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【レビュー】メタスピードソックス:耐久性がヤバくてレースで使えない!

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【レビュー】メタスピードソックス:耐久性がヤバくてレースで使えない!

2025年2月に発売されたAsicsの「METASPEED Apparel」。メタスピードの名前を冠しているからには、最高峰のランニングアイテムってことですよね。個人的に最も気になった「メタスピードソックス」を購入したので、早速レビューしたいと思います。

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メタスピードアパレル始動

メタスピードはAsics最速のマラソンシューズ。2025年2月時点では、シリーズ3代目となる「メタスピードエッジパリ」と「メタスピードスカイパリ」が最新モデルとなります。

Asicsはシューズだけでは飽き足らず、2025年2月に「メタスピード」の名を冠する「メタスピードアパレル(METASPEED Apparel)」を立ち上げました。コンセプトは、自分史上最速を目指すアスリートを「全身でサポート」すること。

メタスピードアパレルのラインアップは次のとおり。

  • シングレット
  • タイツ
  • ベースレイヤートップ
  • アームスリーブ
  • カーフサポート
  • ソックス

個人的に気になったのはタイツとソックスでした。しかし既にAsics最高峰のタイツ「Motion Muscle Support スピードタイツ」を持っているのと、「メタスピードタイツ」はポケットが付いていないことから購入を見送りました。

一方で「メタスピードソックス」は本命レースにも使えて、「メタスピードエッジパリ」「メタスピードスカイパリ」とも相性が良さそうだったので迷わずに注文しました。

メタスピードソックスの特徴

というわけで、早速「メタスピードソックス」を詳しく見ていきましょう。主な特徴は次のとおり。

  • 丈はアンクル(短)とクルー(長)が選べる
  • つま先との中足部分には和紙の糸を採用
  • 足裏前足部にはグリップ性に優れた糸を使用
  • 定価は2,860円

パッケージはグローバル展開を見据えているのか全て英語で表記されていました。

構造が結構複雑で、足の甲の部分は通気性に優れた薄手のメッシュ、つま先と足裏中足部には和紙の糸で作った生地、そして足裏前足部にはグリップ性に優れた生地を配置し、機能の異なる生地を戦略的に使い分けています。

丈は短い「アンクル」と長い「クルー」が選べます。今回は「クルー」を選びました。立体的な作りですが、意外にも左右共通仕様でした。

最上部のゴムの部分には「METASPEED」の文字が配置され、内側にサイズ表記(M)がありました。

近づいて見ると、かなり複雑な構造をしているのが分かります。この手の靴下を作るには高度な縫製技術が必要になりますが、どこの工場で作られたのか気になりますね。

高品質・高機能なランニングソックスといえばTabio、Footmax、RxLあたりが有名ですが、いずれも老舗の靴下メーカーで特許技術も多数持っています。

ただ、一ヶ所だけ糸が飛び出しており、糸クズではないのでハサミできれいにトリミングしました。個体差はあるのは理解していますが、Asics最高峰のソックスなら、最後の品質チェックも徹底して欲しかったですね。

サイズとフィット感

「メタスピードソックス」のサイズ展開は、S(23~25cm)、M(25~27cm)、L(27~29cm)の3サイズ。アンクル丈・クルー丈共通です。自分はシューズのサイズが25.5〜26.0cmですし、ランニングソックスも大体ここに収まるサイズを履いているので、今回はMサイズを選びました。

足を入れてみると、アキレス腱や土踏まずのカーブが美しくピタリとフィットしました。ただし、つま先は左右共通仕様ということもあり、無駄なスペースが出来てしまいますね。つま先以外は文句なしのフィット感です。

ファーストインプレッション

ここからは実際に「メタスピードソックス」をランニングで履いてみて、気づいた点を忖度なしでコメントしていきます。

快適な履き心地

全体的に程よい着圧で履き心地が快適です。特に中足部〜カカトにかけてのフィット感が素晴らしいですね。通気性も高く、蒸れにくいのがありがたいです。ただ、やっぱりつま先周りはタブついて、違和感ありますね。

グリップも良い

個人的に1番気に入ったのが足裏前足部のグリップ性能。滑り止めを配置するのではなく、滑りにくい生地を縫い込んでいるので、快適な履き心地と優れたグリップ性を上手く両立しています。ランニング時もグッといい感じにグリップが効いてきます。

耐久性はかなりヤバそう…

最初はかなり好印象だったのですが、なんと1時間強のランニングで1回履いただけで足裏のつま先部分が崩壊しはじめていました…。正確には、つま先と中足部の結合部分ですね。糸が飛び出しまくって、横に引っ張ると内側が透けて見えます。

さらに購入時に糸が飛び出ていた部分は、きれいにトリミングしたにも関わらず、また糸が飛び出していました。これはいくら何でもひどく無いですか…。よく見ると、こちらも異なる生地の結合部分ですね。

レースで履こうと思ったけれど

Asics最高峰のランニングソックスで「メタスピード」との相性も良さそう…。実は来週の本命レース「大阪マラソン2025」では、まさにこの組み合わせで走るつもりでいましたが、この耐久性では使えません。

たった1時間走ってこの状態ですからね。3時間も走ったら完全に崩壊してしまうのでは、と思ってしまいます。まあしばらく練習で履き続けて様子を見ます。

異なる生地を使い分けているのは良いととて、それらを結合するには高い縫製技術が必要になります。「メタスピードソックス」にはそれが無かったというわけですね。

評価まとめ

Asicsの「メタスピードソックス」の良い点、気になる点は次のとおり。

良い点

  • 中足部からカカトにかけてのフィット感が素晴らしい
  • 通気性が高く、蒸れにくい
  • 前足部のグリップ性能が秀逸

気になる点

  • 品質・耐久性に難あり
  • 左右共通仕様でつま先のフィット感が微妙

ここで言う「耐久性に難あり」は、正直商品として販売して大丈夫なの?というレベルでして、良い点をすべて打ち消しています。個体差があるのかもしれませんが、個人的には期待していただけにAsicsに裏切られた気持ちでいっぱいです。

レースで使うランニングソックスなら、やっぱり長年愛用しているTabioが安心ですね。

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