑り止めににシリコンラバーを採用
  • 耐久性に優れた2層構造
  • 定価は税込1,980円

ハーフ・フルマラソンの本命レースにおすすめです。「tomo」はこれを履いてフルマラソンをサブ3で完走しました。

今回紹介する「タビオ レーシングラン プロ 5本指」は以下の通販サイトから購入できます。

目次と内容

最上位ランニングソックス

タビオ(Tabio)は大阪府大阪市に本社を置く靴下専門のメーカー。機能性と耐久性に優れた靴下づくりに定評があります。

「靴下屋」や「Tabio」というショップを全国で400店舗以上展開しており、デパートやショッピングモールで良く見かけます。

近年はランニングソックスの企画・開発にも力を入れており、同社の「TABIO SPORTS RUNNING」シリーズはマラソン・トレイルランナーに支持されています。

ちなみに「tomo」は、2018年に「長野マラソン2018」のエキスポ会場で出会って以来、タビオのランニングソックスの大ファンです。

今回紹介する「レーシングラン プロ 5本指」は、「TABIO SPORTS RUNNING」シリーズの最上位モデル。主な特徴は以下のとおりです。

  • 足指までフィットする立体製法
  • アーチサポート機能を搭載
  • 足裏の滑り止めににシリコンラバーを採用
  • 耐久性に優れた2層構造
  • 定価は税込1,980円

下位モデルの「レーシングラン 5本指」を4年ほど愛用していますが、「レーシングラン プロ 5本指」は「プロ」の名にふさわしい機能性と履き心地が実感できます。

普段のトレーニングからトラック競技、ハーフ・フルマラソンのレースにおすすめです。

「富山マラソン2022」ではこれを履いて2時間54分52秒で完走。靴擦れやマメなどもなく、完走した後の足の状態も良好です。

レーシングランとの違い

ここで「レーシングラン プロ」と「レーシングラン」の違い見てみましょう。比較しやすいように、基本スペックを表にまとめました。

レーシングラン プロレーシングラン
主な用途トラック、トレーニング、ハーフ、フルトラック、トレーニング、ハーフ、フル、ウルトラ、トレイル
タイプ5本指5本指、ノーマル
重さ(片足実測値)21g25g
構造2層構造(ポリエステル+ナイロン)1層構造(ポリエステル)

以下の写真は左が今回紹介する「レーシングラン プロ」、右が「レーシングラン」です。

「レーシングラン プロ」は「レーシングラン」の進化版です。薄めの生地厚でありながら、サポート性能と通気性が充実。外側にナイロンを使った2層構造にすることで耐久性も高まりました。

一方で「レーシングラン プロ」は5本指タイプしかないため、5本指が苦手な方は「レーシングラン」のノーマルタイプが選択肢に入ります。

また、ウルトラマラソンやトレイルランニングなら厚めの生地厚の「レーシングラン」の方が適しています。

デザインとスペック

それでは「レーシングラン プロ 5本指」を詳しく見ていきましょう。

まずは機能面をチェック。

土踏まずの部分にはタビオの特許技術を用いたアーチサポート機能を搭載し、足の形にピタリとフィットする立体製法を採用。

最も摩擦が大きいカカトとフォアフットの部分は吸汗速乾性・消臭性に優れた素材とナイロン素材の2層構造にすることで耐久性を高めています。

そして足裏には柔らかさとグリップ性能を両立させたシリコンラバーを配置。

素材は、ナイロン40%、ポリエステル28%、綿18%、デオセル8%、ポリウレタン6%。ナイロンが全体の4割を占めています。

ちなみに「レーシングラン」はナイロン7%、ポリエステル34%、綿46%、デオセル7%、ポリウレタン1%なので、素材からして両者はまったく別物です。

左右独立構造。以下は上から見た様子です。

反転させた靴底の様子。

つま先の部分。足指とフォアフットの部分がメッシュになっています。

足首周りにもメッシュを採用し、通気性を高めています。

足裏のつま先部分には指1本にシリコンラバーを配置する徹底ぶり。

土踏まずの部分はキュッと締まってアーチをしっかりサポートしています。

サイズ感

「レーシングラン プロ 5本指」のサイズ展開は以下のとおり。

  • 21.0〜23.0cm
  • 23.0〜25.0cm
  • 25.0〜27.0cm
  • 27.0〜29.0cm

「tomo」のランニングシューズのサイズは25.5〜26.0cmですが、ランニングソックスもそれに近いサイズを選びます。

今回は25.0〜27.0cmを選びましたが、足の形に無駄なくピタリとフィットしました。

履いてみた感想

ここからは実際に「レーシングラン プロ 5本指」を履いてみた感想をまとめます。

隙なしピタリフィット

「レーシングラン」と同様に「レーシングラン プロ」は足の形にピタリとフィットします。靴下専業メーカーの技術力は半端ないですね。

特に足裏部分のフィット感は芸術的と言えるほど快適です。足指のラインも美しい。

通気性抜群

足指の部分にもメッシュ素材を使うことで、フォアフット全体の通気性を高めています。

足首周りにもメッシュ素材。足指と足首のメッシュは「レーシングラン プロ」にしかない機能ですね。

気温が低くても長時間走り続けるとシューズの中は蒸れるので、ハーフ・フルマラソンで使うなら通気性が高いモデルがおすすめです。

ただ、冬は走り始める時だけ寒く感じると思います。

レーシングランの上位互換

「レーシングラン」は4年ほど愛用してきましたが、他のレース用ソックスに比べると「ちょっと生地が厚いな」と感じていたので、「レーシングラン プロ」によって不満ポイントが解消されました。

「レーシングラン プロ」は生地が薄くなったにも関わらず、性能はむしろ向上しています。5本指が苦手でなければ「レーシングラン」から「レーシングラン プロ」に乗り換えしない理由が見つからないですね。

というわけで今後は「レーシングラン プロ」を使います。

サブ3にも使える

「富山マラソン2022」では、これを履いてフルマラソンを走りました。シリコンラバーのおかげで靴擦れはなく、ピタリとフィットした薄手の生地のおかげで水ぶくれやマメは一切ありません。

レース中の快適性は言うまでもないですが、レース後の快適性もランニングソックスを選ぶ重要なポイント。今回はフルマラソンをサブ3で完走した後も足の状態が良好です。

おまけ

5本指タイプが苦手なランナーは「レーシングラン プロ」は選択肢から外れると思いますが、実は同じレーシングランのシリーズで「レーシングラン ナノグリップ」というモデルがあります。

帝人の超極細繊維「ナノフロント®︎」を採用したモデルで、上で紹介した「レーシングラン プロ」や「レーシングラン」とは全くの別物。

こちらはノーマルタイプと5本指タイプが選べます。シリコンラバーは配置せず、生地自体にグリップ性を持たせているのが特徴です。

「新潟シティマラソン2022」ではこれを履いてフルマラソンの自己ベストを更新しました。

1秒でも速く走りたいレースで使うなら、「レーシングラン プロ」と「レーシングランナノグリップ」はどちらもおすすめです。

今回紹介した「タビオ レーシングラン プロ 5本指」は以下の通販サイトから購入できます。

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