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【レビュー】Asics ゲルカヤノ31:ゲルニンバス化したゲルカヤノ。買うなら30

今回紹介するのは「ゲルカヤノ31」というAsicsのジョグシューズの人気モデルです。発売日当日にアシックスのオンラインストアで購入し、前作の「ゲルカヤノ30」や兄弟モデルの「ゲルニンバス26」との比較も含めて詳しくレビューします。

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目次と内容

ゲルカヤノ31の特徴

Asicsの「ゲルカヤノ31(GEL-KAYANO 31)」は、1983年の発売から30年以上ランナーに支持されているゲルカヤノ・シリーズの31代目モデルです。主な特徴は次のとおり。

ソール
FF BLAST PLUS ECO、PureGEL
アッパー
メッシュアッパー
定価
20,900円
発売
2024年7月

自分はゲルカヤノ・シリーズを29代目モデルから愛用しています。前作「ゲルカヤノ30」が2023年7月に発売されてから、ちょうど1年後に「ゲルカヤノ31」が発売されました。今回も発売日当日にアシックスのオンラインストアで注文しました。

ミッドソール

ミッドソールには24%が植物由来のクッション材「FF BLAST PLUS ECO」を搭載。カカトの部分位は衝撃吸収性能に優れた「PureGEL」を採用し、従来の「GEL」よりも65%柔らかく、10%軽いクッショニングを実現しています。また、前作からは初採用された「4Dガイダンスシステム」も継承しています。

アウトソール

中足部にはグリップ性能の高い「ASICSGRIP」、つま先・カカト部には耐摩耗性に優れた「AHARPLUS」を組み合わせた「HYBRID ASICSGRIP」を採用しています。

アッパー

通気性に優れたメッシュアッパーを採用。足首周りは2層構造になり、プルタブが付いたことで着脱しやすくなりました。

重さ

メンズのワイドモデル25.5cmは実測値で289gでした。前作「ゲルカヤノ30」のワイドモデル25.5cmは283gでしたので、僅かながら重量が増えています。

ゲルカヤノ30との違い

前作「ゲルカヤノ30」と新作「ゲルカヤノ31」の基本スペックを以下の表にまとめました。参考までに「ゲルカヤノ26」の情報も付け加えておきます。

ゲルカヤノ31ゲルカヤノ30ゲルニンバス 25
発売2024年7月2023年7月2024年1月
定価20,900円19,800円19,800円
ミッドソールFF BLAST PLUS ECO、PureGELFF BLAST PLUS ECO、PureGELFF BLAST PLUS ECO、PureGEL
アッパーメッシュアッパーニットアッパーニットアッパー

上の写真は左が「ゲルカヤノ31」、右が「ゲルカヤノ30」です。新作の主な変更点はミッドソールのカカト部がアップデートされ、アッパーがニットからメッシュに変わっています。また足首周りが2層構造になり、プルタブも追加されました。

靴底は新作の接地面積がやや狭くなった印象。「HYBRID ASICSGRIP」の配置パターンも若干変わっているのがわかります。

一方で、上の写真は左が「ゲルカヤノ31」、右が「ゲルニンバス26」です。「ゲルカヤノ31」をパッと見た時の雰囲気は、前作「ゲルカヤノ30」よりも兄弟モデル「ゲルニンバス26」の方が似ていませんか?特にアッパーの部分が。

サイズとフィット感

「ゲルカヤノ31」は人気シリーズだけあってバリエーションが豊富。通常タイプに加えて、幅広のエキストラワイド(EXTRA-WIDE)モデルと幅狭のナロー(NARROW)モデルも選べます。サイズ展開は次のとおり。

  • メンズ:24.5-29、30、31-32cm
  • レディース:22.5-26.5cm

自分の場合、ランニングシューズ選びでは通常タイプなら26.0cm、ワイドモデルなら25.5cmがジャストサイズになります。前作同様に「ゲルカヤノ31」はワイドモデル25.5cmを選びましたが、足指周りのスペースを含めて余裕を感じます。

安定の4Dガイダンスシステム

前作から引き継がれた「4Dガイダンスシステム」は健在。「ゲルカヤノ31」は、カカト部分から中足部にかけて内側に広がりを持たせた構造になっており、疲労時に足が倒れ込むのを防ぎます。

ソールは接地面積が非常に広く、直立時でも走行時でも高い安心感・安定感を実感します。この種の安心感・安定感は一昔前ならHokaのシューズでしか味わえませんでしたが、「ゲルカヤノ30」から急にHokaっぽくなりました。

雲のように柔らかいクッション

ちょっと意外だったのはクッション。前作は推進力が損なわれないクッショニングでしたが「ゲルカヤノ31」は柔らかさが増し、どこかフワフワした印象を受けます。まるで雲(=ニンバス)のようなクッション…。個人的には柔らかすぎないクッションが「ゲルカヤノ30」のお気に入りポイントでしたので「ゲルカヤノ31」のアップデートは残念です。

それでも安定感はありますが、クッションが柔らかすぎると「4Dガイダンスシステム」の真価がフルに発揮できないのでは?とも思います。

アッパーがメジャーアップデート

一方でアッパーの変更点は好印象でした。ニットからメッシュに変わり、通気性が高まった実感はそこまでありませんが、雨に濡れた時の重さが全然違います。ニットだと水を吸い込み不快に感じますが、メッシュだとそこまで水を吸い込みません。

アンクルパッドの柔らかさとホールド感は「ゲルカヤノ30」の良い部分を引き継ぎ、さらに二層構造にすることでプロテクションを高めています。プルタブも無いよりはあったほうが便利です。

ゲルニンバス化するゲルカヤノ

ランニングシューズとしての完成度は高いものの、個人的には柔らかくなったクッションがどうしても気になります。「ゲルカヤノ31」を単体で所有しているのであれば、そういうものだと割り切れるのですが…。「ゲルカヤノ30」の良さが失われ「ゲルニンバス26」との違いが分からなくなってきた、というのが正直な感想です。

耐久性の定点観測

こちらは後日アップデートします。

総合評価:そこそこ満足

Asicsの「ゲルカヤノ30」を購入してそこそこ満足しています。ジョギングシューズとしての完成度は文句なしに高いと思います。ただしクッション重視なら兄弟モデルの「ゲルニンバス26」、推進力重視なら前作の「ゲルカヤノ30」で十分なので、新作シューズとしての存在意義が曖昧です。

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※当ブログは広告を利用していますが、紹介するランニングアイテムはすべて自費で購入しています。